スペインのバレアレス諸島の民間企業と地方自治体の共同グループの技術担当者は観光客がすべての決済を暗号通貨で行える未来が訪れるだろうと思慮している。
El Mundoという報道機関のインタビューで、ファンダシオン・インパルサの技術担当であるアントニオ・リエラ氏は質問に対し前向きな返答をした。
「20年間で観光客がすべての決済において暗号通貨を用いて決済を行うと予見しますか?」という質問に対し、観光業界における暗号通貨の採用速度は「どれだけ他国の経済が迅速に変化できるかにかかっている。」とリエラ氏は述べた。
同時に、「暗号通貨決済は確実に訪れる将来のシナリオであると確信している。」と付け加えた。
ファンダシオン・インパルサは様々な地域のホテルやレストランチェーンで構成されており、多数のスぺインのメガバンクやショッピングアウトレットも含まれる。
この群島―主に、マルカ島・メノルカ島・ファルメンテラ島・イビサ島など―は年間約1750万人もの観光客を迎え入れている。
バレアレス諸島の多くで積極的に暗号通貨決済を受け入れる動きが散見される。イビサ島の18世紀の宮殿は2017年に1,850BTCで売り出され、バレアレス諸島では近年ビットコインやアルトコインを受け入れ始めている売店、ホテル、レストランがその数を増やしていおり、―さらに、仮想通貨の仲介業者や取引所が支店を設け始めている。