ビットコインとは?仮想通貨の概念を変えたはじまりの通貨

ビットコイン

ビットコインとは?仮想通貨の概念を変えたはじまりの通貨

はじまりの仮想通貨

ビットコインは、今ある仮想通貨の起源といえます。

ビットコインが普及するまで「仮想通貨」という言葉から連想されるものは、オンラインゲーム等で使われるゲーム内の通貨であったり、Suicaなどの交通系ICに代表される電子マネーであったりしました。

しかし、ビットコインが誕生したことにより、今の仮想通貨の姿が生まれました。

今の仮想通貨の特徴のスタート

今の仮想通貨の始まり
  • 管理主体がない
  • 匿名性がある
  • 送金や支払ができる

上記のような仮想通貨のステレオタイプは、そのほとんどがビットコインの特徴から作られたものです。

そのビットコインの特徴は大きく分けて3つあります。

1つ目は、コインの量に上限があること。

ビットコインは2100万枚を上回って発行されないようになっています。

そもそも、ビットコインは円やドルなどの現行の通貨と違って通貨の供給量を管理する発行元がなく、あらかじめ2100万枚しか発行しないというようにプロトコルが組まれています。

そのため、ビットコインは原理上インフレすることがなく、発行・管理主体がなくとも貨幣としての信用が得られます。

2つ目は、世界中の誰から誰へも、基本的に即時に無料で送金ができます。

ビットコインのアドレスさえ指定すれば、だれにでも送ることができます。

また、ブロックチェーンを利用しているため、ブロックの認証時間である10分間程度で送金でき、手数料もほとんどかかりません。

3つ目は、P2Pネットワークを利用している点です。

これにより、セキュリティの維持や莫大なデータ処理のためのサーバー管理費といったコストがかかる発行・管理主体を必要とせずに、ビットコインを維持できます。

【初心者向け】ビットコインの取引所を選ぶ4つのポイント

2018.09.07

ビットコインキャッシュは儲かる?ビットコインより優秀な仮想通貨の正体

2018.09.06

【コインチェックの裏話】怪しい会社?再開は?使っても安心?

2018.08.30

【チャートで徹底解説!】ビットコインの価格推移と買い時の見極め方

2018.08.24

<仮想通貨で副業>1日たったの3分!今すぐお小遣いを稼ぐ簡単な方法

2018.08.24

似ているものはあってもビットコインとは違う

それまでの仮想通貨から連想されていたオンラインゲーム内の通貨や電子マネーとの違いも見ておきましょう。

  • ゲーム内貨幣との違い仮想通貨もゲーム内の貨幣と同様にビットコインが使える場所でしかモノやサービスの売買はできません。

しかし、ゲーム内の貨幣は運営会社が作りユーザーを囲い込むことで運営会社が利益を上げることを目標にしていることに対し、ビットコインは世界中で日常生活に「使える」ようにすることを目指すという経済活動の円滑化を目標にしています。

  • 電子マネーとの違い電子マネーとビットコインは、電子的な決済をするという点では同じです。

しかし、電子マネーは既存の通貨(Suicaなら円)をチャージして使う特性上、実態は円のやり取りですが、ビットコインはあくまでビットコインでのやり取りであるという点で大きく違います。

ビットコインの始まり

ビットコインの始まり

述べてきたように、今の仮想通貨の概念を作ったのはビットコインですが、そのビットコインはどのように生まれたのでしょうか?

ビットコインの概念が生まれたのは2008年。

サトシナカモトと名乗る謎の人物が論文を公表したことで始まりました。

そして、その数か月後、有志のエンジニアチームがその論文をもとにビットコインを実現化し、リリースされました。

価値が認められていく

認められていくビットコインの価値

ただ、それだけではビットコインは生まれただけで実際に貨幣として価値を持ちません。

ビットコインが通貨として実際に価値を持っていくための最初のステップが3つあります。

1つ目は、ビットコインに価格が設定される段階。1BTCがいくらかを設定することですね。

サトシナカモトが論文を発表してから約11ヵ月後、New Liberty Standardにより1BTCをマイニングするのにかかる電気代をもとに設定され、売りに出されました。

2つ目は、ビットコインが実際に現行の貨幣と換金される段階。

ビットコインの価格が設定されて1週間後にはNew Liberty Standardにより換金されました。

これにより、設定された1BTCあたりの値段が現行の貨幣のように価値を持つことが社会的に認識されたといえます。

3つ目は、ビットコインが実際に使われて商取引が成立した段階。

ビットコインが現行の貨幣から換金されてから約半年後に、1万BTCとピザ2枚が交換されました。

ビットコインが実際に貨幣のように使うことができることが社会的に認められたといえます。

ビットコインの価値の高まり

ビットコインの価値の上昇

ビットコインが価値を持つことが社会に認められ始めると、1BTCあたりの価格は高騰していきました。

ビットコインの歴史を見たときに、大きく世間にビットコインの価値が知らしめられたことが2つあります。

1つ目は、大手米ニュース雑誌『TIME』にビットコインの特集が組まれたことです。

大手のメディアに仮想通貨が取り上げられたのはこれが初めてです。

TIMEに取り上げられた後、最初といわれるビットコインバブルが起こり、\97から\1489になる程でした。

2つ目は、違法サイト「シルクロード」でビットコインが決済の手段が使われたことです。

ビットコインを使うことで、政府や銀行の関与がない環境で誰でも、手数料なく、即時に取引ができたのです。

「シルクロード」のような違法取引を扱うものにとって最高の決済手段であったのです。

そして、FBIによって「シルクロード」が取り締まられ、それが報道されることで民間にもビットコインの利便性が示されました。

これらのように、社会にビットコインの価値が示されることでビットコインの価格は高騰していき、社会に認められていくようになりました。

すぐ解決されていたバグもあったが…

ビットコインのバグ

実はビットコインは誕生当初とは全く変わっています。

というのも、実装当初のビットコインには脆弱なところがあり、修正を繰り返しているためです。

また、ビットコインだけではなく、ビットコインを取り扱う取引所に問題が起きたこともあります。

そういった問題により、ビットコインの信用が下がってしまいます。

いくつか今までに起きた問題を上げましょう。

1番最初に起きた問題は、ビットコインのバグから生まれました。

ビットコインの脆弱性を突かれて1,840億BTCが偽造されたのです。

ビットコインの上限発行数が2100万枚である以上、ありえない数字です。

ビットコイン史上最悪の事件でしたが、迅速な開発チームの修正対応によりほぼ影響なく終わりました。

ビットコイン自体のバグは他にもあります。

ビットコインはブロックチェーンを利用しています。

このブロックチェーンが分岐したときにメインのチェーンではなくなった方の取引情報が消えてしまいます。

そういったことにならないようにはならないようにビットコインでは防止策をとっていますが、バグで分岐してしまったことがありました。

すぐにバグ修正され事なきを得ました。

ビットコイン取引所で起きた事件取引所のリスクも考えられます。

2014年までは世界最大規模のビットコイン取引所だったマウントゴックス社では、セキュリティ面に問題があり、ハッキングにあったり、ユーザー、マウントゴックス社ともに多額のビットコイン盗難にあい、総額114億円相当の損失を受けたりしました。

また、CEOによる横領の疑惑もあり、取引所だけでなく仮想通貨全体への信用が下がる事件がありました。

取引所のセキュリティ問題による事件は他にも多々あります。

このように、ビットコインはその信用を失うような事件に度々あってきましたが、その都度改良され、現在まで使われています。

現在のビットコインが抱える問題

ビットコインの問題点

ビットコインは現在、大きく分けて2つの課題があります。

スケーラビリティ問題

「スケーラビリティとは、システムの規模(スケール)の変化に柔軟に対応できる度合いのことである。」IT用語辞典バイナリより。

ビットコインの10分間に処理するデータ容量は1MBしかありません。

ビットコインは利用者が増えすぎたために取引量も増大してしまい、10分間の取引データ量が1MBを上回り、ブロックに格納できなくなってしまいました。

そのため、いつまで経っても取引が承認されないという問題が起きています。

それだけではありません。

この問題により、ビットコインの特徴である送金手数料の安さも消えているのです。

ビットコインの取引処理は払われる手数料が高い順に行われます。

そのため、混雑しているブロックで優先的に処理してもらうために手数料が高騰してしまうという問題もあります。

 

51%問題

これはマイニングするための計算力を一定以上コントロールすることでビットコインの改ざんが可能になってしまう問題です。

現在、ビットコインのマイニングの約7割が中国の複数の企業によって行われています。

もしも、それらの中国の企業が手を組んでしまうと、ビットコインは改ざんされてしまう危険があるのです。

また、そのように現状は中国の企業にマイニングを独占されてしまっています。

これでは、個人のマイニングはできずビットコインが持つ非中央集権の特徴に反します。

こういったビットコインの将来に関わるリスクがあるのです。

分裂してしまうビットコインこういった問題に対し、ビットコインのコミュニティ内で解決策が考えられます。

しかし、コミュニティ内でその解決策が分かれることがあります。

そういった時にビットコインは分裂します。

例えば、スケーラビリティ問題に対しては、ブロックの容量を増やす解決策をとるのかブロックのデータを圧縮する解決策をとるのかという2策で分裂しました。

その結果、ビットコインはブロックのデータを圧縮する策をとりました。

しかし、ブロックの容量を増やす策を推す派閥は消えず、ビットコインキャッシュというビットコインの派生コインが作られました。

このようにビットコインの問題はありつつも現在進行形で対応・修正されています。

ビットコインまとめ

ビットコインまとめ
  • ビットコインが今の仮想通貨の概念を作った
  • ビットコインは価値を認められることで価格が上がっていった
  • ビットコインは問題を抱えてはいるが、修正され進化を続けている
  • ビットコインの改善案を巡ってビットコインの派生コインが生まれることがある

一番古い仮想通貨ともいえるビットコインですが、今まで問題にあたっても無事解決しています。現在、抱えている問題も解決することを期待しています。