
このような疑問を解決する記事になっています。
■ビットポイント仮想通貨流出事件が発生
2019年7月11日、ビットポイントの取引所において約30億円の仮想通貨が流出する事件が発生しました。
詳細は下記にまとめられています。
仮想通貨流出に関する現状報告および今後の対応方針(2019年7月16日)
この事態に伴って、現在は口座開設、ログイン、サービス利用など全ての機能が停止しています。(2019年7月30日時点)
注目を集める取引所BITPOINT(ビットポイント)。
BITPOINTは初めて取引する人向けの機能が充実していて、取引所の取引手数料が無料の取引所です。
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目次
BITPOINTとは?
BITPOINTのサービス開始は2016年6月にサービスを開始した仮想通貨取引所です。
BITPOINTがどのような会社なのか簡単に紹介をします。
創業者は東大出身の起業家
BITPOINT(会社名は株式会社ビットポイントジャパン)は、2016年3月に小田玄紀さんが創業をした会社です。
これまでにもいくつかの企業を興している小田さんですが、最初の企業は東京大学在籍中に立ち上げたNGO-terminalでした。
小田さんは「頑張る人が報われる」を信念にしています。
この信念は、高校時代に参加をしたthe Future World Leader’s Summit(フューチャーワールドリーダーズサミット)がきっかけだったそう。
世界30カ国から各国代表学生が集う場で、社会問題の解決を自らの人生のミッションと捉えて行動をする世界の若者と交流が始まり、その後の全ての根幹となる信念と出会う。
出典:GENKI式
BITPOINTでもこの信念に基づいて経営を行っているようです。
2016年にサービス開始
BITPOINTのサービス開始は2016年6月。
知名度のある取引所のコインチェックやbitfiyerは、2014年にはサービスを始めています。
しかし金融庁が定めている、仮想通貨交換業者には2017年9月に指定されました。
補足ポイント
コインチェックは仮想通貨交換業者として認められていませんでした。
「仮想通貨交換業者」の指定制度は、仮想通貨取引の整備をするために、2017年9月に始まりました。
BITPOINTはこの制度が始まってすぐに登録をされたので、流れに乗り遅れている取引所というわけではないのです。
仮想通貨を広めたいBITPOINT
BITPOINTは以前、本田圭佑さんを起用したCMで注目を集めていました。
現在動画は残されていませんが、CMはサービス(取引所)を特徴や良さの紹介をするCMではありません。
そこには小田さんの思いがありました。
今回の動画で次のようなメッセージが流れます。
〝未来を変える。その為に失敗を恐れず、日々、努力しているんです。〟
〝世界一になりたい。〟
この『世界一になりたい』は本田圭佑氏の考えであり、BITPOINTが日本の仮想通貨市場に対する思いです。
この思いを、今後の取組で実現していきます。
これから新しい試合のキックオフ。むしろ、ここからが本番です。
出典:ソーシャルベンチャーキャピタリスト:GENKI式ブログ



また、この時の本田圭佑さんとの契約金はビットコイン(BTC)で支払われたそうです。
親会社は東証二部に上場している
出典:M&A Times
BITPOINTの親会社は株式会社リミックスポイントです。BITPOINTの創業者、小田さんが代表取締役会長を務めています。
電力などのエネルギー関連事業を行っている会社です。
東証二部に上場をしており、社会的に信頼のおける企業だと言えます。
BITPOINTの特徴
BITPOINTはどのような取引所なのでしょうか?






5種類の仮想通貨を扱っている
BITPOINTでは5種類の仮想通貨を取引することができます。
どれも時価総額の上位を占める仮想通貨ばかりです。国内の取引所で扱っている仮想通貨は多くて5~7種類。
取り扱い通貨がビットコインのみの取引所もあるので、BITPOINTは決して少ない取引所ではないです。
利用できる取引は現物取引、レバレッジ取引、FX取引の3種類
BITPOINTでは以下の3つの取引方法を利用することができます。
- 現物取引
- レバレッジ取引
- FX取引
BITPOINTの特徴を説明する前に、これら3つの取引方法の違いを簡単に整理しておきましょう。
①現物取引
現物取引では手元にあるお金を用いて取引を行います。最も一般的な方法で初心者にオススメです。
現物取引のメリット
- 自由に売買を行うことができる。
- 余計な損失を防ぐことができる。
現物取引のデメリット
- 手元にある資金での取引しかできない。
②レバレッジ取引
レバレッジ取引は手元にあるお金よりも大きな額で取引をすることができます。
より大きな利益を得られる可能性がある反面、損失が大きくなる可能性もあります。
レバレッジ取引のメリット
- 手元にある資金よりも大きな額で取引をできる。
- 儲かった場合は少ない資金で多くの利益を得られる。
レバレッジ取引のデメリット
- 損失の額が大きくなってしまう。
- 損失が大きくなり過ぎると自動的に取引が行われる。
③FX取引
FX取引では手元に現金を必要としません。今後の価格を予想して売買を行い、その際に発生した差額が利益(損失)となります。
FX取引のメリット
- 資金がなくても取引をすることができる。
- 売り注文から取引を始めることができる。
FX取引のデメリット
- 損失の額が大きくなってしまう。
- 損失が大きくなり過ぎると自動的に取引が行われる。



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レバレッジが最大4倍
BITPOINTでは、最大4倍までレバレッジをかけることができます。
少ない元手で儲けたいという人には嬉しいですね。
注意ポイント
利益が大きくなる分、損失も大きくなりますので注意して取引してください。
外貨での取引ができる
BITPOINTの独自の特徴は、ビットコイン取引で外貨を使える点です。
ビットポイントMT4の取引に限りますが、日本円以外に以下の3つの外貨で取引をすることができます。
- 米ドル
- ユーロ
- 香港ドル
日本円だけではなく、外貨を用いてビットコイン取引をできるのはBITPOINTだけ。
人民元とフィリピンペソでの取引も現在調整中で、外貨を使った取引の幅は今後ますます広がりそうです。
BITPOINTのメリット
BITPOINTを使うとどんなメリットがあるのでしょうか。今回は特に知っておくべき4つのメリットを紹介します。
手数料が無料
BITPOINTでは全ての手数料が無料です。
現物取引、レバレッジ取引、FX取引の3つの取引方法があると紹介しました。
この3つの取引手数料はすべて無料ですし、入金や出金にかかる手数料、送受金手数料も無料です。
すべてが無料の取引所はないので、大きなメリットです。
注意ポイント
入出金時の振込手数料は発生します。
MT4を使える唯一の取引所
BITPOINTはMT4(メタトレーダー4)を使うことができる唯一の取引所です。






MT4とは、Meta Trader4というFXツールのことを言います。
自動売買が行いやすく、チャート分析ができるという点で、FX取引をしている人の間で親しまれています。
そのため、MT4を使うのはFX取引の時が基本です。ある程度取引に慣れてきた人向けと言えるでしょう。
注意ポイント
MT4を利用するにはビットポイントFX取引口座の申込みが必要です。
提携銀行が多い
BITPOINTは提携をしている銀行が多いのもメリットです。現在は以下の5行と提携しています。
- 住信SBIネット銀行
- ゆうちょ銀行
- 東京スター銀行
- ジャパンネット銀行
- イオン銀行
この中でも、住信SBIネット銀行とジャパンネット銀行、イオン銀行では即時入金を行うことができます。
即時入金はその名の通り、口座への入金反映を早くする入金方法です。手数料は無料なので、早く取引をしたい人にオススメです。
セキュリティ対策が万全
BITPOINTはセキュリティ対策がしっかりとしている取引所です。
ハッキングなどの盗難被害に遭わないためには、主に以下の対策が必要と言われています。
- 二段階認証
- マルチシグの採用
- コールドウォレットでの管理
コインチェックはマルチシグの採用とコールドウォレットで管理ができておらず、ハッキング被害に遭いました。
※コインチェック事件の詳しい内容は以下の記事を参考にしてみてください。
-
コインチェック(Coincheck)の取引所とは|<登録方法・使い方・手数料>~<事件のその後の歴史>までマルっと解説しました
コインチェックの特徴から歴史、その後などを整理しました。2019年1月11日にコインチェックは金融庁に認可され、再開が可能となりました。
現在は証券会社のマネックスグループに買収されましたが、いったいどのような会社なのでしょうか。続きを見る
Zaifの盗難事件もコールドウォレットでの管理ができていないことが原因でした。
小田さんは仮想通貨取引所セキュリティについて、自身のブログでこのように語っています。
証券会社水準のシステムに加えて24時間365日の監視体制でサーバー負荷やシステム障害を監視すること、ここに意識を向けることが重要です。
何よりも大事なことは「完璧なシステムはない」という自戒を持つことだと考えています。システム増強は日々改善していくことが大切です。
出典:ソーシャルベンチャーキャピタリスト:GENKI式ブログ
取引所の安全性について真剣に向き合っている姿勢が見て取れることでしょう。
BITPOINTはコインチェックの事件を受けて、情報セキュリティ委員会を設置しました。
現在は24時間365日、ハッキング攻撃にも対応できる体制を整えています。
尚、BITPOINTのセキュリティシステムは、楽天証券元CTO(最高技術責任者)の原田勉さんが開発をしました。
大手証券会社レベルのセキュリティ対策ができているのです。
また、BITPOINTでは会社が破綻した時の預金資産の保証をしています。
出典:BITPOINT
日証信託銀行と提携をしているので、投資している資金を返還してもらえるのです。



BITPOINTのデメリット
BITPOINTのメリットについてはおわかりいただけたと思います。






次はBITPOINTのデメリットを1つ紹介しましょう。
取引の成立が遅い
BITPOINTは2016年に開設した取引所です。2014年から開設している取引所もありますので、どちらかというと後発と言えるでしょう。
そのため売買に参加者が他の取引所と比較すると少なく、取引が成立しにくいです。
しかし、紹介した通り本田圭佑さんを起用したCMを展開するなど、利用者増加に注力をしています。
また、ハッキング被害などの影響で取引が停止している取引所もあります。今後、利用者が増えてくればこの問題は解決されるでしょう。
BITPOINTは初心者にオススメの取引所
特徴とメリット、デメリットを紹介してきました。
BITPOINTは初心者には特にオススメの取引所です。これから口座を開設しようと考えている人に向いています。
オススメの理由を改めて整理してみましょう。
口座開設が簡単
BITPOINTは5つのステップで簡単に口座開設をすることができます。
- 口座開設申し込み
- 本人確認書類のご提示
- 開設審査と完了通知書郵送
- 完了通知書のお受け取り
- 初回ログインと追加情報入力
まずはメールアドレスを登録します。
すぐに登録したアドレス宛にメールが届きます。そこに記載されているURLにアクセスします。
その後は入力フォーマットに従って情報を記載するだけ。
最後に本人確認書類をアップデートしたら手続きは完了です。
審査が通れば数日後に完了通知書が送られてきます。
私が申し込んだ時には申込みの2日後には届きました。
あとは記載されている手順に沿って操作をすれば取引を開始することができます。
手間も不明点もなく、簡単に口座開設、取引できました。
サポート体制が整っている
BITPOINTでは専門オペレーターに相談できるフリーダイヤルを開設しています。






国内の取引所では唯一の体制ですので初心者には嬉しいポイントでしょう。
5種類の仮想通貨があれば十分
先ほども説明した通り、BITPOINTで取引をすることができる仮想通貨は5種類です。
どれも時価総額が上位の仮想通貨です。仮想通貨の取引量が問題で、取引が成立しないということはほぼないでしょう。
たくさんの仮想通貨で取引ができたら迷います。5種類のラインナップは、初めての人にはちょうど良い取扱数です。
BITPOINTのまとめ
- 東証二部上場企業が親会社。本田圭佑さんのCMが話題になっている。
- 扱っている仮想通貨はビットコイン/イーサリアム/リップル/ビットコインキャッシュ/ライトコインの5つ。
- 現物取引/レバレッジ取引/FX取引の3つの取引ができる。
- レバレッジは最大25倍で国内取引所では最も大きい。
- 米ドル/ユーロ/香港ドルでビットコインの取引が可能。
- 取引にかかる手数料は全般的に無料。
- MT4を使える唯一の取引所。
- セキュリティ対策に注力している。
- スプレッドが広いので、取引する際の価格には注意が必要。
- サポート体制が整っており、口座開設は簡単なので、初心者にオススメの取引所。
いかがだったでしょうか?
セキュリティ対策やサポート体制、取引できる仮想通貨を考えるとBITPOINTは初めての取引にはぴったりです。
スプレッドが広い点やクレジットカードを使えないといったデメリットもありますが、慣れないうちは使いやすい取引所を利用するのが無難です。
この記事が今後の取引の参考になれば嬉しい限りです。お付き合いいただきありがとうございました。