
- 仮想通貨のロングってなに?
- 仮想通貨のロングやショートってどんな取引なのかな?
- 仮想通貨のロングって初心者にもできる?
仮想通貨のロングとはレバレッジ取引の際の取引方法の1つです。
記事の前半で仮想通貨のロング取引の方法を解説し、記事の後半で仮想通貨のロング取引の際の注意点やコツを説明します。



今すぐに仮想通貨をロングで取引したいという人は「仮想通貨をロングポジションで保有できるおすすめの取引所3選」を見てくださいね。
目次
仮想通貨のロングとショートはレバレッジ取引の1つ
仮想通貨のレバレッジ取引にはロングとショートという方法があります。
レバレッジ取引って
投資額にレバレッジをかけて資金の数倍の金額を取引する方法
- ロング:通貨を買い、上昇したタイミングで売る
- ショート:取引所から借りた通貨を先に売って後で買い戻す
ロングとショートの両方を使い分けることで価格変動が激しい仮想通貨でも利益を出すことができます。
仮想通貨のロングの意味はロングポジションの略
仮想通貨のロングとはロングポジションの略で通貨を買って売る方法です。
通貨を買うことを「ロングポジションを持つ」と言い、数日後にポジションを売り、売買の価格差を儲けます。
通常の通貨取引と似ていますが、ロングポジションは以下2つが異なります。
- FX可能な取引所でしかできない取引方法
- 購入した通貨はロング取引以外の目的で使用不可
ロングポジションを持つ取引方法は通貨の更なる価格上昇が見込まれる時に始めましょう。
仮想通貨のショートの意味はショートポジションの略
仮想通貨のショートとはショートポジションの略で売り注文から始める取引方法です。
取引所から借りた通貨を売りに出し、価格が下がったら通貨を買い戻して取引所に返します。
通貨を売りに出すことを「ショートポジションを持つ」と言い、価格が下がった数日後に通貨を買い戻して、価格差で儲けます。
通貨の更なる下落が予想される時に「ショートポジションを持つ」のがおすすめです。



ロングで儲ける仕組みは分かりやすい
仮想通貨のロングポジションは儲ける仕組みが分かりやすいです。
なぜならロングポジションを持つ場合、仮想通貨が値上がりすればポジションを売り、利益が得られるからです。
例えば、株式投資をした際に購入銘柄が値上がりすると儲かるのと同じです。
ただしロングポジションは仮想通貨自体を保有していないので、ロング取引の目的以外で購入した通貨を使用できません。
「ロングポジションを持つ」とは値動きで発生する利益や損失の権利を得る方法と考えましょう。
仮想通貨取引をロングで儲ける際の注意点は3つ
仮想通貨取引のロングポジションで儲ける際の注意点は以下の3つです。
- レバレッジ取引は初心者には不向き
- 通貨の価格が上がらないと損をする可能性がある
- ロストカットや追証に注意
1.レバレッジ取引は初心者には不向き
レバレッジ取引は初心者には不向きです。
なぜなら、レバレッジ取引は投資額以上に損失が出る可能性があるからです。
仮想通貨は価格変動が激しく、レバレッジ取引の場合は通貨を保有しているだけで手数料が0.04%/日ごとでかかるので注意しましょう。
仮想通貨の取引をしたいという人は投資額以上に損失が出ない現物取引をしましょう。
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2.通貨の価格が上がらないと損をする可能性がある
ロングポジションを持つ場合、価格が下がると通貨を売却しても損失が発生します。
価格が再び、急騰する可能性はありますが損失額が予想以上に膨らむ可能性もあります。
ロングポジションを持つ取引はあらかじめ損切りと利益確保のタイミングを決めておきましょう。
3.ロスカットや追証に注意
思いのままにロングやショートの取引方法を選択するためには証拠金維持率に注意しましょう。
なぜなら、一定の証拠金維持率を下回るとロスカット(自動決済)されたり、追加の借金である追証が発生するからです。
以下は証拠金10万円で取引口座の資金が20万円の場合の証拠金維持率の計算式です。
証拠金維持率の計算式(証拠金10万円で口座の資金が20万円の場合)
- 20万円÷10万円×100=200%(証拠金維持率)
証拠金維持率は取引所によって異なるので、口座の証拠金維持率に注意して取引をしましょう。



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仮想通貨のロングのやり方のコツは2つ
仮想通貨のロングポジションをとるコツは以下の2つです。
- ロングとショートは仮想通貨の取引相場の状況で使い分ける
- 証拠金は余剰資金を使い、レバレッジ率は1~2倍まで
1.ロングとショートは仮想通貨の取引相場の状況で使い分ける
ロングポジションは通貨の価格上昇時、ショートポジションは価格下落時に有効です。
- ロング(価格上昇時):通貨を買い、購入価格を上回ったら通貨を売却
- ショート(価格下落時):通貨を売り、価格が下がったら通貨を買い戻す
レバレッジ取引はロングとショートを使い分けた柔軟な取引が可能です。
2.証拠金は余剰資金でレバレッジ率は1~2倍までにする
仮想通貨のレバレッジ取引は余剰資金で1~2倍の低いレバレッジをかけて始めましょう。
レバレッジ取引はレバレッジ率の高さに応じて預けるべき証拠金が増えて証拠金維持率が下がりやすくなるからです。
証拠金維持率を高く維持するためにはレバレッジ率を1倍から2倍に抑えるのがおすすめです。
低いレバレッジ率ならば利益額が少ないですが損失も抑えることが可能でロストカットのリスクを軽減できるでしょう。



ただし、ロストカットされると取引で利益がないままで投資額を全額失うので再取引の際の負担が大きいでしょう。



レバレッジ取引はロングやショートの取引ができるように生活に支障が出ない余剰資金で低いレバレッジをかけて取引しましょう。



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仮想通貨のロングやショートの課税タイミングは取引後
仮想通貨の利益は雑所得に該当します。
特に、仮想通貨の利益額が20万円を超える場合は確定申告が必須です。



仮想通貨のショートの場合、ショートのポジションが解消された瞬間が課税対象です。



※仮想通貨の取引における税金について詳しく知りたいという人はこちらを見てくださいね。
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仮想通貨をロングポジションで保有できるおすすめの取引所3選
仮想通貨をロングポジションで保有できるおすすめの取引所は以下の3つです。
取引所名 | 取引手数料 | レバレッジ率 | 通貨数 | ロスカット |
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まとめ
- 仮想通貨のロングポジションは通貨を買って高く売る方法
- 仮想通貨のロングとショートは相場に応じて使い分けるのがおすすめ
- 仮想通貨のロングで保有する通貨はロング以外の取引では使用不可
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。