2018年末といえば、仮想通貨投資家にとってかなり厳しい時期でした。
ビットコインキャッシュはハードフォークし、最終的にオーストラリアのビットコイン開発者Craig Wrightが承認した通貨であるビットコインSVが生み出されました。
その間ビットコイン価格は下落し、その後翌年の4月まで価格回復の兆しは見えませんでした。
もうすぐ2019年末になり、これらのイベントから1年が経過しようとしています。
ビットコインの価格は今後どうなるのでしょうか。
ビットコイン:相変わらず予測不能
ビットコインは10月21日時点で。過去24時間で価格が86万円から89万円まで上昇しています。
これは良い兆候といえますが、実際にはあまり意味がありません。なぜならビットコインは約4週間、このパターンに従っているからです。
出典:TradingView
この動きを踏まえてCryptonews.comは、「今後の残りの週に何が起こるかを知る方法はありません」と結論づけています。
リップル(XRP)が今月の注目銘柄
リップル(XRP)は今月最大のプレーヤーであり、数週間ぶりに30円台で取引されています。
ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインは引き続き苦戦していますが、リップルベースの通貨は多くのデジタル競争をしのいでいます。
NEM VenturesのアドバイザーであるNicholas Pelecanosは次のようにコメントしています。
仮想通貨市場の全体の取引量は徐々に減少しているため、トレーダーは仮想通貨市場全体の傾向が明確になることを待っていますが、現在は6月の最高値から46%も減少しています。
XRPはこの1週間で素晴らしい反発を見せていますが、XRPも減速し始めています。
なぜ仮想通貨市場は低迷しているのか?
Nicholas Pelecanosは、仮想通貨で突然価格が下落する理由はいくつかあると言います。
一つには、米国と中国の関係が改善しはじめていることがあげられます。そのため、仮想通貨は2019年夏ごろに喧伝されていていた「安全資産としての天国」としてもはや見られていません。
さらに、主要な競争相手として考えられていた新しいFacebook通貨であるLibraの計画はスムーズに進んでおらず、ビットコインやほかのアルトコインも同様に低迷しています。
ビットコインETFが不承認となり悲観ムードがただようなか、年末にかけて仮想通貨市場が今後どうなるのか注目です。