
GMOコインでのレバレッジ取引のやり方を知りたい。
そもそもレバレッジ取引って?
こんな疑問を解決する内容になっています。
GMOコインはビットコインをはじめとする、5種類の仮想通貨でレバレッジが取引ができます。
GMOコインのレバレッジ取引は、取引所と仮想通貨FXの2種類のサービスがあります。
この記事ではこの2種類のサービスの具体的な違いやレバレッジ取引のメリットなどをまとめました。
すぐに「GMOコインのレバレッジ取引を詳しく知りたい!」という人は、「GMOコインのレバレッジ取引サービスは2種類」から目を通してくださいね。
目次
レバレッジ取引とは?現物取引との違い
レバレッジはてこの意味で、レバレッジ取引は証拠金と呼ばれる自己資金を担保に資金以上の売買ができる取引方法です。
持っている仮想通貨(建玉)の総額が大きい方が、同じ値動きでも利益が大きくなるため(もちろん逆の場合も)、手持ち資金が少ない人はレバレッジ取引をすることで効率的な取引ができます。
具体的に資金以上でどれだけ売買できるかは、あらかじめ設定されているレバレッジ倍率によって決まります。
国内では最大4倍としている取引所が多いです。
3万円の資金をレバレッジ4倍で取引すると、12万円分の売買ができます。
また、レバレッジ取引は実際の仮想通貨の売買がありません。
「買い→売り」または「売り→買い」のセットが執行されて始めて、利益または損失分の金額が授受される仕組みです。
買った状態、または売った状態で反対売買されず残っている未決済分の総数を「建玉(たてぎょく)」といいます。
一方で実際に仮想通貨の受け渡しがあるのが現物取引です。
仮想通貨はインターネット上の通貨のため、物体としての通貨がない点は紛らわしいですが、仮想通貨取引所で1BTCの現物を購入すれば、取引所のウォレット上に1BTCが入ります。
現物取引は持っている資金分だけ売買ができます。
売買の差額で儲けるだけでなく、ビットコインやその他の仮想通貨を持ちたい人は現物取引で手に入れる必要があります。
レバレッジ取引のメリット
現物取引と比較した際、レバレッジ取引のメリットは大きく3つあります。
- 持っている資金以上の金額で取引ができる
- 取引手数料がかからない
- 売りから入ることができる
持っている資金以上の金額で取引ができる
上述のとおり、レバレッジをかけることで資金以上の取引ができます。
仮想通貨の価格が上がった際に、持っている資金額が大きい方が含み益も大きくなります。
そのため、買ってからうまく値上がりすれば効率的に稼ぐことができます。
一方で証拠金維持率が一定の率を割るとロスカットされることもあるため、こちらはデメリットで紹介します。
取引手数料(注文手数料)がかからない
レバレッジ取引はGMOコインを含む、多くの取引所で取引手数料(注文手数料)無料のケースが多いです。
1回の手数料が小さい額であっても、取引頻度が多い人にとっては積み重ねで大きな金額になります。
デイトレ(毎日トレード)やスイングトレード(週、月に複数回)など、頻繁に取引をする人にとっては有利でしょう。
下落相場でも売りで稼げるチャンス
レバレッジ取引は「売り」からの注文もできるため、値上がりだけでなく、値下がりの局面でも稼げるチャンスがあります。
以下はGMOコインのレバレッジ取引サービスのひとつ、仮想通貨FXの説明です。
仮想通貨FXでは「相場の下落を見込んで高値で売り注文を出しておき、安値となったら買い戻す」といった、現物取引ではできない、下落相場の局面でも収益を狙えるお取引が可能です。(出典:GMOコイン)
出典:GMOコイン
初心者にはイメージしにくいかもしれませんが、買いに慣れてきたら売りを試してみるのも手でしょう。
下落相場が続く局面では、売りも有効活用できます。
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レバレッジ取引のデメリット
レバレッジ取引のデメリットは2つです。
- ロスカットのリスクがある
- 建玉手数料がかかる
ロスカットのリスクがある
レバレッジ取引には、証拠金維持率という指標があります。
証拠金維持率とは、時価評価総額に対する必要証拠金の割合のことです。
証拠金維持率 = 時価評価総額/必要証拠金
証拠金維持率をご確認いただくことで、ロスカットのリスク状況を把握することが可能です。(出典:GMOコイン)
GMOコインでは証拠金維持率が75%を割ると、保有している建玉が自動的に強制決済されます。これをロスカットといいます。(出典:GMOコイン)
この基準は取引所によって異なりますが、ロスカットされないために証拠金維持率に余裕を持たせた取引が求められます。
証拠金維持率は取引所にログインすればすぐに確認できます。
フルレバレッジで仮想通貨を買った後に、予想外に価格が下がると証拠金維持率が下がってしまいます。
少ない資金であっても、初めは1倍(3万円入金し、3万円分だけ買う)や2倍(3万円入金し、6万円分だけ買う)程度にとどめるとよいでしょう。
建玉手数料(レバレッジ料)がかかる
レバレッジ取引は日をまたいで建玉(ポジション)を持ち越すと、レバレッジ手数料がかかります。
GMOコインを含む多くの取引所で1日当たり、保有建玉×その日の価格の0.04%分の手数料がかかります。
たとえば10万円分のビットコインの建玉を持ち越した場合、1日あたり40円のレバレッジ手数料がかかります。
これが高いか安いかは利益次第ですが、建玉を長く持ち続けると手数料が積み重なるので考慮する必要があります。
GMOコインのレバレッジ取引サービスは2種類
ここからはGMOコインのレバレッジ取引サービスを見ていきます。
GMOコインはレバレッジ取引のサービスは、取引所形式と仮想通貨FXの2種類があります。
以下はGMOコインのサービス比較表で、右側の2つがレバレッジ取引になります。
出典:GMOコイン
どちらも取引可能な通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)の5種類です。
2つのサービスはよく似ていますが、大きな違いは以下の3つです。
- レバレッジの最大倍率
- 価格表示
- 注文方法
それぞれの違いについて見ていきましょう。
レバレッジの最大倍率
取引所では、すべての仮想通貨が最大レバレッジ4倍で取引ができます。
仮に3万円を入金した場合、最大12万円分の売買ができます。
一方、仮想通貨FXでかけられるレバレッジ倍率は、ビットコイン、4種類のアルトコイン(イーサリアム・ビットコインキャッシュ・ライトコイン・リップル)すべて共通で最大4倍です。
ビットコインを買う際にレバレッジ3倍を使用すれば、3万円の資金で12万円分のビットコイン売買ができます。
なお、仮想通貨FXのレバレッジも2019年7月31日からすべて4倍に変更されました。(出典:GMOコイン)
価格表示(取引板と2WAYプライス)
価格表示も異なります。
取引所形式は板取引となり価格ごとに売りに出ている数量から売買できる一方、仮想通貨FXは2WAYプライス表示で表示されている価格で売買できるため、初心者にも買いやすいです。
板取引に慣れている中級者は取引所で、初心者は仮想通貨FXでの取引がオススメです。
注文方法
注文方法は仮想通貨FXの方が充実しています。
取引所と仮想通貨FXで共通して使えるのが成行注文、指値注文です。
成行注文:
注文価格を指定しない注文。
相場状況によっては、思わぬところで高く買えたり、安く売れたりするケースがあるので注意が必要。
指値注文:
注文価格を指定して発注する注文です。
例えば80万円の買い指値注文をした場合、現在価格が79万円でも約定します。
(「約定」とは売買が成立することです。)
(出典:GMOコイン 注文タイプについて)
上述の通り、成行注文は想定外の価格で買ってしまう、または売ってしまうことがあるため、売買は基本的に指値注文が望ましいでしょう。
仮想通貨FXだけで使えるのが、逆指値注文・OCO(オーシーオー)・IFD(イフダン)・IFDOCOです。
すべてを覚える必要はありませんが、ひととおり見ていきます。
逆指値注文:
いくら以下になったら売りたい、またはいくら以上になったら買いたいという注文。
例えば、1BTC=80万円のときに買い逆指値を82万円で入れた場合、1BTC=82万円に上がって初めて約定します。
80万円で買った建玉を78万円で売り逆指値を入れた場合、78万に下がって初めて約定します。
OCO注文:
2つの注文(指値と逆指値)を同時に出す注文方法。「One Cancels the Other」の略です。
指値注文と逆指値注文を同時に出し、一方が約定すればもう一方の注文は自動的にキャンセルされます。
例えば80万円で買ったBTCの建玉を、OCO注文で売り指値82万円、売り逆指値78万円を入れた場合、82万円に上がれば約定し逆指値はキャンセルに。逆に78万円に下がれば約定し指値はキャンセルになります。
IFD注文:
新規注文と決済注文を同時に出す注文方法。「If done」の略です。
新規注文が約定後に決済注文が自動的に発注されます。
IFDOCO注文:
IFD(イフダン)注文とOCO(オーシーオー)注文を掛け合わせた注文方法。
新規注文(IFD注文)が約定後に決済注文(OCO注文)が自動的に発注されます。
(出典:GMOコイン 注文タイプについて)
とくに忙しくて頻繁に値動きを見られない人にとって、逆指値注文とOCO注文がとても便利です。
価格が上がると思って買った仮想通貨が下がることは当然あります。それは仕方ありません。
問題は下がったことに気づかないことで、損切りせずにいると損失はどんどん膨らみます。
損失が少ないうちに損切りの予約ができる逆指値注文と同時に利確予約もできるOCO注文は、使えるようになっておくとよいでしょう。
次に、同じレバレッジ取引でも取引所と仮想通貨FXでそれぞれどんなメリットがあるのか比較してみましょう。
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GMOコインの取引所(レバレッジ取引)
まずは取引所から見ていきます。
取引所(レバレッジ取引)のメリット
一番のメリットは板取引のため、スプレッド(売値と買値の差)がないことです。
板取引はユーザー同士が売買する仕組みです。
以下のように誰かが板に出している売りや買いを指定して買うか、自ら売りや買いを出してそれを引き取ってもらうことで取引が成立します。
レバレッジ取引の取引手数料(注文手数料)は通常無料だとお伝えしましたが、取引形態によってはスプレッド(売値と買値)が発生する場合があります。
取引所(レバレッジ取引)のデメリット
デメリットは注文方法が少ないことです。
具体的には逆指値注文がないため、急な価格変動での損切りができません。
忙しくてあまり価格が見られない人はこのようなリスクも考える必要があるでしょう。
もちろん、長期的に上がることを見込んだ長期保有を目的とするならこの限りではありません。
ただ長期保有の際は、毎日建玉手数料(レバレッジ料)がかかることも忘れないでください。
長期保有をするなら現物取引で保有することをオススメします。
上記から取引所のレバレッジ取引は以下のような人に向いているといえます。
- 短期取引(数日~数週間)をしたい
- 頻繁に価格をチェックできる
GMOコインの仮想通貨FX
続いて仮想通貨FXも見ていきましょう。
仮想通貨FXのメリット
取引所と比較した際のメリットは注文方法が多いことです。
仮想通貨FXでは逆指値注文ができるので、事前に損切り価格を決めて注文しておけば急な暴落でも損失を抑えることができます。
またOCO注文なら利益確定の注文も同時に出せます。
日中忙しく、値動きを頻繁にチェックできない人には嬉しい機能です。
仮想通貨FXのデメリット
デメリットはわずかですがスプレッドが発生することです。
以下は仮想通貨FX専用アプリ「ビットレ君」での購入画面です。
売値と買値の間に表示されている数字がスプレッドです。
仮に上記の買値42.581円で買った場合、買った瞬間からスプレッドの0.348円分引かれた価格(42.233円)でしか売れません。
買った後にこのスプレッド分の価格が上がり、さらに価格が上がることで含み益になります。
ただ、買値に対するスプレッドの割合が0.8%程度なので、分刻みのトレードやデイトレードなどでなければ気にするレベルではないでしょう。
スプレッドはあるものの、2WAYプライスで分かりやすい表示のため初心者向けといえます。
普段忙しくて値動きを見ている余裕がない人には、断然「仮想通貨FX」をオススメします。
上記から仮想通貨FXは以下のような人に向いているといえます。
- 短期取引(数日~数週間)をしたい
- 忙しくて頻繁に価格チェックできない
コインプラスは忙しいビジネスマン向けに仮想通貨FXをオススメします。



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GMOコインのレバレッジまとめ
- レバレッジ取引のメリット
-資金以上の取引ができる
-取引手数料がかからない
-下落相場でも売りで稼げるチャンス - レバレッジ取引のデメリット
-ロスカットのリスク
-取引手数料がかからな
-建玉手数料(レバレッジ料)がかかる - GMOコインのレバレッジ取引サービスは取引所と仮想通貨FXの2種
- 取引所は頻繁に価格をチェックできる人向け
- 仮想通貨FXは忙しくて頻繁に価格がチェックできない人向け
いかがでしょうか。
レバレッジ取引のメリット、デメリット。
またGMOコインのレバレッジ取引サービスについて理解でたでしょうか。
この度は最後までお読みいただき、ありがとうございました。