2020年1月現在、ビットコイン(BTC)が高騰しています。
「ビットコインの高騰」といえば2017年後半、1BTC=200万円を超えた急騰を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、その直後に暴落もありました。多大な損失を被った人も多くいるでしょう。
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ビットコインは今後暴落する?過去の教訓から2020年~2021年を予想
2018年、ビットコイン(BTC)は1年で85%の下落。億り人が生まれた一方で破産者も続出しました。2019年は一時150万円まで回復するも、2020年3月にはコロナショックで1日に40%の大暴落。今後2020年、2021年再び暴落はあるのでしょうか。CoinPlusの見解をおつたえします。
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あれから2年たった2020年1月、ビットコインに新たな動きがみられています。
ビットコインの高騰理由を知りたくてこの記事にたどり着いた人も多いかもしれません。



・ビットコイン(BTC)はなぜ高騰してるの?
・ビットコイン(BTC)の価格はどうやって決まるの?
・2020年のビットコイン(BTC)の見通しを知りたい!
この記事はこんな疑問を解決する内容になっています。
先に結論をお伝えすると、高騰の要因はビットコインに追い風となる環境ができて、チャートの形が上昇トレンドになってきたからです。
この点について、詳しく見ていきましょう。
※ビットコイン投資先に迷っている人は、「ビットコインのおすすめ取引所」の項目から目を通してみてくださいね。
目次
ビットコイン(BTC)価格はどうやって決まる?
そもそもビットコイン(BTC)の価格はどのようにして決まるのでしょうか。
結論からお伝えすると、買いたい人(需要)と売りたい人(供給)のバランスで決まります。
これはビットコインに限らず、株式や為替も同じです。
価格が上がるということは、買いたい人が増えているということです。
「なぜ買いたい人が増えているのか」「これから価格は上がるのか」
このような過去の要因とこれからの予想は、ファンダメンタルとテクニカルの2つの視点で分析できます。
これは仮想通貨だけでなく、為替や株式も同じです。
ファンダメンタル
世界情勢や経済指標(FX)、企業の業績や成長性(株式)、通貨の将来性(仮想通貨)などで値動き判断します。
テクニカル
チャート形状や出来高、補助指標などから値動きを判断します。
ビットコイン(BTC)の技術や取り巻く環境、チャートの動きに基づく人間心理、この要素から上昇の理由が見えてきます。
次の章でファンダメンタルとテクニカル、それぞれの視点からビットコインが高騰している理由に迫ります。
ファンダメンタルから見る、ビットコイン(BTC)高騰要因
まずはファンダメンタルズ、ビットコインを取り巻く環境要因を見ていきます。
ここでは大きく2つ挙げます。
- 金融市場リスクオンの動き
- 金融庁に認可された新規取引所が続々登場
それぞれ見ていきます。
金融市場リスクオンの動き
ファンダメンタル要因のひとつは、金融市場にリスクオンの動きがあることです。
▼リスクオンとは
投資家がリスクを取って、リターン(収益)を追求しやすい相場状況を表した金融用語です。例えば、欧米などの主要先進国の景気が良好な場合には、株式などに投資家の資金が向かいやすくなります。また、比較的リスクが高い新興国の株式や高金利通貨にも、ハイリターンを狙った資金が向かいます。(出典:SMBC日興証券)
リスクオンの要因として、為替の変動が少ないことや世界的な金融緩和路線が挙げられています。
▼マネックス仮想通貨研究所の所長である大槻奈那(おおつきなな)氏のコメント
「このところ変動が少ない為替の代わりに暗号資産にボラティリティを求める動きや、米国をはじめとして世界的に金融政策が再び緩和に向かうということで、リスクオンの動きが高まっていることが背景にありそう。」(出典:コインテレグラフ)
また、金融緩和の影響で個別株が上昇トレンドになり投資家が稼ぎやすくなっています。
そのため、ボラティリティ(価格変動幅)が高い仮想通貨にも資金が移っているイメージです。
世界中の投資家がチェックするニューヨークダウ平均、週足の動きを見てみます。
2018年12月に暴落したのち、2019年は上昇トレンドが続いています。
ニューヨークダウに動きが引っ張られがちな日経平均株価も見てみます。
出典:みんなの株式
同じように2018年12月に暴落し、その後から2019年は上昇トレンドになっています。
ずっと上昇しているので儲けやすい状況です。
この上昇の勢いから、よりボラティリティの高いビットコイン(仮想通貨)でも稼ごうという動きが出ているのかもしれません。
※ビットコインが儲かると言われる理由についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
※仮想通貨のボラティリティについては、こちらの記事でも解説しています。
金融庁に認可された新規取引所が続々登場
ファンダメンタル要因もうひとつは、仮想通貨業界の風向きが変わっていることが挙げられます。
特に2019年3月は大きな動きがありました。
3月15日に金商法・資金決済法改正案が閣議決定されたことに加え、3月25日には日本を代表する19社が出資するディーカレットが金融庁によって交換業者と認可されるなど、「日本の仮想業界に大きな動き」があったことが背景にあると分析した。(出典:コインテレグラフ)
3月15日、日本政府により金商法・資金決済法改正案が閣議決定されました。
主には以下のような項目です。(出典:仮想通貨Watch)
- 仮想通貨の呼称を「暗号資産」に変更
- 暗号資産をコールドウォレット等で管理することの義務化
- 収益分配を受ける権利が付与されたICO(Initial Coin Offering)トークンは金商法対象であることの明確化
1は暗号資産流出リスクの対策として、2は仮想通貨の詐欺的な事案が多いICOに対して適用されるルールが不明確だったための対策です。
これらの改正案は本国会での法案成立を目指して、2020年6月までに施行する見通しです。
詳しく知りたい人は仮想通貨Watchをチェックしてみてください。
仮想通貨Watch - 日本政府、仮想通貨「暗号資産に呼称変更」や「ICOトークンが金商法対象に」等の改正案を閣議決定
3月25日には、仮想通貨交換業者として新たに2社の登録がありました。
1社は楽天ウォレット。
もともと「みなし業者」として仮想通貨取引所の営業をしていました。
2月13日にみんなのビットコインから楽天ウォレットに名称が変更し、その後正式に金融庁の認可を受けました。
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楽天ウォレットの口座開設、登録方法・手数料や仮想通貨の種類を紹介
ついにあの楽天が仮想通貨事業を始めました。サービス名は「楽天ウォレット」。金融庁への登録が済んだうえでサービスが開始します。すでにGMOコインやbitbank、BITPointなど多くの仮想通貨取引所が存在しますが、楽天ウォレットはどんな特徴を持つ取引所なのでしょうか。
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もう1社はデジタル通貨のメインバンクをコンセプトに生まれたディーカレット。
通信大手のIIJ、メガバンクの三井住友銀行、大手証券の野村ホールディングスのほか、東日本旅客鉄道(JR東日本)やヤマトホールディングスなど、各業界を代表するリーディング企業19社がパートナーになっています。
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【ディーカレットって何者?】超大手19社が出資する取引所、特徴から口座登録までを解説
2019年3月、ディーカレットは19社目の仮想通貨交換業者として金融庁の認可を受けました。通信大手のIIJ、メガバンクの三井住友銀行、東日本旅客鉄道(JR東日本)やヤマトホールディングスなど、各業界を代表するリーディング企業19社がパートナーになっています。
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このような大手企業が参入したことで、これまで取引を控えていた投資家も注目した可能性があります。
【追記あり】金融庁 仮想通貨交換業者に楽天ウォレットとディーカレット2社を登録 1月のコインチェック以来初めて
テクニカルから見る、ビットコイン(BTC)高騰要因
続いてテクニカル要因、チャートの動きをチェックします。
テクニカルでは、価格上昇のサインとなる2つの動きがありました。
レジスタンスラインの上抜け
テクニカル要因、ひとつ目はレジスタンスラインの上抜けです。
ビットコイン(BTC)日足チャートを再度チェックします。
2018年の高値をラインで結ぶと抵抗線(レジスタンスライン)として機能していることが分かります。(参考:レジスタンスライン)
この抵抗線に跳ね返されて下落を続けていたビットコイン価格ですが、2019年に入りそのラインを超えました。
これは上昇トレンドのサインのひとつと見ることができます。
200日線と50日線のゴールデンクロス
テクニカル要因、ふたつ目はゴールデンクロスです。
上述の通り、ゴールデンクロスは「買いサイン」と言われます。
■なぜ”ゴールデンクロス”は買いなのか?
株価が下落するときは、高値で買って売り損なっている人がたくさんいます。
その人たちは損をしたくないので再び株価が上がってくるのを待っています。
これは、高値で買っていた人の"売りたい"という重石が株価を上から押さえている状態です。
そして、売りたい人の多くが上昇を待ち切れずにあきらめて売ってしまい、その重石が取れたときがゴールデンクロスになります。
少し難しくいうと需給関係が良くなったともいいます。
つまり“売りたい投資家”がいなくなると株は上がるしかないということです。(出典:ケンミレ株式情報)
移動平均線の意味も確認しておきましょう。
移動平均線は、一定期間の平均価格を日々計算して出した「答え」を線でつないだものです。
例えば5日移動平均値は5日分の平均価格となります。そして、日々の平均価格を線でつないだものが5日移動平均線となります。(出典:じぶん銀行)
実際にビットコインの移動平均線を見てみます。
長期の移動平均線もチェックできるTradingViewというチャートで見ています。
2019年4月25日のチャートですが、短期の50日線が長期の200日線をゴールデンクロスしていることが分かります。
これも上昇トレンドのサインのひとつと見ることができます。
米国の著名投資アナリスト、トム・リー氏は、ビットコイン価格が200日線を上回っている時は勝率が大幅に上がり80%となることをTwitterで発信しています。
1/ CRYPTO
Definitely a positive development that #Bitcoin is now above its 200D mov. avg.
--Many consider P>200D as sign of $BTC in positive trend
--BTC acts significantly better P>200D, a win-ratio of 80% vs 36% when P<200Dsource: data scientists @fundstrat_ken @AlexKernA pic.twitter.com/Ru19HLlE4G
— Thomas Lee (@fundstrat) April 2, 2019
このように多くの投資家が前向きに捉えられるチャートの動きになると、買いたい人も増えてきます。






ビットコインの移動平均線がゴールデンクロス、2015年以来「3年6ヶ月」ぶり
今後もビットコイン(BTC)の価格は上がっていく?






ベテランのトレーダー、ピーター・ブラント氏
2018年、ビットコイン(BTC)が80%以上下落するという予想を的中させたベテランのトレーダー、ピーター・ブラント氏(71歳)が今後2年でビットコインは5万ドルに到達するかもしれないと予想した。(出典:4月11日 コインテレグラフ)
また、その根拠として過去の上昇相場に似ていることを言及しています。
「2017年12月~2018年にかけて起きたことは、2013年~2015年の弱気相場と似ている」とし、「10回ほど連続でアップダウンを繰り返した点」などが特徴が酷似していると述べた。
5万ドル(約550万円)となれば、過去最高となった200万円を大きく上回ります。
米国の著名投資アナリスト、トム・リー氏
米国の著名投資アナリスト、トム・リー氏が、大手メディアCNBCのインタビューに応じ、順調に行けばビットコイン価格の回復は、8月頃に見られるだろうと発言した。(出典:3月18日 Coinpost)
その要因として以下を挙げています。
- グローバル企業の仮想通貨に対する関心
- 政治的困難な国家でのビットコイン普及
- ウォール街の仮想通貨事業展開
- BTC価格4000ドル台で底値が固まること
- 200日移動平均線
また、以下のように200日線を重要視しています。
そこで重要指標となるのは、200日移動平均線だ。ビットコイン価格がこのまま4000ドル台を推移していけば、8月頃に200MAを上抜けるだろう。
トム・リー氏の予想では8月頃としていますが、予想よりも早く上抜けたことで価格上昇が加速していく可能性があります。
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ビットコイン高騰要因のまとめ
- ビットコイン(BTC)の2018年は下降トレンド、2019年は上昇トレンド。
- ビットコイン(BTC)の価格は需要と供給で決まる。
- ファンダメンタルとテクニカル、それぞれの要因が考えられる。
ファンダメンタルは以下2つ
- 金融市場リスクオンの動き
- 金融庁に認可された新規取引所が続々登場
テクニカルは以下2つ
- レジスタンスライン上抜け
- 200日線と50日線のゴールデンクロス - ベテラントレーダー、アナリストは今後も上昇を予想。
いかがでしょうか。
引き続きビットコイン(BTC)の価格に注目していきたいですね。
この記事がお役に立てばうれしい限りです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。