2017年から注目を集め始めた仮想通貨。
ビットコインが有名ですが、様々な仮想通貨が現在は出回っています。

あなたもこのようにお考えではないでしょうか?
今回は仮想通貨の基礎知識と、日本で買える仮想通貨を中心に15種類を紹介していきます。
この記事でわかること
- 仮想通貨の簡単な説明
- 日本で扱っている仮想通貨
- それぞれの仮想通貨の特徴
- 開設するならオススメの取引所
読み終えた後には、何を買うべきかの判断はついていることでしょう。



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仮想通貨とは何か?
仮想通貨は、名前の通り実体のないお金です。
日本円であれば100円玉などのコインや1,000円札のような紙幣があります。
仮想通貨は目に見える通貨ではなく、電子上のお金です。






中央管理者のいない通貨
日本円の場合は、政府や銀行がお金を発行し管理しています。中央管理者が存在している通貨です。
仮想通貨では発行権や管理権を持っている機関がありません。そのため仮想通貨は中央管理者のいない通貨言われています。
中央管理者がいない場合どのように管理されているのでしょうか?
仮想通貨を持っているユーザー同士が情報を共有しており、利用者がデータを管理しています。
この技術はブロックチェーンと呼ばれており、仮想通貨の根本となる考え方です。
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ブロックチェーンは、2009年にサトシナカモトが仮想通貨の起源であるビットコインを支える技術として発表されました。仮想通貨が通貨として機能し、サービスを動かしていくことを支える技術として非常に注目されています。
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このブロックチェーンを使って、取引をしている人たちはマイニングなどをおこなって管理しています。
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マイニングとは、仮想通貨の取引を記録し、正しいかどうかをチェックする作業(承認作業)のことです。
仮想通貨では、取引に参加している人たちが、あらかじめ決められたルールのもとで通貨の管理を行っています。続きを見る
今ある通貨とは違った便利な仮想通貨として発展をさせようとしているのです。



2,000種類以上の仮想通貨がある
仮想通貨というと、ビットコインを思い浮かべる人が多いと思いますが、現在2,000種類以上あります。






ここまで仮想通貨が増えた理由がICOです。
ICOとは新しい仮想通貨を作ることを理由に資金を集めることです。
ICOによって資金調達がしやすくなったので、多くのベンチャー企業が利用したのです。



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しかし、すべてが順調にプロジェクトを進められているわけではなく、失敗に終わっていることがほとんどです。
そのため、2,000種類以上ある仮想通貨ですが、知名度のあるものはほんの一握りしかない状態です。
日本で取り扱っている仮想通貨は?
2,000種類以上もある仮想通貨ですが、日本の取引所が扱っている仮想通貨には何があるのでしょうか?
仮想通貨の種類と特徴について見ていきましょう。
ビットコイン
ビットコインは最初に生まれた仮想通貨です。仮想通貨と言われて思い浮かべる人が多いのはビットコインでしょう。
日本国内の取引所では、すべてで扱っています。
時価総額が1位で世界で取引されている量は最も多いです。
2009年に誕生しており、サトシナカモトという人物によって考えられました。



両替を必要とせずに、世界中で使える通貨になることを目的としています。
現在では、さまざまな仮想通貨が生まれていますが、すべての原点がビットコインなのです。
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イーサリアム
イーサリアムはスマートコントラクトが特徴の仮想通貨です。
スマートコントラクトを利用すると、契約の実行と保存が自動的に行われ、過去に行った取引のネットワーク上での保存が可能となるのです。
イーサリアムを企業向けに活用するために、EEA(イーサリアム企業連合)が設立されました。
EEAにはマイクロソフトやインテルなどの海外の大手企業に加えて、TOYOTAやKDDIなどの日本企業も参加しています。
今後イーサリアムを活用した企業が増えていくであろうと予想されます。
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リップル
リップルはアメリカを拠点としてソフトウェア開発を行っているRipple社によって開発されました。
海外への送金を安く早くすることを目的としています。
ビットコインでも送金はできますが、リップルは送金スピードや、手数料の安さが随一です。
現在はRipple社が中央管理者として存在していますが、徐々に分散化していき将来的には会社と切り離して成立するシステムを目指しています。
著名人でも注目している人が多い、今後に注目が集まっている仮想通貨です。
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リップルはアメリカのRipple, Inc.(リップル社)が開発した国際送金に特化したプラットフォームです。リップルが持つグローバル送金ネットワークを活かして、国際送金がより便利になる仕組みです。
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ビットコインキャッシュ
ビットコインキャッシュは、ビットコインの抱えているスケーラビリティ問題を解決するために生まれた仮想通貨です。
スケーラビリティ問題を簡単に説明すると、容量が小さいことで、取引にかかる時間が長くなってしまうことを言います。






ビットコインキャッシュはビットコインからハードフォークして誕生しました。
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ビットコインが通貨として発展する上での問題が解決されているので、今後の広がりが期待されている仮想通貨なのです。
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ライトコイン
ライトコインも、ビットコインキャッシュ同様に、ビットコインの問題点を解決している仮想通貨です。
ライトコインの創業者、チャーリー・リー氏は、ビットコインが金ならライトコインは銀と言っています。
ビットコインとよく似た設計ですが、ライトコインは少額決済を使える特徴があります。ライトコインの実用化へ向けた動きとしては、ライトペイ(LitePay)があります。
ライトペイはスマートフォンを使ってライトコインですぐに決済でき、キャッシュレスで買い物可能なサービスです。
店側からすると、3%の手数料が1%になるため、導入店舗が増えていくことが予想されます。
また、ライトコインはビットコインよりも送金が早くと手数料が安いです。
それぞれを比べてみると、ビットコインが送金速度20分~1時間、手数料が約2,000円かかるところを送金時間2分半、手数料約30円で実現しています。
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【ライトコイン(LTC/Litecoin)】2020年今後の価格はどうなる?
ライトコインは、ビットコインをもとにビットコインよりも実用性を重視して作られた仮想通貨です。2019年に入り価格は上がり続け6月には年初来高値をつけ13,000円を超えました。積極的な企業との提携や、2019年8月に迎える半減期などこれから期待が持てる仮想通貨です。
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は2013年に誕生した日本発の仮想通貨です。2チャンネルのアスキートアート(AA)キャラクターの1つであるモナーが由来です。
また、はセグウィットを世界ではじめて実装しています。



また、2チャンネルから生まれた仮想通貨なので、コミュニティの結束が強いです。
をキャラクター化したりと、仮想通貨としての価値だけではなく共通の話題としてコミュニティで楽しむなどしたりしています。
ファンに支えられている点で、他の仮想通貨とは一線を画していると言えるでしょう。
を買うならbitbankがオススメです。
ネム
ネムの特徴は匿名性の高さです。誰が誰に送金をしたのかが一切わからない仮想通貨なので、取引が可視化されることはありません。
また、取引処理が早く約1分で完了します。ビットコインの10倍の早さです。
今後はさらなる向上を目指しており、1秒間に3,000~4,000件の取引ができるようになると言われています。この機能が実装されればリップルを上回ることになります。
さらに、ネムのロゴは改変したり商業用に使ったりと自由に使えます。そのためネムのコミュニティは賑わいがあり、イベントも開催されています。
コミュニティが強いのでそれだけ多くの人にネムが認知され使われるようになる可能性が高く、今後さらに期待が持てると言えるでしょう。
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ネム(XEM・NEM)は2020年に覚醒?愛され通貨の魅力と今後に迫る
ネム(NEM)は新しい経済圏の創出を目標とした仮想通貨のプロジェクトです。コインチェック事件で一躍有名になりましたが、ネム自体のセキュリティは優秀です。ネムにまつわるコミュニティは多く愛されている通貨です。
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ネムを買うならコインチェックがオススメです。
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イーサリアムクラシック
イーサリアムクラシックはイーサリアムから分裂した仮想通貨です。DAO事件をきっかけにハードフォークが起こりました。
イーサリアムを利用したプロジェクト、DAOのプログラムがハッキングされて、約65億円を盗まれたのです。
先ほどのネム騒動と同様に、イーサリアムのセキュリティは問題なかったのですが、DOAのバグをつかれて起こった事件でした。
このDOA事件後にイーサリアムユーザーは、ハードフォークによってハッキングが起こる前の状態に戻そうとする人たちと、ハッキングされた情報を残しておきたい人たちに分かれました。
ハッキングされた情報も残しておきたい人たちは、コードが法律(code is law)の考え方を大事にしており、非中央管理的な仮想通貨を望んでいました。
そのため、ハッキングの情報を消すのは中央管理的な対応で、理念を台無しにする対応だと指摘しハードフォークを拒否したのです。
その結果、元々のイーサリアムからはハードフォークを用いて新しいブロックチェーンで誕生させた今のイーサリアムとイーサリアムクラシックに分裂したのでした。
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仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)、2020年価格は今後上がらない?将来性を左右する4つのポイント
イーサリアムクラシック(ETC)は、TheDAO事件のハッキングがきっかけで誕生した仮想通貨。時価総額はイーサリアムに劣りますが、非中央集権への強い信念をもって運用されています。
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QASH(キャッシュ)
QASHはLiquid(旧QUOINEX)がICOを行った際に発行した仮想通貨です。
全世界で、「金融サービスの利用とメリットを平等に受けられる社会基盤を作りたい」という理念で生まれました。



QASH自体には他の通貨のような取引速度などで特筆すべき部分は少ないです。
しかし、仮想通貨界で今後Liquidが広がっていけば価値が出てくるでしょう。



もしそうなれば、QASHを持っていることで、さまざまなメリットが期待できるでしょう。
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【QASH/キャッシュ】金融庁認可の取引所が作った仮想通貨とは?
QASHは日本で初めて金融庁に認可された取引所QUOINE社が発行するトークンです。仮想通貨の流動性を改善するプラットフォームLiquidで使える通貨として発行されました。
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リスク
リスクの技術はイーサリアムに匹敵するレベルです。



イーサリアムと差別化をするために、サイドチェーンを取り入れて送金を早くしたり、メインチェーンの不正取引を防止したりしています。
サイドチェーンはメインのブロックチェーンの他に構築されたものです。
契約情報などはサイドチェーンにコードして動かしているので、メインの負担は大幅に軽減され、処理スピードが速くなります。
国内大手の取引所bitFlyerがリスクの取り扱い開始した直後には2倍以上価格が上昇しました。
また、マイクロソフトとパートナーを結んでいる点からも、今後の成長が楽しみな通貨の1つです。
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【2020】LISK(LSK/リスク)とは?今後の価格や将来性をチャートから分析しました
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知っておきたい!海外で人気の仮想通貨
日本だけでもたくさんの仮想通貨を取引できることがわかったかと思います。
しかし、仮想通貨は2,000種類以上あるので、海外で買える仮想通貨もいくつか紹介します。



エイダコイン
エイダコインは、カルダノと呼ばれるプラットフォームを開発するために生み出された仮想通貨です。
オンラインカジノにブロックチェーンやスマートコントラクトなどの技術を導入することを目的としていました。
当初エイダコインに関する情報は少なく、明確な根拠はありませんでしたが詐欺コインではないのかとの疑う声が多くありました。
しかし、詐欺ではなく、現在では時価総額が10位程度の有名な仮想通貨となっています。
また、2018年8月に仮想通貨や株式格付けをしているワイス・レーティング(Weiss Raitings)社の発表で、リップルと並んで最も高い評価を獲得しました。






海外では人気があるので、日本でも買えるようになった時には価格が上昇するかもしれない仮想通貨でしょう。
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エイダコインは2019年も継続進化中の楽しみな仮想通貨【ADA】
わずか1ヶ月で40倍に高騰したエイダコインという仮想通貨があります。この通貨は一時、「詐欺目的で作られたのでは?」とのうわさが流れていました。なぜそんなうわさが広まったのでしょうか。
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ドージコイン
ドージコインは2013年に誕生しました。同様、コミュニティが発祥の仮想通貨です。



2014年のオリンピックで、資金不足に悩んでいたボブスレーのジャマイカ代表にドージコインを使った寄付が行われ、一気に注目を集めました。
また、あるコミュニティから発祥した点で、と同様にドージコインもコミュニティの強さが大きな特徴としてあります。
コミュニティ内で誰かを応援したい時にドージコインをあげるなど、実生活よりもコミュニティ内での利用がメインです。
また、発行枚数に上限が無いため値上がりしにくく、仮想通貨にしては珍しく価格が安定しています。
儲けるためにドージコインを買うことはオススメできません。コミュニティ内で楽しむための仮想通貨でしょう。
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【柴犬がトレードマーク】ドージコイン(Dogecoin/DOGE)とは?愛らしい仮想通貨の正体
ドージコインは柴犬をモチーフにしている可愛らしい仮想通貨です。
価格が安いので、値段だけを見ると「価値はあまりない仮想通貨なのかな?」と思われがちですが、ビットコインよりも優れた特徴を持っています。続きを見る
初めての口座開設でオススメの取引所3選
最後に仮想通貨の取引をするならオススメの取引所を3つ紹介します。
国内には約20ヶ所近くの取引所があるので、参考にしてみてください。
①GMOコイン
②コインチェック
③Bitbank
仮想通貨の種類のまとめ
- 仮想通貨は現在2,000以上の種類がある。
- 世界中で使える便利な通貨になることが目標。
- 基本的には、政府や銀行のような管理をしている機関が存在しない。
- はじめて誕生した仮想通貨はビットコイン。
- リップルは送金の速さに加え、手数料の安さと取引の処理スピードが優れている。
- イーサリアムはスマートコントラクトが特徴の仮想通貨。EEAを設立し企業との連携を強めている。
- ビットコインキャッシュはビットコインの問題を解決するために生まれた。
- ライトコインは少額決済が簡単で、今後も実用化に向けた動きがある。
- は2チャンネル発祥の仮想通貨で強いコミュニティに支えられている。
- ネムは匿名性の高さが特徴の仮想通貨。今後、送金スピードでリップルを上回る可能性もある。
- イーサリアムクラシックはイーサリアムから分裂した仮想通貨で、非中央集権の理念を強く持っている。
- QASHは国に関係なく、金融サービスの利用とメリットを平等に受けられる社会基盤を作るために誕生した。
- リスクはイーサリアムに匹敵する技術を持つほか、処理スピードを上げるためにサイドチェーン技術などを取り入れている。
- エイダコインは透明なオンラインカジノの開発のために生み出された。
- ドージコインはアメリカのあるコミュニティでネタで作られたが、寄付に使われ知名度が上がり現在も主に寄付を目的として使われている。
今回は15種類の仮想通貨を紹介してきました。
仮想通貨にはそれぞれに特徴があるので、気になったものはぜひ詳しくチェックしてみてくださいね。
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