
・レバレッジ取引にはどの取引所がオススメ
・レバレッジ取引の意味も知りたい
こんな疑問が解決できる記事です。
この記事で解説する「仮想通貨のレバレッジ取引の比較ポイント」を理解すれば、レバレッジ取引の比較方法やオススメの取引所に迷わなくなります。
なぜなら、著者が実際にいくつかの取引所でレバレッジ取引をしながら比較して得た情報をお伝えしているからです。
この記事では「レバレッジの取引所を選ぶポイント」「レバレッジ取引にオススメの取引所」などを紹介します。
読んだ後はレバレッジ取引の比較ポイントが分かります。
目次
【レバレッジ比較:結論】レバレッジ取引にオススメなのはGMOコイン
先に結論をお伝えすると、著者がレバレッジ取引にオススメする取引所はGMOコインです。
その理由は以下の2点で、とくに初心者が使う上で重要な視点です。
- スプレッドが狭い
- アプリが優れている
GMOコインはこのスプレッドとアプリがどちらも優れています。
なぜオススメかについては、この後の比較ポイントとともに詳しくお伝えします。
仮想通貨のレバレッジ取引の基本
仮想通貨のレバレッジ取引の比較をする前に、レバレッジ取引の意味もチェックしておきましょう。
理解している人はスキップして構いません。
レバレッジ取引とは
レバレッジ取引は、仮想通貨の受け渡しを伴わずに売買する取引方法です。
証拠金と呼ばれる一定の資金を取引所に担保(信用)として預けることで、資金の数倍分の取引ができます。
※日本の取引所ではレバレッジは4倍までかけられます。
レバレッジ=てこを意味し、てこの原理で重い荷物を持ち上げるように、少ない資金で大きな金額の取引ができてしまうのですね。
証拠金という信用を担保に取引するためレバレッジ取引とも呼ばれます。
レバレッジ取引のしくみ
「買い→売り」または「売り→買い」のセットが執行されて始めて、利益または損失分の金額が授受される仕組み。
買った状態、または売った状態で反対売買されず残っている未決済分の総数を「建玉(たてぎょく)」といい、その状態を「買いポジション」「売りポジション」などといいます。
レバレッジ取引の表現方法はさまざまで、以下のどれかに当てはまれば同じと考えて問題ないです。
- 信用取引
- レバレッジ取引
- 仮想通貨FX
- ビットコインFX
レバレッジ取引(信用取引)に対して、実際に仮想通貨を受け渡す取引方法を現物取引といいます。
※仮想通貨の現物取引については、こちらの記事でも解説しています。
レバレッジ取引のメリット
レバレッジ取引のメリットは大きく2つあります。
- 手持ち資金以上の取引ができる
- 下落相場でも利益を出せる
手持ち資金の数倍の取引ができる
一番の特徴は手持ち資金以上の取引ができること。
冒頭で説明したように証拠金を預けることで、証拠金の数倍まで取引ができます。
とくに手持ち資金が少ない人には大きなメリットと言えます。
下落相場でも利益を出せる
ビットコイン(仮想通貨)のレバレッジ取引メリットは、売りから入れるため価格が下がっても稼げることです。
たとえばこんな下落相場でも「売り」を入れることで稼ぐことができます。
価格が上がるタイミングで買い(ロング)、価格が下がるタイミングで売り(空売り)ができればどんな相場でも稼ぐことができます。
レバレッジ取引のありがちな勘違い
レバレッジ取引を理解する上で分かりづらく、勘違いしやすいのは倍率のかけ方です。
レバレッジ取引の口座では、常にレバレッジがかかるわけではありません。
入金した証拠金に対して仮想通貨をいくら購入するかで、レバレッジの倍率は自動的に決まります。
10万円の証拠金を入れた場合の2ケースで考えて見ましょう。
10万円分のビットコイン(BTC)を買った場合、購入10万円/証拠金10万円(レバレッジ1倍) なのでレバレッジはかかっていません。
40万円分のビットコイン(BTC)を買った場合、購入40万円/証拠金10万円(レバレッジ4倍)と資金の4倍分を購入しているのでレバレッジは4倍となります。
このように証拠金に対して、自分で買う仮想通貨量を調整することでレバレッジはコントロールできます。
【共通点】日本国内の取引所/最大レバレッジはどこも4倍
レバレッジ取引ができる日本の仮想通貨取引所において、最大レバレッジはどこも共通で4倍になります。
これまで仮想通貨取引所によって倍率が異なり、最大レバレッジ25倍を打ち出す取引所もありましたが、法整備などにより2019年には日本国内では最大倍率は4倍で統一されました。(2019年11月12日現在)
これによりレバレッジのかけ過ぎにより生じる大きな損失のリスクが低減されています。
レバレッジ取引の落とし穴【レバレッジ料】
レバレッジ取引は、日をまたいで建玉(ポジション)を持ち越すと、レバレッジ料がかかります。
ポジション料、建玉手数料などとも呼ばれます。
このレバレッジ料は、国内の多くの取引所で1日当たり、保有建玉×その日の価格の0.04%分手数です。
たとえば10万円分のビットコインの建玉を持ち越した場合、1日あたり40円のレバレッジ手数料がかかります。
これが高いか安いかは利益次第ですが、建玉を長く持ち続けると手数料が積み重なるので考慮する必要があります。
たとえば0.5BTCをレバレッジ取引で買って、長く持ち続けるとこのように積み重なってきます。



(※)2019年8月28日(水)~当分の間。終了の場合、30日前にTAOTAOからお知らせされます。
仮想通貨のレバレッジ取引・比較すべきポイント1【スプレッド】
仮想通貨のレバレッジ取引で比較すべきポイントは2つです。
1つ目はスプレッド、見えない手数料です。
スプレッドとは
スプレッドは売値と買値の差のことです。
✿ \GMOコインの/もっと知りたい仮想通貨⑥ ✿
Q「スプレッドってなに?」
A「仮想通貨を『買う場合の価格と売る場合の価格の差』のことを、スプレッドと呼んでいます。」
— GMOコイン【公式】 (@gmo_coin) May 20, 2019
以下はGMOコインのレバレッジ取引「仮想通貨FX」でのビットコイン(BTC)の価格表示です。(2019年11月12日時点)
売却価格と購入価格に生じている380円の差がスプレッドです。
スプレッドは取引所の収益源
なぜ売値と買値に差があるのか?
これは価格差をつけることで運営会社が稼ぐげる仕組みになっています。
レバレッジ取引では取引手数料がかからない分、運営会社はスプレッドによる差額で収益を得ています。
このスプレッドは手数料一覧などで明記していないことが多いため、気づかずに売買しているケースも見受けられます。
そのため、見えない手数料といわれることもあります。
スプレッドの金額は仮想通貨取引所によって異なり、当然ですがスプレッドの金額が小さいほど取引が有利になります。
取引所を選ぶ際は、自分が取引したい仮想通貨のスプレッドを比較するようにしましょう。
スプレッド比較表
レバレッジ取引ができる主要取引所のスプレッドを比較してみましょう。
スプレッドが生じるケースは、2価格表示(売値と買値)の売買形式の場合のみです。
スプレッドが生じない板取引で取り扱う取引所もありますが、買いたい数量が買えない、買いたいタイミングで買えないなど、使うには難易度が高い取引のため、ここでは2価格表示の取引所のみを照会します。
まずはビットコイン(BTC)のスプレッドです。
ビットコイン(BTC)のスプレッド(レバレッジ取引・FX取引) ※1BTC=約94万円のとき(2019年11月14日) | |
GMOコイン | 483円 |
DMM Bitcoin | 849円 |
ディーカレット | 400円 |
次にリップル(XRP)のスプレッドです。
リップル(XRP)のスプレッド(レバレッジ取引・FX取引) ※1BTC=約29.3円のとき(2019年11月14日) | |
GMOコイン | 0.08円 |
DMM Bitcoin | 0.252円 |
ディーカレット | 0.155円 |
この3社はどこもスプレッドは狭いですが、とくにディーカレットとGMOコインは狭いため有利といえます。
仮想通貨のレバレッジ取引・比較すべきポイント2【アプリ】
もうひとつ重要な要素はアプリです。
なぜならアプリの有無が仮想通貨取引の手軽さ、素早さを左右するから。
日々忙しいと毎回パソコンを開いて仮想通貨の情報をチェックするのは大変です。
スマホで手軽に仮想通貨の価格チェックやトレードができる環境は重要なのです。
ただ、パソコンの機能の一部しか使えないアプリもあるので注意が必要です。
必要な機能を備えたアプリでレバレッジ取引をする環境を整えましょう。
仮想通貨のレバレッジ取引【オススメ取引所3選】
上記2つの視点「スプレッド」と「アプリ」で見てオススメしたい取引所を3社紹介します。
取引所の口座開設は無料でできるので、3社とも口座開設することをオススメします。
【GMOコイン】低スプレッドでアプリも充実
まず圧倒的にオススメしたいのはGMOコインです。
GMOコインはスプレッド比較表で示したとおり、スプレッドの幅がもっとも狭いです。
また、アプリは仮想通貨FX(レバレッジ取引)専用のアプリが充実していて、これがあればパソコンなしで十分取引できます。
東証一部上場のGMOインターネットグループが運営する取引所なので、安心して使えます。
取引所として総合力が高いため、まず口座開設しておきたい1社です。
【DMM Bitcoin(DMMビットコイン)】口座開設で1,000円がもらえる
DMM Bitcoinも低スプレッドでオススメです。
アプリの機能も充実しているためパソコンの機能に劣りません。
初心者には少し難しく感じるかもしれませんが、慣れれば問題ないレベルでしょう。
レバレッジ取引で取り扱う仮想通貨は7種と多いのも魅力ポイントです。
株やFXでもお馴染みのDMMグループが運営するため、安心して使えますよ。
新規の口座開設でもれなく1,000円がもらえるキャンペーンも実施中(※)です。
(※)2021年2月1日(月)7時00分~2021年3月1日(月)6時59分
【TAOTAO(タオタオ)】建玉を含むレバレッジ手数料がすべて無料!
TAOTAOはレバレッジ取引で発生する取引手数料が無料です。
さらに「手数料すべて無料になっちゃうキャンペーン」(※)を実施中なので、建玉手数料も無料でレバレッジ取引が可能です。
取引アプリでは現物取引とレバレッジ取引はもちろん、取引状況も一目で確認できるので初心者にも安心でしょう。
(※)2019年8月28日(水)~当分の間
(終了の場合、30日前にTAOTAOからお知らせされます。)
仮想通貨のレバレッジ取引で初心者が失敗しないコツ2つ
仮想通貨のレバレッジ取引をする上で、初心者が失敗しないコツは大きく2つです。
・余裕資金(最悪、なくなってもいい金額)ではじめる
・レバレッジの倍率は極力おさえる(理想は1倍以下)
それぞれ解説します。
余裕資金(最悪なくなってもいい金額)ではじめる
大前提として、仮想通貨投資にかけるお金は余裕資金を回すようにしましょう。
生活費を切り詰めるようなことがあれば、仮にすべて失った場合に生活がままならなくなります。
レバレッジの倍率は極力おさえる(理想は1倍以下)
仮想通貨のレバレッジ取引をする上でとくに初心者が失敗しないコツは、極力レバレッジの倍率をおさえることです。
なぜなら、レバレッジ取引にはロスカットという自動損切りのような機能があるためです。
このレバレッジ倍率を高くするほどロスカットが発動しやすくなり、一瞬で大きな資金を失うリスクに晒されるからです。
ロスカットに注意する
レバレッジ取引では証拠金維持率が一定のパーセントを割ると、保有している建玉が自動的に強制決済されます。
これをロスカットといいます。ロスカットのラインは通常、証拠金維持率が80%前後に達したタイミングで設定されています。
ロスカットされないためには、証拠金維持率に余裕を持たせた取引が求められます。
そのためにはレバレッジをかけすぎないことが重要です。
初めはレバレッジ1倍(3万円入金し、3万円分だけ買う)や1.5倍(3万円入金し、4.5万円分だけ買う)程度にとどめましょう。
理想は1倍以下(0.5倍、3万円入金し、1.5万円分だけ買う)です。
※仮想通貨のレバレッジ取引のやり方にもっと興味がある人はこちらの記事をご覧ください。
仮想通貨取引所のレバレッジ比較 まとめ
今回紹介した「仮想通貨のレバレッジ取引の比較ポイント」を理解すれば、レバレッジ取引の比較方法やオススメの取引所に迷わなくなり、取引所選びのヒントになるでしょう。
最後にまとめとして、もう一度内容を確認しましょう。
- レバレッジ取引は、資金(証拠金)を預けることで資金の数倍の取引ができる仕組み
- 日本国内のレバレッジは最大4倍と決まっている
- レバレッジは常に4倍かかるわけでなく、買う仮想通貨量によって自動的に決まる
- レバレッジ取引の取引所選びの際に比較するポイントは「スプレッド」と「アプリ」
- レバレッジ取引で失敗しないコツはレバレッジをかけすぎないこと
レバレッジ取引にオススメの仮想通貨取引所
- スプレッドは最少レベル<GMOコイン>
- 口座開設で1,000円がもらえる【DMM Bitcoin(DMMビットコイン)】
レバレッジ取引ができる取引所は複数ありますが、比較すべきポイントはシンプルです。
レバレッジ取引が初めての人は、失敗しないコツも抑えて少額から安全に始めて慣れていきましょう。
あなたもこの記事のポイントを押さえたうえで、仮想通貨のレバレッジ取引を始めてみてはいかがでしょうか。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。