イーサリアムは、時価総額でビットコインやリップルに次いで3位の仮想通貨です。
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【2020年版】イーサリアムとは?基本的な特徴から・歴史・将来性を徹底紹介
イーサリアムはひとことで表すと「インターネットを使ったコンピューター」です。ブロックチェーン技術を利用している点でビットコイン(BTC)に共通しますが、単なる仮想通貨ではありません。
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すでに人気のある仮想通貨ですが、まだ完全なものではありません。
最初の登場から4つのアップデートを経て、イーサリアムは完成します。
2020年に完成を迎える予定です。
- Frontier(フロンティア)
- Homestead(ホームステッド)
- Metropolis(メトロポリス)
- Serenity(セレニティ)
既に2つのアップデートが終了し、現在は3つ目のアップデートを行っている途中です。
今回はイーサリアムの4つのアップデートについて紹介をしていきます。
①Frontier(フロンティア)
1つ目のフロンティアは2015年7月に実施されました。イーサリアムは開発者や技術者向けにテスト版が発表されました。
この時のバグなどの問題を修正するためのアップデートがフロンティアです。
②Homestead(ホームステッド)
2つ目のホームステッドは2016年3月に実施されました。ホームステッドは、取引の安定性を高めるためのアップデートです。
取引手数料やマイニングの難易度を調整するためのルールに関して修正が行われました。
このアップデートによってイーサリアムは広がっていき、価格が上昇しました。
しかし、ホームステッドによってハードフォークが起こり、イーサリアムクラシックが誕生するきっかけにもなりました。
※ハードフォークとイーサリアムクラシックは以下の記事を読んで見てください。
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③Metropolis(メトロポリス)
3つ目のアップデートがメトロポリスです。メトロポリスはビザンティウムとコンスタンティノープルの2つのアップデートに分かれています。
2017年9月にビザンティウムは行われました。企業だけではなく、一般の人もスマートコントラクトを使いやすくするためのアップデートです。
イーサリアムを持っている一般人のためのアップデートと言えるでしょう。
コンスタンティノープルは、マイニングのアルゴリズムを変更する準備のためのアップデートです。
2018年に行われると言われていますが、具体的な日程はまだ明らかになっていません。



④Serenity(セレニティ)
最後に予定されているアップデートがセレニティです。このアップデートでは、マイニングのアルゴリズムを正式に変更します。



マイニングのアルゴリズムが変わることで、イーサリアムが抱える問題を解決しようとしています。
しかし、セレニティが実施されると、マイニングを行う人たち(マイナー)からの反発が起こる可能性があります。









このタイミングでは価格の変動が起こる可能性があり、取引の際は注意が必要です。
まとめ
- イーサリアムは4つのアップデートを予定している。
- アップデートの種類は、フロンティア/ホームステッド/メトロポリス/セレニティの4つ。
- フロンティアアップデートでは不具合の修正が行われた。
- ホームステッドアップデートがきっかけで分裂した。
- メトロポリスアップデートによって、一般人も使いやすい仕様になる。
- セレニティアップデートではマイニングの方法が変わる。価格の変動が予想されている。
イーサリアムは企業からの注目度の高い仮想通貨ですが、まだ完成していません。
これらのアップロードが完了すれば、ますます便利な仮想通貨になることでしょう。
今後の動向に注目しておきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。