
・仮想通貨と金は似ているのか知りたい
こんな疑問が解決できる記事になっています。
この記事で解説する『仮想通貨と金の違い・共通点』を読めば、それぞれの特性が分かるでしょう。
仮想通貨を買う際にオススメの取引所も併せて紹介しているので、合わせてチェックしてみてください。
まずは仮想通貨と金(ゴールド)の概要について紹介しますね。
目次
仮想通貨と金(ゴールド)
仮想通貨と金(ゴールド)は、どちらも同じ「資産」として捉えられており、投資(投機)することで資産価値を増やせます。
一方で全く異なる性質も持ちます。
どちらもうまくいけば稼げますが、その分リスクがあることも確か。
まずは仮想通貨と金(ゴールド)の類似点、そうでない部分などの基本的な特徴を理解しましょう。
仮想通貨とは
仮想通貨とはネットワークの中に存在するお金です。
その価値は主に「需要と供給」によって成り立っており、ボラティリティ(価格変動)の高さから投機目的で売買されます。
日本を含め世界中で注目されている資産のひとつで、少しずつ法整備も進められていることで今後の動きに注目が集まっています。
ビットコイン(BTC)をはじめイーサリアム(ETH)やライトコイン(LTC)などさまざまな種類があり、それぞれ用途が異なるのが特徴です。
金(ゴールド)とは
金(ゴールド)は、地中や海中にある金属の一種のこと。
採掘(採取)できる量に限りがあることや、その性質が変わらないこと、美しさなどから高い需要があり、高値で取引されている金属です。
金(ゴールド)1グラムあたりの価格は日々変動しており、金に関連した上場投資信託(ETF)などの取引もさかんに行われています。
金(ゴールド)の相場は年々上がり続けています。(出典:田中貴金属工業)
そのため、貴金属買取業者によって金が買い集められたり、資産としての高い価値を持つため、古くから注目されています。
仮想通貨と金の時価総額
仮想通貨も金も、ともに資産としての価値をもっています。
そこで注目すべきなのが市場規模を測るための時価総額です。
金の時価総額は約800兆円で、仮想通貨は約30兆円(2020年2月現在)。(出典:みんなの仮想通貨)
仮想通貨はまだまだ今後伸びしろのある市場だといえます。
仮想通貨(ビットコイン)と金の共通点
それでは仮想通貨と金の共通点について見てみましょう。
ここでは仮想通貨の代表とも呼べるビットコイン(BTC)を例に挙げ、金との共通点をご紹介します。
「デジタルゴールド」とも呼ばれるビットコインですが、どのような共通点があるのでしょうか。
中央管理者がいない
金は地中や海中に埋まっているもので、採掘・採取をして市場に売りに出されると、国境関係なく売買が行われます。
ビットコインも同じように、銀行や企業を介して取引が行われるわけではなく、売買はビットコインのネットワーク参加者全員によって監視されています。
よって、特定の誰か(企業や政府などの中央管理者)が管理をしていないという共通点があると言えるでしょう。
発行できる上限が決まっている
金の産出量に限りがあることは広く知られています。
これまでに掘り出された量は15万トン前後、現在は年間3,000トン前後が掘り出されており、このペースで今後採掘できるのは7万トン前後だと言われています。(出典:ジュエリーショップmowa)
一方、仮想通貨のビットコインは全世界で2,100万枚の発行上限枚数があり、現在世に出ている枚数はすでに1,800万枚を超えています。(出典:Blockchain)
ビットコインは取引を無事に終えるために「マイニング」という作業がネットワークの中で行われます。
マイニングが成功したユーザーに、報酬として新たなビットコインを発行するという仕組み。
マイニングによってビットコインの発行数が2,100万枚に到達すれば、その後は発行されることはなくさらに価値が高まると予想されています。
需給で価格が決まる
株は企業の業績や将来性などから判断される適正価格があります。
一般的に適正価格を指標に高すぎ、安すぎを判断して売買します。
いっぽう、金や仮想通貨は基本的に需要と供給(売りたい人と買いたい人のバランス)のみで価格が決まります。
価値の保存
金(ゴールド)は錆びず、火災でも焼けず、薬品でもなかなか溶けることがありません。
燃える、紛失するリスクがあるお金(紙幣や硬貨)とは違い、時が経ってもその価値を保存しやすいです。
ビットコインも実態のない資産ですが、ネットワークの中で消滅することなく保存でき、実際に支払い等にも使うことができます。
このように金(ゴールド)もビットコインも、価値の保存ができる共通点があります。
チャートの形
価格の推移を一目で見ることができるのがチャートです。
ビットコインのチャートと金のチャートを比較してみると、同じようなタイミングで価格変動が起こっています。
株式に資金が集まらなくなったタイミングで、安定した価値をもつ金のほか、ビットコインにも資金が流れていることが指摘されています。
有事の安全資産として捉えられているため、チャートも同じ形を描くことが多いのです。
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仮想通貨(ビットコイン)と金の違い
仮想通貨(ビットコイン)と金(ゴールド)の違いをチェックしましょう。
世界中で売買される理由や価格の上昇理由、チャートの形など類似点が多く見られたふたつの資産ですが、違う点も多くあります。
「デジタルゴールド」論に異論を唱える投資家も多く、似ているようでまったく違う性質をもった資産だという声も。
それぞれの資産の違う性質を知り、どちらがより資産として成長させやすいのか、今後の展望などを見てみましょう。
物質の有無
金は実物を手元に置いておける・触ることができる資産です。
一方のビットコインはデジタル上で保存できる価値となるためこの点が大きな違いです。
金は資産として手元に置いておける安心感が得られますが、形状によっては非常に重たく持ち運びには適していないこと、盗まれてしまう可能性があるなどのデメリットもあります。
ビットコインは、スマートフォンやパソコン上で利用できる「ウォレット」を使って管理するのが基本です。
売買を行う仮想通貨取引所に預けることもできますが、取引所がハッキングにあうと保有していた仮想通貨を失うリスクがあります。
通貨として使えるか
金はその昔、金貨として多くの地域で使われていたほか、金の価値をもってその国・地域の法廷通貨の価値を図る「金本位制」という考え方がありました。
しかし、現在ではこの制度は利用されておらず、金は通貨ではなく価値の保存、つまりあくまで「資産」としての立ち位置が確立されたといえます。
一方、ビットコインをはじめとする仮想通貨は既に交換可能な通貨として利用できるようになっています。
日本でも複数の仮想通貨決済を受け付けている飲食店や雑貨店があり、今後仮想通貨の需要が高まれば、仮想通貨決済を行う店舗も増えることが予想されます。
保管方法
金は前述のとおり、錆びない・燃えないという、不変的な特徴を持っています。
そのため、保管をするための特別な処理などは必要ありませんが、数量や大きさによっては場所を取り、重さのために持ち運びが難しいことから、自宅もしくは貸金庫に預けるという方法が一般的です。
仮想通貨の場合、ネットワーク上の財布・ウォレットに保管する、仮想通貨の売買を行う取引所に保管する、そしてハードウェアウォレットと呼ばれる機器に保管する方法があります。
仮想通貨はどの保管方法にもメリットとデメリット(ハッキング、セルフGOXなど)があり、目に見えて物理的な持ち運びができる金の方が保管方法としては安心感が高いと言えるでしょう。
仮想通貨(ビットコイン)はどこで買える?初心者にオススメの取引所
仮想通貨(ビットコイン)を買う際にオススメの仮想通貨取引所を紹介しましょう。
選定のポイントは下記です。
- 初心者にも見やすい、使いやすい
- 大手企業が運営し安心できる
初心者にオススメ!コインチェック(Coincheck)
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トレード未経験の初心者でも使いやすいアプリがウリのコインチェック(Coincheck)。
2019年7月にはダウンロード数が250万を超え、ビットコイン関連アプリのダウンロード数No.1となりました。
まずは仮想通貨投資に慣れたい初心者が試す価値のある1社です。
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取引所として総合力が高いため、まず口座開設しておきたい1社です。
記事のまとめ
最後にまとめです。
- 仮想通貨とはネットワークの中に存在するお金
- 金(ゴールド)は、地中や海中にある金属の一種
- 金の時価総額は約800兆円で、仮想通貨は約30兆円(2020年2月現在)
- 仮想通貨(ビットコイン)と金の共通点
- 中央管理者がいない
- 発行できる上限が決まっている
- 需給で価格が決まる
- 価値の保存
- チャートの形が似ている - 仮想通貨(ビットコイン)と金の違い
- 物質の有無
- 金は通貨として使えない、仮想通貨(ビットコイン)は使える
- 保管方法
仮想通貨と金、形態は違えど似ている性質を持つ面白い2つの資産について紹介しました。
今後どのような振る舞いを見せるのでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。