日本国内では取り扱っている仮想通貨の種類が少ないので海外での取引をお考えの方に、さまざまな話題性で注目を浴びているBitfinexの特徴やメリット・デメリット、登録方法などを紹介します。
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目次
Bitfinexはどんな取引所?
Bitfinexは、2012年の開設された香港を拠点とする仮想通貨の取引所です。
過去には2度もハッキング被害にあっていますが、この経験から徐々にセキュリティが強化されています。
bitfinexの会社情報
bitfinexの会社情報は以下の通りです。
運営会社 | iFinex Inc. (BVI) | ||||||||||
所在地 | 13/F 1308 Bank of America Tower 12 Harcourt Road Central, Hong Kong | ||||||||||
経営陣 |
| ||||||||||
設立 | 2012年 | ||||||||||
会社HP | https://www.bitfinex.com/ |
Bitfinexの取り扱い通貨
Bitfinexは、取り扱う仮想通貨の種類が多い点でも有名で、その種類は200種以上あります。
たとえば、
Bitfinexの手数料
取引所の手数料は以下のとおり、直近30日間の取引量に応じて安くなるシステムとなっています。



直近30日間の取引金額 | Maker手数料 | Taker手数料 |
$500,000.00以上 | 0.080% | 0.200% |
$1,000,000.00以上 | 0.060% | 0.200% |
$2,500,000.00以上 | 0.040% | 0.200% |
$5,000,000.00以上 | 0.020% | 0.200% |
$7,500,000.00以上 | 0.000% | 0.200% |
$10,000,000.00以上 | 0.000% | 0.180% |
$15,000,000.00以上 | 0.000% | 0.160% |
$20,000,000.00以上 | 0.000% | 0.140% |
$25,000,000.00以上 | 0.000% | 0.120% |
$30,000,000.00以上 | 0.000% | 0.100% |
※2018年11月現在の情報です。
Maker手数料とは、取引注文時にLimit orderなどを使って、現在取引されている価格より安い価格での買い指値注文、あるいは高い価格での売り指値注文を行い、のちにその取引が約定した場合に支払う手数料をいいます。
Taker手数料は、成り行き注文、または取引注文時にMarket orderなどを使って、現在の取引価格以上での買い注文、あるいは現在の取引価格以下での売り注文を出し、即時に取引が完了した場合に支払う手数料をいいます。
入金手数料は無料
他の取引所やウォレットからBitfinexへ送金してくる場合には、手数料はかかりません。



送金手数料
他の取引所やウォレットへ送金する場合にかかる手数料は通貨によって異なります。
Bitfinexの特徴
レバレッジ取引
Bitfinexでは、3.3倍のレバレッジ取引が可能です。



でも、レバレッジが大きいほど損失も大きいので、ムリのない取引が可能といえるわね。



レバレッジ取引を上手に活用し通常以上の利益を生み出す事が可能なほか、レンディングサービスを使って安定的に利益を出す事も可能です。
また、過去のハッキング被害の経験からセキュリティ対策の強みも評価されます。
セキュリティ対策が万全
Bitfinexは、過去に2回のハッキング被害を受けた経験を糧に、セキュリティ対策をかなり重要視しています。
また、ソフトウェアの最新化、1日1回データベースの自動バックアップやバックアップの自動複製などで、ユーザーの通貨を守っています。
レンディングサービスを行っている
Bitfinexでは、仮想通貨を一時的に貸し出して金利を得られるレンディングサービスを行っています。
このサービスでは、レートと期間を指定して金利を受け取れます。
Bitfinexを使うメリット
チャートが見やすい
Bitfinexは、初心者にも、上級者にも定番のあるTradingView(トレーディングビュー)と呼ばれる高機能なチャートを使用しています。
ビットコインの取引高が世界一
Bitfinexは、実はビットコインの取引量(ドル建て)が世界で1位です。
2018年11月15日のデータでは、全取引量の37%を占めており、2位のCoinbaseの15%、3位のBitstampの13%と大きく差をつけています。
取引が増えるので流動性が高まり安定した取引で成約しやすいメリットがあります。
Bitfinexを使うデメリット
Bitfinexの利用にあたっては、いくつか注意すべき点もあります。
日本語に未対応
Bitfinexは日本語に対応していないため、サポートを含めて英語か中国語の語学力が必須です。
Google翻訳などの翻訳サイトを使って利用する方法もありますが、トラブルに巻き込まれるのが不安な方は利用を避けたほうがいいでしょう。
仮想通貨でしか通貨の購入ができない
Bitfinexでは日本円での入金はできず、また、2017年11月にアメリカでのサービスも終了しているので、米ドルでの入金もできません。
そのため、ほかの取引所であらかじめビットコインなどの仮想通貨を用意してから送金する必要があります。



Bitfinexの取引方法
Bitfinexの取引には、Exchange(現物取引)とMargin Trading(レバレッジ取引)があります。



現物取引
Bitfinexのスポット市場では、Bitcoin、Ethereum、EOS、Litecoin、Ripple、NEOなどの多くの通貨を、レバレッジなしで交換できます。
ただ、現物での取引となるので所有する資産の範囲内でしか取引できません。逆に言えば、リスクは投資した金額のみです。
レバレッジ取引
Bitfinexでは所有通貨を担保として預け、最大3.3倍のレバレッジで取引できます。レバレッジ取引のレートでは大きいとはいえませんが、資金効果を高めた投資を行えます。
逆に、3.3倍とムリのないレートなので、はじめてレバレッジ取引を行う方には損失が発生した場合のリスク回避の点ではいいかもしれません。また、買いだけでなく売りから入れるので、収益獲得のチャンスも広がります。
8. Bitfinexにまつわる不正疑惑……
現在仮想通貨市場では「Tether問題」が不安視されています。Tether(USDT)は、テザー社がTetherと同じ量のUSドルを担保としてTetherを発行するので1USDT≒1USドルである点が最大の特徴とされていますが、2017年春ごろからある疑惑が浮上していました。
それは、「テザー社が市場に流通しているTetherと同量のUSドルを保有していないのではないか?」との疑いと、Bitfinexはテザー社のCEOが運営していた点から「ドルの裏付けがないにもかかわらず、Tetherを大量発行し、それを使ってビットコインの価格を上げたのではないか?」との疑念です。
CFTC(米国商品先物取引委員会)がBitfinexとテザー社を召喚して注目を浴びていましたが、最近の相場は落ち着きを取り戻していました。しかし、2018年10月15日には一時1 USDT=85セントをつけ、これまでの均衡が崩れるなど問題再燃の懸念も出てきています。
Tether問題が真実なら、ビットコインの価格に大きな影響を与える可能性が高いので、今後のニュースは注意深くチェックする必要があります。
Bitfinexのまとめ
- 香港に拠点をもつ世界第一位のビットコインの取引量を誇る仮想通貨の取引所
- 過去に2回ハッキングの被害を受けた教訓からセキュリティ対策を強化
- ビットコインの取引量も世界一位で、安心して取引可能な取引所のひとつ
- 使いやすいツールでチャートも見やすく、レンディングサービスにも対応
- Tether問題」にまつわる不正疑惑で不安な一面もあり
Bitfinexは取引通貨の種類も多く、より多くの収益チャンスを狙いたい方にはオススメですが、預かり資産として10,000USDが取引開始に必要なため、仮想通貨取引がはじめての方や少額から始めたい方には向いていません。