目次
仮想通貨の塩漬けの意味
「塩漬け」とは、含み損を抱えながら仮想通貨を保有したままの状態のことです。
なぜ塩漬けをする人がいるかというと、購入直後に仮想通貨が暴落してしまうと、仮想通貨を売るに売れない状況になってしまうからです。
また価格が下がり始めている状況でも楽観視してしまい、損切りをしないまま含み損を大きくしてしまうケースもあります。
「ガチホ」と「塩漬け」の違い
金融資産を長期保有するという意味では「ガチホ」という言葉も使われます。
こちらは「ガチでホールドする」という意味通りに、短期の値動きにとらわれずに長い目で保有することを指しています。
塩漬けのように投資に失敗していることはもちろんなく、ある程度安心して保有していられる状況です。
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仮想通貨購入経験者の4割が通貨を「塩漬け」にしている
博報堂が2018年10月に実施した調査によると、仮想通貨を購入したことがある4割の人がここ半年間全く取引をしていない、つまり塩漬けにしていると回答しています。
塩漬けにしている人は取引歴が浅く、所有している通貨の種類も少ない傾向にあるようです。
塩漬けは仮想通貨初心者に起こりやすいという話がありますが、それが裏付けられた形ともいえます。
仮想通貨を塩漬けにしないコツ
仮想通貨を塩漬けにし、資産を動かせない状況にしないためにはどうすれば良いのでしょうか?
あわてて間違った対処をしてしまうと、さらに傷を深くする可能性もあります。
いざという時のために、塩漬けにしないための対処法を学んでおきましょう。
コツ1.売買ルールを明確にする
仮想通貨の取引をするときは、しっかりとした売買戦略を持っておくようにしましょう。
安いときに買い、高いときに売るという漠然とした考えだけではなく、もっと計画的なルール作りが必要です。
ファンダメンタル分析やテクニカル分析などから数値で判断したり、損が出た場合にはどのくらいの額になったら確定するかを決めておくと良いでしょう。
コツ2.ルールを厳守する
一度売買戦略とルールを決めたら、最後まで守ることを徹底しなければなりません。
もう少し値段が上がるかも、または今は値下がりしていても「いつかは値上がるだろう」という楽観視は、塩漬けにする原因となりがちです。
「損切りすることは利益確定よりも難しい」という声がありますが、冷静な損切り判断こそが必要な局面もあるのです。
塩漬けになった仮想通貨の4つの対処法
もしも保有している仮想通貨が塩漬けになってしまったとき、私たちができることはあるのでしょうか?
4つの対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
対処法1.価格が再び上がるまで待つ
一つ目の対処法は、塩漬けの仮想通貨をそのまま保有し続け、値上がることを信じて待つ方法です。
しかし売却すればそのお金で別の投資が可能になるので、ある程度の期間で見切りをつける方が良いこともあるでしょう。
また、新しくできたアルトコインには価値が小さなものもあり、保有している間に消滅してしまうかもしれません。
対処法2.値上がりが期待できない場合は損切する
塩漬けの仮想通貨を持っていても値上がる見込みがない場合は、やはり損切りすることが最善策となるでしょう。
もしもあなたがほかの通貨で大きな利益を上げているのなら、年末に損切りすれば税金対策にもなります。
仮想通貨は毎年1月1日から12月31日までの決済額に対して税金が発生しますので、収益が少なくなれば税金額も少なく済ませることが可能です。
対処法3.仮想通貨のレンディングサービスを利用する
仮想通貨取引所の中には、ユーザーが保有している通貨を借り受けて最大5%程度の年利を支払う「レンディングサービス」を行っているところがあります。
仮想通貨の売買に自信のない方でも、気軽に利用することが可能。
塩漬けになっている通貨でもレンディングサービスが利用できますので、選択肢のひとつとしてみてはいかがでしょうか。
仮想通貨のレンディングについて詳しく知りたい人は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
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対処法4.塩漬けにしている仮想通貨を寄付する
NPO法人などの支援団体の中には、仮想通貨の寄付を受け付けているところもあります。
塩漬けの仮想通貨でも社会貢献が可能で、そのしくみ上、相手先に確実に届いたかを確認できるメリットもあります。
最近では2018年の西日本豪雨や2019年の沖縄・首里城の火災後にも、仮想通貨の寄付が行われました。
仮想通貨取引所ビットフライヤーの「ビットコインを使う」という機能を使えば、ビットフライヤーを通じてビットコインで寄付ができます。
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注意:塩漬けにしている仮想通貨の利益を確定したら税金が発生する
仮想通貨は利益を確定した時点で税金が発生します。
仮想通貨の税金に関しては、以下の記事で解説しています。
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まとめ
- 仮想通貨の塩漬けとは、含み損を抱えたまま仮想通貨を保有していることを指す。
- 対処法としては、値上がりが期待できない場合は損切をすることがオススメ。
- また塩漬けにしている仮想通貨を寄付したり、レンディングサービスを利用して増やす方法もある。