仮想通貨取引をするためには、まず取引所で口座を開設する必要があります。
取引所は数多くありますので、自分に合った取引所を選びたいですよね。

BITGATE(ビットゲート)は数ある取引所の中でも、少し変わった特徴を持っている取引所です。
今回はBITGATEについて詳しく説明をしたいと思います。
BITGATEはどんな取引所?
まずはBITGATEの概要と特徴を見ていきましょう。
2010年に設立された取引所
BITGATEは2010年3月に設立された取引所です。
社名 | BITGATE株式会社 |
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設立 | 2010年3月 |
代表者名 | 黒田真人 |
所在地 | 神奈川県横浜市中区常盤町2-11KY常盤町ビル4F |
資本金 | 1000万円 |
登録番号 | 関東財務局長 第00012号(仮想通貨交換業) |
ビットコインが誕生したのが2009年であると考えると、2010年設立はかなり早いでしょう。
有名な取引所であるコインチェックやbitFlyerは2014年、BITPointとGMOコインに至っては2016年設立です。



金融庁に認可されている
また、BITGATEは金融庁に認可されている仮想通貨取引所です。






BITGATEはこの仮想通貨交換業者に認定されています。国から認められた取引所のため安心感がありますね。



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ビットコインの売買だけに特化
BITGATEで取り扱っている仮想通貨はビットコインだけです。
仮想通貨取引所はビットコインの他にも数種類のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を取り扱っているものです。



「ビットコインを買いたい!」と思っている人には使い勝手が良いでしょう。
冒頭で説明をした通り、BITGATEはビットコイン取引に特化している、変わった取引所なのです。
販売所の役割だけを持っている
BITGATEの特徴は販売所である点です。販売所と取引所の大きな違いは取引相手と売買の価格です。
販売所はその取引所を運営している会社と、取引所は個人間で取引を行います。
取引所の場合はユーザーが買いたい価格と売りたい価格がマッチした時に取引が成立します。
一方、販売所は相手とのマッチングを必要としないので、提示されている価格ですぐに取引できます。
ただし、販売所は取引所と比較して、買う時の価格は高く、売る時は安く設定されています。
出典:bitFlyer
この価格差をスプレッドと言い、手数料の代わりになっています。
BITGATEは販売所なので、スプレッドが大きいということは頭にいれておきましょう。
現在、新規口座開設は停止している
BITGATEは、2018年11月時点では新規口座開設の受付を停止しています。
2018年7月31日から新規口座の開設を停止しており、受付の再開時期については未定です。
金融庁の行政処分は受けていませんが、新規開設受付の停止理由は説明されていません。



補足
すでにBITGATEの口座を持っている人は、引き続き取引が可能です。
BITGATEの手数料
BITGATEを利用する際にはどんな手数料がかかるのでしょうか?



BITGATEで手数料が発生するのは出金時のみです。
出金手数料だけ発生する
BITGATEでは、BITGATEの口座から銀行の口座に、日本円を出金する時に540円の手数料がかかります。



ビットコインの取引手数料や、入金手数料は無料ですが、出金する頻度が多い人には嬉しくはないですね。
BITGATEのメリット
BITGATEのメリットは、取引方法がシンプルである点とビットコインの販売価格が安い点が挙げられます。
詳しい内容を見てみましょう。
取引方法がシンプル
BITGATEは取り扱っている仮想通貨がビットコインだけです。
他の仮想通貨で取引をするという選択肢がないため、「ビットコインを買いたい!」という人には取引がしやすいです。
また販売所しかないため、いつどれくらい買うか(売るか)?を選ぶだけで取引をすることができます。



迷う必要がなく取引をスタートできるので、お金があればすぐに取引を開始できます。
販売価格が安い
2つ目のメリットはビットコインの販売価格が安い点です。
ホームページでは、「独自の仕入れルートを使うことで、どこよりも安い販売価格を目指します。」と記載があります。



販売所でビットコインを買いたいと考えている人もいるので、安く買うことができるのは嬉しい特徴ですね。
BITGATEのデメリット
BITGATEのデメリットは、扱っている仮想通貨がビットコインのみという点と売買で儲けるのが難しい点です。






扱っている仮想通貨がビットコインのみ
先ほど説明をした通り、「ビットコインの取引だけをしたい人」にはわかりやすいのでメリットと感じるでしょう。
しかし、BITGATEを利用していて「ビットコイン以外の仮想通貨も取引したい!」と思ったら、別の取引所に登録する必要があります。



複数の取引所を使えるようにしておくことは、リスク分散として有効な手段ですが手間がかかります。
初めからビットコイン以外も買える取引所が良いと考えているのであれば、BITGATEではない取引所が良いでしょう。
販売所なので売買で儲けるのが難しい
2つ目のデメリットは売買で儲けるのが難しい点です。
先ほど説明の通り、BITGATEは販売所のみを展開しています。
販売所は、取引所よりも高い販売価格と安い買取価格を提示しています。スプレッドが広くなりがちなのです。
他の取引所よりも安く買えたとしても、大幅に値上がりしないと儲けを出すことは難しいでしょう。



BITGATEは初心者にオススメの取引所
ここまで説明をした通り、BITGATEはシンプルでわかりやすい取引所です。
「ビットコインを買いたい!」と考えている初心者にとってオススメの取引所でしょう。
しかし、仮想通貨で儲けたいと考えている人には向いていない取引所でもあります。
ビットコインを買うだけでOKな人にオススメ
ビットコインは最も有名な仮想通貨です。初めて取引をする人にはオススメの仮想通貨の1つです。
ビットコインのみを扱っているBITGATEは、ビットコインを買えればOKな人であればとてもオススメの取引所です。
また、売買形式がシンプルな販売所である点も、仮想通貨初心者にとって嬉しいポイントの1つです。



アルトコインやレバレッジ取引をしたい人は避けるべき
一方で、アルトコインの取引やレバレッジ取引を利用したい人にとっては、不満が多い取引所です。
BITGATEは販売所でのビットコイン売買のみ可能です。アルトコインの取引や取引所での売買はできません。
また資金以上の金額で取引をするレバレッジ取引も、もちろんできません。



BITGATEのまとめ
- 2010年に設立されたビットコインの販売所。
- 金融庁に認可されているが、現在は新規受付をしていない。
- 取引所はなく、アルトコインの売買もできない。
- ビットコインの販売所での売買に特化した珍しい仮想通貨業者。
- 出金手数料が、ほかの取引所と比較すると高い。
- ビットコインを買いたいと思っている人にはオススメ。
- ビットコインの販売所での取引以外はできない。仮想通貨取引をしっかりとやりたい人には不向き。
ビットコインのシンプルな販売所であるため使いやすいです。
しかし、アルトコイン売買やレバレッジなどの中級者向けの取引方法を選ぶことはできません。
ビットコイン売買に特化した販売所であると念頭に置いて、他の取引所と合わせて利用する使い方がオススメでしょう。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。