イーサリアム(ETH)はコロンビアで浸透しつつあります
南アメリカは、ビットコインおよび仮想通貨の天国であることが証明されています。たとえば、ベネズエラなどの国では、自国の通貨がインフレやその他の経済的影響を受け、不要なものとなってしまっています。多くの人がダッシュやビットコインなどの暗号通貨に頼って、食べ物や衣服などの日用品を購入しています。他方で、ベネズエラ政府は支援の面では遅れをとっています。
たとえば、ベネズエラのニコラス・マデューロ大統領は最近、ペトロという仮想通貨を導入しました。ペトロは、国の多くの石油埋蔵量をベースとした国家の仮想通貨です。通貨のホワイトペーパーには、これらの石油埋蔵量に関する言及はなく、多くの人々はこの概念が誤っていると信じています。さらに、マドゥロは、ベネズエラの経済に、国の失敗したボリバル通貨ではなくペトロ単位で労働者が支払われるようにする計画を実行しようとしました。
しかし残念ながら、この計画は成功しませんでした。記者会見で、ペトロは非常に多くの論争を巻き起こし、トランプ大統領は米国内でのペトロ取引をすべて禁止しました。
ただペトロは失敗したかもしれませんが、ビットコインやイーサリアムなどの他の仮想通貨は、ベネズエラとその南米の近隣諸国で新しい人気を集めています。ユーザーが暗号通貨を個人的に販売、購入、取引ができるP2P取引プラットフォーム・Paxfulが実施した新しい調査によると、コロンビアの人々はイーサリアムに目を向けているようです。
調査では、コロンビアの市民の約87%が仮想通貨を認識しており、そのうちの80%は潜在的に投資を検討していると答えています。しかし、レスタイムでは、Paxful CEOのレイ・ユーゼフが「不十分な規制の枠組み」と呼ぶものを考えると、人々が仮想通貨へのアクセスを獲得することは非常に困難です。
以下、ユーゼフ氏のコメントです。
現在、世界中の国々が暗号経済の台頭に対処する方法を詳しく調べており、調査がそれを補強しています。今年初めにいくつかのアフリカ諸国で大学見学を行いましたが、コロンビアやラテンアメリカの他の国々でそれを再現したいと考えています。
仮想通貨はより良い投資先になるか
調査の詳細を見ると、調査回答者の半数以上が女性で、仮想通貨分野での女性の存在感が着実に高まっていることが示唆されました。また、ほぼ60パーセントが18歳から34歳という結果に。最後に、これらの参加者の多くの「優先リスト」に追加された暗号通貨は3つだけでした。それらはビットコイン、そしてイーサリアムとバイトコインでした。
おそらく調査対象のコロンビア人の91%は仮想通貨は「世界貿易の未来を示す」と考えていると述べており、仮想通貨の規制に対する大きな受け入れと希望を示しています。