仮想通貨の代名詞と言えるビットコイン、その改良版として生まれた2番目の仮想通貨・ライトコイン。
「ビットコインが金なら、ライトコインは銀」と定義されています。
その理由は希少性にあります。
金:流通量が少なく、希少性が高い
銀:流通量が多く、(金と比較して)希少性が低い
また、国内の銀は金の価格の66分の1と安価で手に入ります。
この点がビットコインとライトコインが金と銀に比較されるポイントです。
実際に2つの通貨の発行上限が異なります。
それぞれの特徴を以下にまとめました。
仮想通貨名 | ビットコイン | ライトコイン |
単位 | BTC | LTC |
価格(2019年4月18日現在) | 約58万円 | 約8,700円 |
発行上限枚数 | 2,100万枚 | 8,400万枚 |
利用目的 | 通貨 | より身近な通貨 |
送金時間 | 約10分 | 約2.5分 |
どちらも通貨としての機能を果たすために生まれていますが、実際に買っている人は何に期待をしているのでしょうか?
今回は実際に買っている人の声と一緒に、この2つの仮想通貨を比較してみました。
まずは簡単にそれぞれの特徴をチェックしましょう。
ビットコイン(BTC)とは?
ビットコインは、サトシナカモト氏により2008年に提唱された世界初の仮想通貨です。
政府や銀行などの中央管理者が存在しないことが大きな特徴です。
ブロックチェーンという技術が使われていて、取引履歴はすべてブロックに記録されます。
仮想通貨の時価総額ランキングは常に1位で、仮想通貨の代名詞といえる存在です。

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ライトコイン(LTC)とは?
ライトコインはGoogleでエンジニアをしていたチャーリー・リー(Charlie Lee)氏が開発した仮想通貨です。
ビットコインを基に作られ、ビットコインよりも日常で使える仮想通貨として2011年に生まれました。
最初にできたアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)で、ビットコインに次いで2番目に歴史があります。



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ビットコイン(BTC)とライトコイン(LTC)を買っている人の声
ビットコイン(BTC)やライトコイン(LTC)を買っている人の口コミをチェックしてみましょう。
彼らはなぜ買おうと思ったのでしょうか。
ビットコイン(BTC)の口コミ
口コミを見ると、ビットコイン(BTC)が買われる理由は安心感、信頼性だと分かります。
ビットコインは、最も知名度やスタンダードな仮想通貨であることが安心や信頼を生む要因です。
ただ、2017年末に200万円をつけたバブル期に売れず、下落相場の2018年に売ってしまった人も多いようです。
ライトコイン(LTC)の口コミ
口コミを見ると、ビットコインよりも早い送金スピードに魅力を感じて買ったという意見がありました。
一方で、他の仮想通貨の送金スピードも上がっているためその分の期待値が落ちてしまっていることも述べています。
ビットコイン(BTC)とライトコイン(LTC)の比較まとめ
- ビットコイン(BTC)は、サトシナカモトの論文によって初めて生まれた仮想通貨
- ライトコイン(LTC)は、ビットコインの改良版として作られた仮想通貨
- ライトコイン(LTC)の発行上限数はビットコイン(BTC)の1/4、同じく送金スピードは4倍
- ビットコイン(BTC)は知名度による安心感、信頼性で買われている
- ライトコイン(LTC)は送金スピードの速さが魅力で買われている
どちらも仮想通貨の時価総額の中では上位にいて知名度のある仮想通貨です。
2018年は全体相場が下落傾向のため、泣く泣く売ってしまった人も多いようです。
2019年に入ってからは、ビットコイン(BTC)、ライトコイン(LTC)ともに上昇傾向にあります。
今後の動きにも引き続き注目していきましょう。