北朝鮮は国際社会からの孤立にともない、仮想通貨のハッキングによって資金獲得を目指しています。
仮想通貨の「非匿名性」を利用したハッキング
北朝鮮のハッカーは、銀行や仮想通貨の取引所に対して追跡不可能な攻撃を行っており、資金調達に成功しているとドイツの放送事業体ドイチェ・ヴェレは報告。
仮想通貨は匿名性が高く、その安全性が注目されていますが、一部の仮想通貨は匿名ではないため、確実な証拠がなくて資金を盗み出す方法が抜け道が存在しています。
国連安保理の報告によれば、北朝鮮は仮想通貨のサイバー攻撃で約2,100億円の調達に成功したことが明らかになっていますが、その理由は経済制裁の回避にあります。
国連は2017年以降に北朝鮮への経済制裁を強化したほか、トランプ政権以降のアメリカによって金融システムを遮断されたため、2018年の北朝鮮の貿易額は前年比で48パーセントも減少したことが明らかになっています。