リップルに出資するSBI、送金革命を目指す2社の取り組みを紹介

更新日:

リップルSBI
悩む男性
リップルとSBIグループはどういう関係なの?
SBIはリップルに出資しているから、リップルの価値を上げたいと考えているのよ。
女性

結論からお伝えします。

SBIグループと仮想通貨XRP(リップル・エックスアールピー)を発行するリップル社は、リップルの送金技術を活かして日本やアジア圏で送金革命を起こすためにパートナーシップを結んでいます。

SBI代表の北尾さんはよくリップルの話をしていたね。
そうね。2社が具体的にどんな取り組みをしているのか、この記事でみていきましょう。
女性

グローバルな送金ネットワークを持つリップル

リップルとは

リップルと聞くと仮想通貨XRP(リップル・エックスアールピー)をイメージする方が多いでしょう。

このXRPの開発を主導するのがアメリカのリップル社です。

リップル社はブロックチェーンの技術を応用したグローバル送金ネットワークを主導しています。

グローバル送金ネットワークは世界のメガバンクが参加する独自の送金網です。

海外送金は複数の銀行を経由して行われるため、手数料や日数がかかる問題がありました。

グローバル送金ネットワークはこの問題を解消し、国内外の銀行に直接送金ができるようになります。

その際の送金用通貨として活用されるのがXRPです。

悩む男性
ビットコインやイーサリアムなど仮想通貨はたくさんあるのになぜXRPなの?
それはXRPが最も送金に適した通貨だからよ。
女性

一番の強みは圧倒的な取引の処理速度です。

ビットコインが処理できる取引は1秒で16件。

一方のXRPは、1秒で1,500件です。

加えて1件あたりの処理コストも大きく違ってきます。

ビットコインの平均処理コスト28.23ドルに対して、XRPは0.0004ドルとこちらも圧倒的な差があります。

グローバル送金ネットワークとXRPによって送金速度と送金コストの大幅な改善が実現できるのです。

リップルについて詳しくはこちらのリンクもチェックしてみてください。

リップルとは
リップルとXRPの違い、分かりますか?リップルの超基礎を学ぶ
リップルはアメリカのRipple, Inc.(リップル社)が開発した国際送金に特化したプラットフォームです。リップルが持つグローバル送金ネットワークを活かして、国際送金がより便利になる仕組みです。

続きを見る

本章の参考:北尾吉孝著「これから仮想通貨の大躍進が始まる!」

ネット専業老舗金融会社・SBIグループ

SBIホールディングス

出典:SBIホールディングス公式サイト

SBIホールディングスはSBI証券や住信SBIネット銀行など金融事業でさまざまなサービスを展開する企業で、これらの企業は通称SBIグループと呼ばれています。

代表はSBIグループの創業者でもある北尾吉孝(きたお・よしたか)氏です。

北尾氏は慶應義塾大学の経済学部を卒業後に、野村証券に入社。

その後、ケンブリッジ大学卒業を経て、1999年にSBIの前進となるソフトバンク・インベストメントの代表取締役に就任しました。

同社は2005年にSBIホールディングスに商号変更し、2006年にソフトバンクグループ(旧ソフトバンク)傘下から独立。

SBIはもともとSoftBank Investmentの略でしたが、独立後はStrategic Business Innovator(戦略的な事業の革新者)の略に変更しています。

ネット専業の金融会社としては老舗で20年近い歴史があります。

SBIはリップル社の株式約10%を保有

リップル社の10%を保有

SBIホールディングスは、リップル社の株式を保有していることでも有名です。

持株比率は約10%で以下の通りSBIグループの決算説明資料でも公表しています。

リップル社株保有比率10%

北尾氏は上述したリップル社の技術と仮想通貨の可能性に魅力を感じ、日本をはじめとした送金サービスの革命を起こすべく、いち早くリップル社とタッグを組みました。

SBI北尾CEOとリップル

リップルと北尾吉孝

出典:SBIホールディングス公式サイト

SBIグループTOPの北尾氏は、自社の決算報告や書籍などでたびたびリップルや仮想通貨の可能性について発言し注目を集めています。

以前にXRPの価格は2018年末までに10ドルになると予想していましたが、2018年12月11日現在の価格は0.31ドルと低調です。

XRPの実用化などの明るいニュースが続けば2019年にブレイクする可能性もあるでしょう。

2018年11月に発売された著書「これから仮想通貨の大躍進が始まる!」でも仮想通貨の魅力が分かりやすく書かれています。

リップル社について、送金サービスに関しては世界ナンバーワンの企業となり、このシステムがグローバルスタンダードになると言及しています。

SBI北尾氏の書籍

【SBI Ripple Asia】SBI×リップルが目指す形

sbiリップルアジア

出典:SBI Ripple Asia公式サイト

SBI Ripple Asiaは、

SBIグループとRipple(リップル)の知見と技術を融合させることで、日本及びアジアにおける「価値のインターネット」を実現すること

を目指して、日本及びアジア地域での事業展開するSBIグループとリップル社の合弁会社として、2016年5月18日に設立されました。

名称SBI Ripple Asia株式会社
所在地東京都港区六本木
代表取締役沖田 貴史
設立年月日2016年5月18日
資本金5億円(資本準備金を含む)
出資比率 SBIホールディングス株式会社 60%
Ripple Labs Inc. 40%
仮想通貨元年といわれた2017年よりも前に設立されていたんだね。
そうよ、リップルというベンチャー企業にいち早く注目していたの。
女性

業務内容は各種金融機関・送金事業者へのリップルソリューションの提供です。

リップルソリューションは前述の通りリップル社が提供する、国際送金や決済をより早くしコストを下げるためのシステムです。

銀行や送金業者がこのリップルソリューションを活用することで、ユーザーも安い手数料でスピーディーな取引ができます。

内外為替一元化コンソーシアム

出典:Ripple公式YouTube

リップル社は国際送金に革命を起こすことを目的としていましたが、国内送金も一緒に変えていくことを目指したのが内外為替一元化コンソーシアムです。

内外為替一元化コンソーシアムは三菱UFJ銀行(旧三菱東京UFJ銀行)、三井住友銀行などのメガバンク含む日本国内61の銀行(2017年7月現在)が参加していて、SBI Ripple Asiaが事務局を務めています。

海外送金に加え国内送金も一元的にできる決済プラットフォームRCクラウドを活用して送金を変えていく取り組みです。

RCクラウド

出典:Ripple公式YouTube

RCクラウドはセキュリティや耐障害性等を強化した商用版RCクラウド2.0として、2017年3月に構築が完了しています。

前述しましたが、現在の海外送金の課題は主に以下の2点があります。

・着金までの長い日数

・割高な送金手数料

内外為替コンソーシアム

出典:Ripple公式YouTube

また、国内でも電子マネーが普及する一方で銀行の国内送金では以下のような課題があります。

・平日昼間の限られた利用時間

・(少額送金の際の)割高な送金手数料

内外為替一元化コンソーシアム

出典:Ripple公式YouTube

このような事情から、日本は世界でキャッシュレス比率の低い国にとどまっています。

内外為替一元化コンソーシアム

出典:Ripple公式YouTube

RCクラウドは日本発、世界初の取り組みで上述したような課題を解決し、以下のメリットをもたらします。

・国内送金、海外送金の一元化 

・24時間リアルタイム決済

・送金コストの削減と新市場の開拓

RCクラウド

出典:Ripple公式YouTube

RCクラウドの完成形RCクラウド2.0の実用化が進めば、送金がより便利になっていくでしょう。

リップルの技術を使った送金アプリ「マネータップ」

マネータップアプリ

出典:マネータップ公式サイト

SBIホールディングスとSBI Ripple Asiaは2018年10月4日、スマートフォン向け送金アプリマネータップ(MoneyTap)をリリースしました。

マネータップには従来の送金の仕組みをくつがえす、下記3点の特徴があります。

マネータップの主な特徴

1、24時間365日いつでもリアルタイムに利用でき、相手口座へもその場で着金される。

2、アプリの起動時、送金時の認証は、指紋認証等で手軽にできる。

3、相手の口座番号を知らずとも、QRコードや電話帳から送金相手を選ぶだけで送金できる。

マネータップの技術は前述のRCクラウド2.0が利用されていて、利用者による個人間の送金を、安全・リアルタイムかつ快適に行える環境を提供します。

SBI Ripple AsiaのCEO、沖田貴史氏が自身のツイッター上でもツイートしています。

2018年12月現在で利用できる銀行が住信SBIネット銀行、スルガ銀行、りそな銀行の3行と限られますが、参加銀行とともにユーザーが増えていけば、ワリカンなどの個人間支払いがより便利になるでしょう。

【上場第1号はXRP】SBIバーチャル・カレンシーズ

リップルsbiバーチャルカレンシーズ

出典:SBIバーチャル・カレンシーズ公式サイト

SBIとリップルの関係を語る上で外せないのがSBIバーチャル・カレンシーズでしょう。

2016年11月に設立されたSBIバーチャル・カレンシーズは、2017年9月に仮想通貨交換業者として金融庁の認可を受けている取引所です。

売買はユーザー間でなく、SBIバーチャル・カレンシーズと直接行う販売所形式です。

仮想通貨業界の動向を見ながら運営開始の準備を進めていく中、2018年6月4日に仮想通貨の現物取引サービスVCTRADEの提供を開始しています。

そこでいち早く上場したのがリップル(XRP・エックスアールピー)でした。

ビットコインじゃないんだね!
リップルとのパートナーシップを組んでることから、リップルが最優先だったのね。
女性

2018年12月現在は、XRP(リップル・エックスアールピー)に加えてビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)も上場していて、3種類の仮想通貨を日本円で売買できます。

社名SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社
設立2016年11月1日
代表名北尾 吉孝
所在地〒106-0032 東京都港区 六本木3-1-1 六本木ティーキューブ
資本金19億8,000万円(資本準備金を含む)
事業内容仮想通貨の交換・取引サービス、システムの提供

SBIバーチャル・カレンシーズについて、詳しくはこちらをチェックしてみてください。

SBIバーチャル・カーレンシーズ
《SBIバーチャル・カレンシーズ》取引所の情報や口コミ、利用メリット・デメリットを紹介!
SBIバーチャル・カーレンシーズ日本の大手金融グループのSBIホールディングスが運営している仮想通貨の交換業者です。 2018年にできたばかりの取引所ですが、注目度の高い仮想通貨取引所です。何が魅力になっているのでしょうか?

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【SBIレミット】リップルの技術を生かした国際送金

sbiレミット

出典:SBIレミット公式サイト

SBIレミットは、世界220以上の国と地域に35万拠点のネットワークを持つ国際送金のサービス会社です。

海外送金を業界最低水準の460円~最短10分で送ることができます。

また、銀行口座がなくても海外送金ができるのです。

またタイのサイアム商業銀行とSBIレミットの間で、リップルのブロックチェーン技術を生かした送金サービスを開始しています。

日本とタイの間での送金はこれまで最大2営業日を要していましたが、リップルの技術によって2秒~5秒に短縮されました。

リップルの技術は実用化が進んでいるんだね。
2日が2秒に短縮されるなら普及が進みそうね。
女性

リップルとSBIのまとめ

sbiとリップルのまとめ

  • リップルはグローバルな送金ネットワークを持ち送金革命を目指す企業
  • SBIグループは国内のネット専業老舗金融企業で、リップル社の株の10%を保有する
  • SBI代表の北尾氏は決算報告やメディアで仮想通貨やリップルについて頻繁に言及している
  • SBIとリップルの合弁会社SBI Ripple Asiaは日本とアジアの国際送金をよくするために設立された
  • リップルの送金技術が活かされた送金アプリマネータップが10月4日にリリースされた
  • 仮想通貨取引所SBIバーチャル・カレンシーズで最初に上場した通貨はXRP
  • SBIレミットは220か国35万拠点でネットワークを持つ送金サービス会社で、日本とタイの間の送金を2~5秒でできる技術を持っている

いかがでしょうか。

SBIとリップルについての理解のお役に立てれば嬉しい限りです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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