スプレッドとは




スプレッドは、販売手数料と性質が似ており、初心者が混乱しやすい言葉です。
この記事ではスプレッドと販売手数料について、わかりやすくご説明します。
これを読んでさらにお得に取引が進められるトレーダーになりましょう。
スプレッドとは

スプレッドとは、仮想通貨の取引所での購入価格と売却価格の差額のことです。
出典:Bitflyer
これは販売所のビットコイン取引画面です。
2018年12月18日時点のこの画像では、購入価格 401,495円-売却価格 389,891=11,604円 がスプレッドとなります。
スプレッドと取引手数料の違いとは
スプレッドとともに、取引手数料という言葉もよく耳にするかと思いますが、何が違うのでしょうか?
我々が販売所で仮想塚の売買をするときに、システム利用料として徴収されるものです。取引所での売買の際には発生しません。






スプレッドはなぜ発生するのか
それでは、スプレッドのしくみについて整理していきましょう。
スプレッドはなぜ発生するのか
このスプレッドは基本的に、「販売所の手数料」として徴収されています
スプレッドは、販売所で取引する場合のみ発生し、取引所での取引では発生しません。
その理由は、販売所と取引所のシステムの違いにあります。
ポイント
- 取引所では、ユーザー同士が合意した売買価格で取引を行う
- 販売所では、販売所が提示する購入価格・売却価格で取引をする
その購入価格と売却価格の差(=スプレッド)は、実質的には手数料として販売所の利益になるのです。
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どんなときにスプレッドが変動するか






前提として、スプレッドは常に変動しています。
しかし、通貨の価格変動が激しいときにはスプレッドが広くなる傾向にあります。
価格変動が激しいということは、需要と供給が変化している状況です。
例えば、仮想通貨を購入したい人が増える(需要増)と、販売価格が上昇し、売却価格はあまり変動しないために価格差(スプレッド)が広がることになります。
取引所別のスプレッド比較
それでは、実際の取引所におけるスプレッドについて、具体的に確認してみましょう。
2018年12月7日現在のbitFlyerとcoincheckのスプレッド差をみてみます。
bitFlyerのBTC/JPY相場
買値=381,630円 売値=381,149円 (スプレッド:481円)
coincheckのBTC/JPY相場
買値=382,249円 売値=382,057円 (スプレッド:192円)
2つの取引所のあいだで約2.5倍もの差があることが分かりますね。
高い頻度でトレードを行うユーザーにとっては、このスプレッドコストも長い目で見れば利益に影響を与えるため、トレーダーとしてはより低いスプレッド設定になっている取引所を探したいところです。
上級編!? アービトラージ取引






2つの取引所間のレートの違いを狙って利益をあげる方法は、アービトラージと呼ばれ、FXなどでも利用されています。
手数料がかかることも考慮すると、それなりの資金がないと大きな利益を上げることは難しいため、上級者向けの投資手法と言えますね。
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まとめ
それではまとめです。
・スプレッドは、購入価格-販売価格のこと(販売所のみ)
・価格変動が大きいときにスプレッドも広がる傾向にある
・取引所ごとにスプレッドは異なる
・スプレッド差を利用したアービトラージ取引もチャレンジの価値アリ!
スプレッドに関する疑問がこの記事で少しでも解決できたら幸いです。
どんどんお得に取引をして、上級トレーダーを目指しましょう!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。