
- 仮想通貨の第三世代って何だろう?
- 仮想通貨の世代ごとで何が違う?
- 仮想通貨の世代が変化すると、通貨価格に変化は起きる?
今回は記事の前半で仮想通貨の第三世代とは何かを解説し、後半では仮想通貨の第三世代と言われる通貨や第三世代の通貨を扱う取引所を紹介します。



すぐに仮想通貨の第三世代と呼ばれる通貨を取引したいという人は「 仮想通貨の第三世代の通貨が買える取引所4選」を見てくださいね。
目次
仮想通貨の世代は第三世代まである
(出典:Steemit)
仮想通貨の世代はブロックチェーンの活用や変化に応じて世代が分けられます。
仮想通貨には世代があり、以下の3つが定義されています。
仮想通貨の世代 | 別名 | 定義 | 活用事例 | |
---|---|---|---|---|
仮想通貨第一世代 | ブロックチェーン1.0 | 仮想通貨そのもの | ビットコイン | |
仮想通貨第二世代 | ブロックチェーン2.0 | 通貨以外の金融分野 | 株、ローン | |
仮想通貨第三世代 | ブロックチェーン3.0 | 金融以外の分野 | 医療、行政サービス |
仮想通貨の第一世代はブロックチェーン1.0
仮想通貨の第一世代はビットコインをはじめとした仮想通貨そのものを指します。
仮想通貨の第一世代
- ビットコイン(BTC)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
ブロックチェーン技術の発展で、仮想通貨が「通貨」機能をもつという認識が世間に広がりました。



仮想通貨の第二世代はブロックチェーン2.0
仮想通貨の第二世代とは通貨以外の金融分野へ仮想通貨の技術を応用できることを意味します。
例えば、時価総額第2位のイーサリアムはスマートコントラクト機能を持ちます。
スマートコントラクトって?
人を介さずに契約を自動化できる仕組み
町中で1度は自動販売機を見たことがあるでしょう。
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仮想通貨の第三世代はブロックチェーン3.0
仮想通貨の第三世代は金融分野以外で仮想通貨の技術を活用することを意味します。
例えば、医療分野でのカルテ管理、行政の個人情報管理にブロックチェーンを活用できます。
ブロックチェーンって?
取引データをブロックに分けて鎖状につないで管理する仕組み
仮想通貨の第三世代に代表される通貨は以下の3種類です。
- エイダコイン(ADA)
- ルートストック(RBTC)
- アイオン(AION)



「 仮想通貨の第三世代といわれる通貨は3つ」で詳しく解説します。



仮想通貨の第三世代の特徴は3つ
仮想通貨の第三世代の特徴は以下の3つです。
- 仮想通貨の第三世代は金融分野以外で活用される
- 異なるブロックチェーンで管理されたデータでもお互いに情報交換が可能になる
- 仮想通貨の第三世代は通貨機能+スマートコントラクト+IOTを合わせた技術として期待される
3. 仮想通貨の第三世代は通貨機能+スマートコントラクト+IOTを合わせた技術
仮想通貨の第三世代では以下の3つの技術を合わせ持ちます。
- 通貨としての機能
- スマートコントラクト機能(人を介さずに契約を自動化する)
- IOT:Internet of Thingsの略でモノをインターネットでつなぎ、操作する仕組み
仮想通貨の第三世代には通貨と決済機能にIOT技術を合わせるので、サービスの幅を広げられると期待されています。
仮想通貨の第三世代といわれる通貨は3つ
仮想通貨の第三世代といわれる通貨は以下の3つです。
- 仮想通貨開発のプロ集団【IOHK】が支えるエイダコイン
- ビットコインとイーサリアムの良さを持つルートストック
- 異なるブロックチェーンの情報交換を支えるアイオン
1.仮想通貨開発のプロ集団【IOHK】が支えるエイダコイン(ADA)
エイダコインは時価総額が12位と高く、スマートコントラクト機能をもつ通貨です。
エイダコインは以下の3つの管理団体が支えています。
- IOHK(Input Output Hong Kong):エイダコインの開発機関
- カルダノ財団:エイダコインを支えるカルダノというプラットフォームの監督・教育機関
- エマーゴ:エイダコインの活動の広報機関
エイダコインは時価総額が高く、通貨の研究開発にイーサリアムの開発者が関わることから期待値が高い第三世代の通貨です。
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2. ビットコインとイーサリアムの良さを持つルートストック(Rootstock)
ルートストックはビットコインとイーサリアムを合わせた通貨です。
2種類の通貨を合わせると、通貨ごとの弱みをカバーして以下2つの強みを生かせます。
- イーサリアムの取引処理スピードの速さ(約10秒)
- ビットコインの強固な安全性



(出典:rskの公式HP)
3. 異なるブロックチェーンの情報交換を支えるアイオン(AION)
アイオンは異なる複数のブロックチェーンをつなぐために設計された通貨です。
一般的なブロックチェーンは通貨ごとに形式が異なり、データが一括管理されていません。
一方でアイオンは高いスケーラビリティ機能をもつブロックチェーンです。
スケーラビリティが高い
拡張性が高い(性能の向上や機能を追加できる)
アイオンは異なるブロックチェーンの情報交換をサポートする第3世代の仮想通貨を目指しています。
(出典:AIONの公式HP)
仮想通貨の第三世代の通貨が買える取引所4選
仮想通貨の第三世代といわれる通貨が買える取引所は以下の4つです。
取引所名/通貨名 | エイダコイン(ADA) | ルートストック(RBTC) | アイオン(AION) | 取り扱い銘柄数 |
---|---|---|---|---|
![]() ![]() | ◎ | ◎ | - | ◎ |
![]() ![]() | ◎ | - | ◎ | ○ |
![]() ![]() | - | ◎ | - | ○ |
![]() ![]() | - | - | - | ○ |



第三世代の仮想通貨を購入してみたいという人は海外取引所での登録が必要です。
まとめ
- 仮想通貨の第三世代はブロックチェーン3.0と同じ
- 仮想通貨の第三世代は金融以外でも活用される
- ブロックチェーン3.0は異なるブロックチェーンもデータ交換ができる