目次
イオス(EOS)はどんな仮想通貨?
イオス(EOS)は時価総額2位のイーサリアムと比較をされることが多いです。

共通しているのは企業のサポートをするためのプラットフォームという点です。
具体的にどのような仮想通貨なのかを見てみましょう。
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2017年に公開された歴史の浅い仮想通貨
イオスは2017年6月に公開された仮想通貨です。発行枚数は10億枚で、1億枚を運営している団体が保有。
残り9億枚のうち2億枚がICOで配布され、残り7億枚が市場に出回っています。
時価総額が5位の仮想通貨で、日本では知名度は低いですが、将来性への期待から世界では知名度が高い仮想通貨です。
しかし、イオスは価値がない仮想通貨とも言われています。
【無価値の仮想通貨】EOS(イオス)プロジェクトのために生まれた
イオスは、ICOを行う際のホワイトペーパーで「EOS(イオス)プロジェクトの資金調達のために発行」と記載をされています。
ICOで発行をされた当初はイーサリアムのブロックチェーンを用いていました。
そのため、イオスが価値を見出すにはイーサリアムから独立をする必要があったのです。



EOS(プロジェクト)が成功して、イオスに価値がついたのでした。
それでも、イオスはICOが行われてから、わずか18時間で約16億円、最終的には約4500億円の資金が集まり注目されました。



イオスは2018年6月にメインネットを始め、イーサリアムからの独立しました。



イオスの現在の価格は?
無価値と言われていたイオスですが、現在はいくらで取引をされているのでしょうか?
詳しく見てみましょう。
イオスはいくらで買える?
現在のイオスの価格は以下の通りです。
2017年の10月までは100円程度で取引をされていましたが、2018年4月のピーク時には1EOS=約2,000円で売買が行われていました。






2018年4月にはイオスを持っている人に対して、通貨の配当が支払われました。
「今後も配当が支払われることがあるのではないか?」という期待から買う人が増え、価格は上昇しました。
更に、配当が支払われたという良いニュースは、イオスの機能性への評価が改めてされるきっかけにもなりました。
また、イオスは元々イーサリアムのプラットフォームを用いて作られた仮想通貨でした。
2018年6月に独立をしていますが、その前段階として、独立への期待から価格が上昇したのです。
時価総額は5位!
イオスの時価総額は、ビットコインキャッシュに次いで現在5位。
知名度は高くないかもしれませんが、取り扱われている額は多いです。






イオスはどのような点において注目されているのでしょうか?
具体的な特徴を見てみましょう。
実用性はビットコイン以上!イオスの特徴は?
イオスはビットコインよりも実用性がある仮想通貨と言われています。
時価総額や知名度はまだビットコインよりも低いですが、今後は仮想通貨の主流はイオスになる可能性もあります。
どの点がビットコイン以上なのかを見てみましょう。
取引の処理スピードがビットコインの数百倍
イオスの特徴は、取引の処理スピードが他の仮想通貨よりも遥かに早い点です。
イオスは1秒間で百万以上の取引を処理できます。
1秒で処理できる取引の数は、ビットコインで6件、イーサリアムは15件。処理速度に定評があるリップルでも1,500件です。



この速度は、クレジットカードよりも早いとも言われています。
ビットコインの場合は、取引が完了するまでに時間がかかることが問題点でした。
イオスの場合は通貨として出回っても、決済にかかる時間が遅くて困ることはないでしょう。
取引手数料が無料
イオスは取引にかかる手数料が無料です。
銀行などの金融機関と比較するとビットコインの取引手数料は安いでしょう。
しかし、ビットコインの手数料は価格によって変動します。価格が数百、数千倍になった時には手数料もその分増えることになります。



仮にビットコインの価格が今後も大幅に上昇しなかったとしても、安いに越したことはありません。
取引スピードが早い上に手数料が無料であれば、取引をする頻度が多い人や企業には嬉しい特徴です。
イオスがイーサリアムよりも優れていると言われる3つの理由
先ほどはビットコインよりも実用的な点を説明しました。
次は、イオスと比較されることが多い、イーサリアムよりも優れている点について紹介します。
DPOSを採用している
イオスではDPOSというアルゴリズムを採用しています。






DPOSではイオスネットワークに参加している人の投票によって取引の承認者が選ばれます。



投票によって選ばれた人が承認を行うため、リップルのPOCと似ているとも言われています。
また、DPOSはセキュリティの評価が高いです。不正を行う人が選出されないような仕組みになっているため、承認作業も安全なのです。
使い勝手の良さ
特徴で説明をしましたが、イオスは取引の処理スピードが短く、取引手数料が無料です。
そのためユーザーからすると、イオスは使いやすい仮想通貨です。
また、アルゴリズムにはDPOSを採用しています。DPOSはイーサリアムが採用しているPOSを改善したアルゴリズムです。



そのためイオスは、イーサリアムの優れている点を用いつつ、改善した仮想通貨と言えるでしょう。
現在はイーサリアムから完全に独立
先ほども説明をした通り、イオスは2018年6月にイーサリアムから独立しています。
これによって、イオスはイーサリアムの影響を受けることはなくなりました。
イオスはイオスとして、機能を改善することができます。実際、イオスはプラットフォームのアップデートを予定しています。
イオスの機能が更に良くなれば、ますます仮想通貨としての評価が上がっていくことでしょう。
イオスは今後値上がりするの?
今後イオスの価格は上昇するのでしょうか?



これからの展開がわからないとなかなか買って良いのかわかりづらいですよね。
そこで、今後イオスの価格が上昇する可能性がある要因を3つまとめてみました。
日本の取引所に上場する可能性がある
イオスは現在、日本の取引所で購入ができません。海外の取引所を利用しないと取引ができない状況です。
そのため、買いたいと思っていても買うことができない日本人がいるでしょう。
日本の取引所での売買ができるようになれば、そういった人が買おうとするはずです。
そうなればイオスの価格は上昇するでしょう。
格付け会社の評価が高い
イオスは仮想通貨格付け会社からの評価が高いことでも注目を集めています。
Weiss Ratingはイオスを「B-」の仮想通貨と評価しています。



Weiss Ratingが「A」評価をしている仮想通貨はありません。最高評価がリップルの「B」評価です。
その次に位置するランクですので、決して低い評価ではありません。









※ビットコインが抱える問題については以下の記事を参考にしてみてください。
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ビットコインキャッシュは儲かる?ビットコインより優秀な仮想通貨の正体
ビットコインキャッシュは、ビットコインと名前が似ているので、何かしら関係があるのかなと思いますよね。
ビットコインキャッシュは2017年8月にビットコインから生まれた(分裂した)仮想通貨です。続きを見る
その他にも、イオスは中国政府の格付けランキングでも1位に選ばれています。専門家からの評価は高いです。
機能が優れている点や将来性があるため、ビットコイン以上に期待をされている仮想通貨と考えて良いでしょう。
期待だけで時価総額は6位へ
最初に説明をした通り、イオス自体には価値がないと言われています。
それでも、ICOで多額の資金を集めたプロジェクトが発行している仮想通貨として注目をされています。
イオスの技術に対して期待をして買っている人が現在は多いです。
今後、イオスが普及され使うことが一般的になれば、価格の上昇は間違いないでしょう。
イオスはどこで買える?
ここまでイオスの特徴について紹介してきました。
最後にイオスを買うにはどのようにすればよいかを説明します。
日本の取引所では扱っていない
先ほどお伝えの通り、イオスは残念ながら日本の取引所では扱っていません。(2018年11月現在)
今後は日本でも取引できるようになるかもしれませんが、現在は海外の取引所で売買するしかありません。
世界では約60ヶ所の取引所が対応
イオスは世界約60ヵ所の取引所で売買できます。
ただし日本円での購入はできませんので、ビットコインもしくはイーサリアムを買ってから送金しないといけません。



- 日本の取引所でビットコイン(イーサリアム)を購入する。
- イオスを扱っている海外の取引所宛にビットコイン(イーサリアム)を送金する。
- 海外の取引所でイオスを購入する。(ビットコインもしくはイーサリアム建て)



日本の取引所口座をまだ持っていない人は以下の記事を参考にしてみてください。
海外の取引所は日本人には難しい場合があります。口座開設をするなら、大手取引所のBINANCE(バイナンス)やHuobi(フォビ)がオススメです。
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日本の大手取引所を買収したHuobiとは?メリット・デメリットを紹介
Huobiは、2013年に中国北京で設立された取引所です。Huobiはアメリカのベンチャーキャピタルのセコイアキャピタルなどから出資をうけており、仮想通貨・ブロックチェーンの世界では知らない人がいないほどの大手企業になりました。
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EOS(イオス)のまとめ
- 2017年6月に発行された仮想通貨。
- EOS(イオス)はEOSプロジェクトのために生まれた。
- イーサリアムと同じように、企業をサポートするためのプラットフォームを提供している。
- ICO当初は無価値の仮想通貨と言われていた。
- 取引処理のスピードがビットコインの数百倍。
- 取引にかかる手数料が無料。
- DPOSをアルゴリズムとして採用している。
- 格付け会社の評価が高く、価格の決定要因は期待が占めている。
- 日本の取引所では扱っていないので、海外の取引所で購入する必要がある。
イオスは、日本で買うことができない仮想通貨ということもあり、日本での知名度は低いです。
しかし将来性や通貨としての機能は、ビットコインやイーサリアム以上と評価されています。
イオスの目標は企業が導入するプラットフォームになることです。実用的で機能が優れている点は現在ある仮想通貨ではトップクラスでしょう。
EOS(イオス)プロジェクトがどのように進むかにもよりますが、イオスが日常的に使われるようになっても不思議ではありません。
今後の展開に注目をしたい仮想通貨の1つです。気になる方は数百円台で買えるうちに買ってみても良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。