ビットコインキャッシュはビットコインからハードフォークをした仮想通貨です。
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ビットコインキャッシュはビットコインの問題点を解決する目的で誕生しています。
期待も大きく、誕生してすぐの時点から、80,000円と高額でした。






現在のビットコインキャッシュの価格は以下の通りです。
現在は1万円程度での価格で取引をされていますが、ここまでどのような価格推移があったのでしょうか?
今まで歩んできた歴史を具体的に見てみましょう。
目次
【2017年8月】ビットコインからの分裂で誕生
2017年8月にビットコインキャッシュは誕生しました。当初の価格は約20,000円。
ビットコインから分裂したこともあり、すぐに価格は高騰。
約88,000円で取引されるようになりました。



【2017年11月】20万円台を記録
ビットコインキャッシュが最初に転機を迎えたのは、誕生から3ヶ月でした。
2017年10月は30,000円台で推移していましたが、11月に入って60,000円を記録しました。
仮想通貨自体への注目が上がったことで、ビットコインキャッシュを買いたいという人が増えたのです。
その後も価格は上昇し続け、12月中旬には約20万円台を記録しました。
【2017年12月】40万円台を記録
その後も価格は上昇を続け、2017年年末には約40万円を記録しています。



大きな理由は主に2つです。1つがビットコインの価格上昇。もう1つがcoinbaseでの取引開始です。
ビットコインの価格が上昇したことで、仮想通貨自体の市場が盛り上がりました。
ビットコインキャッシュはその影響で価格が上昇したのでしょう。
また、ビットコインキャッシュがcoinbaseで取引できることになったことも大きな要因です。
アメリカの大手取引所で取引できるようになったため、ビットコインキャッシュを売買する人が増えたのです。
しかし、ビットコインキャッシュは1月に大幅な値下がりを見せました。年明け1月下旬には20万円を下回り、3月下旬には10万円を下回ってしまいました。



【2018年4月】上昇の兆しを見せる
そんなビットコインキャッシュですが、2018年4月には再び上昇の兆しを見せました。5月上旬にかけて、20万円に迫るほどの値上がりを見せたのです。



理由として考えられるのがハードフォークの発表と取引所での取扱いが増えたことです。
ビットコインやイーサリアムでもそうでしたが、ハードフォークが行われた後は価格が上昇しやすい傾向にあります。
ビットコインキャッシュでもハードフォークが行われると発表がされていたので、価格が上昇したのです。
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また、coinbaseでの取扱が始まった時のように、売買できる取引所が増えたことも価格上昇の要因でしょう。
【2018年6月】ハードフォーク後は下落傾向
一時期、盛り上がりを見せたビットコインキャッシュですが、その後は低迷が続きます。
6月中旬には10万円を下回り、それからしばらくは5万円台前後で推移しました。
そんなビットコインキャッシュですが、2018年11月になって少し動きを見せました。11月頭には50,000円を下回っていたビットコインキャッシュが、6日~8日頃にかけて70,000円を突破する値上がりを見せたのです。
しかし、それは一時のものに終わり、価格は急落。12月には20,000円を下回ってしまいました。
急落の原因としては、大手取引所のOKEXが2018年11月14日にビットコインキャッシュの先物契約を停止したことが考えられます。
また、ハードフォークの問題も発生しました。



マイニングを行うグループが対立したことで、ビットコインキャッシュが売られてしまうのではないかという懸念が発生したのです。
売る人が増えれば価格は下落するので、大きな値下がりを見せてしまったのでしょう。



まとめ
- ビットコインキャッシュはビットコインから分裂した仮想通貨。
- 2017年8月に誕生し、すぐに88,000円で取引されるようになった。
- 仮想通貨自体への注目から2017年12月には約40万円を記録した。
- 2018年1月にはコインチェックの事件を受けて価格が暴落。
- 2018年4月には上昇の兆しを見せたが、6月からは下落傾向が続いている。
ビットコインキャッシュは今後の展開を期待されている仮想通貨です。
通貨としては機能が不十分だったビットコインを改善しているので、ますます注目されることでしょう。
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しかし、2018年年末にはハードフォークが起こり、ビットコインキャッシュにも問題点が出てきています。
機能が良い仮想通貨は増えてきているので、ビットコインキャッシュが今後どのように進化するのかは注目していきたいですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。