仮想通貨の取引を始めたいけどどれくらい費用がかかるのだろうか?
このようにお考えではありませんか?
せっかく仮想通貨の売買をするなら、費用を抑えてお得に取引したいですよね。
その際にポイントとなるのが、仮想通貨取引で発生する手数料です。
仮想通貨取引の際にかかる手数料は主に以下の種類があります。
- 取引手数料
- 入出金手数料
- 送金手数料
- レバレッジ手数料
また、手数料とは呼ばないものの、スプレッドという買値と売値に生じる差額も実質的に手数料となります。
このような手数料は可能な限り安くおさえたいものですね。

そこで今回は以下8つの取引所を紹介します。
- Liquid
- coincheck
- bitbank
- SBI VCトレード
- GMOコイン
- BITPoint
- DMM Bitcoin
- TAOTAO
最後まで読めば、取引所ごとの手数料と抑えておくべきポイントがわかるようになります。
この記事でわかること
- 手数料が発生するタイミングと取引所別の費用
- 手数料で損しないために注意するべきこと
- 初心者にオススメの取引所
「手数料が安い取引所をいますぐ知りたい!」という人は、「手数料を抑えられる仮想通貨取引所3選」から目を通してみてくださいね。
目次
仮想通貨の手数料が発生するタイミングと費用は?
冒頭でお伝えした各種手数料について、それぞれ詳しく見ていきましょう。



取引所ごとに手数料がどのくらいかかるのか?も一緒にチェックしていきます。
1.取引手数料の比較
取引手数料は、仮想通貨を売買する際にかかります。
取引のたびに発生するので、仮想通貨売買での基本となる手数料と言えるでしょう。
8つの取引所で発生する手数料は以下の通りです。
取引所名 | 取引手数料 |
---|---|
Liquid | 無料(取引所、レバレッジ) |
coincheck | 無料(販売所) |
bitbank | -0.02%~0.12%(取引所) |
SBI VCトレード | 無料(販売所) |
GMOコイン | Maker:-0.01%,Taker:0.05%(取引所) 無料(販売所・仮想通貨FX) |
BITPoint | 無料(取引所) |
DMM Bitcoin | 無料(販売所現物、レバレッジ) |
TAOTAO | 無料(販売所現物、レバレッジ) |
表を見ると取引所、販売所、レバレッジなどいくつかの表現が出てきます。
取引所形式があり、さらに取引手数料が無料のところがオススメです。
これは後に詳しく説明します。
2.入金手数料・出金手数料の比較
次に気にしたい手数料が入出金です。
仮想通貨を買うためには、取引の前にまず指定の口座に入金しなければいけません。
取引前にかかる費用はできるだけ抑えたいですよね。
また、口座から出金する際にも手数料は発生します。
費用を抑えたい人は、入出金をできるだけまとめて行う、もしくは無料の取引所を使いましょう。
取引所名 | 入金手数料 | 出金手数料 |
---|---|---|
Liquid | 無料 | 500円 |
coincheck | 無料(振込入金) 756円~1,000円(クイック入金、コンビニ入金) | 400円 |
bitbank | 無料 | 540円/756円 |
SBI VCトレード | 無料 | 50円~250円 |
GMOコイン | 無料 | 無料 |
BITPoint | 無料 | 無料 |
DMM Bitcoin | 無料 | 無料 |
TAOTAO | 無料 | 無料 |
GMOコインとBITPoint、DMM Bitcoin、TAOTAOの4つは入出金手数料が無料です。
3.送金手数料の比較
次に送金にかかる手数料を見てみましょう。
これは、仮想通貨を別の口座やウォレットへ移す際に発生する手数料です。
取引所名 | 送金手数料(BTCの場合) |
---|---|
Liquid | 無料 |
coincheck | 0.001BTC |
bitbank | 0.001BTC |
SBI VCトレード | 無料 |
GMOコイン | 無料 |
BITPoint | 無料 |
DMM Bitcoin | 0.0008BTC |
TAOTAO | 無料 |
Liquid、SBI VCトレード、GMOコイン、BITPoint、TAOTAOの5つが無料です。
仮想通貨はまだ一般的ではありませんので、家族や友人に送る機会はおそらくないでしょう。
アービトラージという方法で儲ける際に、送金手数料には注意が必要です。
4.スプレッドの比較
販売所形式で仮想通貨を売買する時に注意が必要なのがスプレッドです。
取引所形式と販売所形式は以下にまとめています。
取引所形式/販売所形式
・取引所形式
個人間で売買をする取引形態です。事業者(取引所)は取引の場を提供する形になります。
あくまで場の提供のため、手数料が無料もしくは安く設定されている場合が多く、取引コストを抑えることができます。
一方で個人間での取引となるため、取引量が少ないと売りと買いのマッチングが成立せず、希望する価格やタイミングで買えない可能性もあります。
・販売所形式
事業者(取引所)が仕入れた通貨を直接購入する取引形態です。
提示されている金額であれば買いたいときに買える反面、スプレッドという名の手数料がかかり取引所形式よりも割高となるケースが多いです。
取引所形式よりも簡単に購入できるため初心者向けといえます。
スプレッドは売値と買値のです。
同じタイミングにビットコインを売買しても、売る時と買う時で価格は異なります。
下の図を例に説明してみます。
買う時と売る時で価格には17,200円の差があります。この時の差が販売所の利益になっています。
見えない手数料と言えばイメージしやすいでしょう。
取引所名 | 取引所 | 販売所 | スプレッド (BTC現物の場合) | スプレッド (XRP現物の場合) |
---|---|---|---|---|
Liquid | 〇 | × | - | - |
coincheck | 〇 | 〇 | 9% | 9% |
bitbank | 〇 | × | - | - |
SBI VCトレード | 〇 | 〇 | 2.0% | 3.9% |
GMOコイン | 〇 | 〇 | 2.4% | 6.8% |
BITPoint | 〇 | × | - | - |
DMM Bitcoin | × | 〇 | 0.13% | 3.9% |
TAOTAO | × | 〇 | 1% | - |
販売所を提供している場合、「取引手数料無料!」と書いてあるものの、スプレッドが必ずあります。
初めて取引をする際には注意してください。



5.レバレッジ手数料の比較
レバレッジ取引の際にかかる手数料です。
建玉手数料ともいいます。
レバレッジ取引は、証拠金と呼ばれる一定額を担保することで手元にあるお金以上の金額で売買ができます。
資金を何倍にするかの倍率はレバレッジ率といい、多くの取引所ではレバレッジ率4倍で取引ができます。
たとえば1BTC=80万円のビットコインを購入したいとき、レバレッジ取引なら20万円あれば購入できるのです。
ただしレバレッジ取引では、ビットコインの現物は受け取れません。
ビットコインを借りているような状態と考えるとよいでしょう。
この借りているビットコインを売却した時、その差額を現金で受け取ることができます。



各取引所で、レバレッジの倍率と手数料がどの程度なのかまとめてみました。
取引所名 | 最大レバレッジ倍率 | レバレッジ手数料 |
---|---|---|
Liquid | 4倍 | 0.1% |
coincheck | なし | - |
bitbank | なし | - |
SBI VCトレード | なし | - |
GMOコイン | 4倍 | 0.04% |
BITPoint | 4倍 | 0.035% |
DMM Bitcoin | 4倍 | 0.04% |
TAOTAO | 4倍 | 無料(キャンペーン中) |
レバレッジ手数料(建玉手数料)は、借りているお金に対しての手数料です。
そのため1日ごとに手数料が発生しています。
気づかずに取引していると、手数料ばかりかかるということにもなりかねないので注意してください。
唯一、TAOTAOのレバレッジ料は無料(※)です。
(※)2019年8月28日(水)~当分の間。終了の場合、30日前にTAOTAOからお知らせされます。
【比較】仮想通貨取引所別の手数料一覧表
ここまでで代表的な手数料と取引所ごとの費用を紹介してきました。
上で紹介したものを改めてまとめてみました。
取引所名 | 取引手数料 | 入金手数料 | 出金手数料 | 送金手数料 | 取引所 | 販売所 | スプレッド(BTC現物) | 最大レバレッジ倍率 | レバレッジ手数料 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Liquid | 無料(取引所、レバレッジ) | 無料 | 500円 | 無料 | 〇 | × | - | 4倍 | 0.1% |
coincheck | 無料(販売所) | 無料(振込入金) 756円~1,000円(クイック入金、コンビニ入金) | 400円 | 0.001BTC | 〇 | 〇 | 9% | 現在停止中 | - |
bitbank | -0.02%~0.12%(取引所) | 無料 | 540円/756円 | 0.001BTC | 〇 | × | - | - | - |
SBI VCトレード | 無料(販売所) | 無料 | 50円~250円 | 無料 | × | 〇 | 2.0% | - | - |
GMOコイン | Maker:-0.01%,Taker:0.05%(取引所) 無料(販売所・仮想通貨FX) | 無料 | 無料 | 無料 | 〇 | 〇 | 2.4% | 4倍 | 0.04% |
BITPoint | 無料(取引所) | 無料 | 無料 | 無料 | 〇 | × | - | 4倍 | 0.035% |
DMM Bitcoin | 無料(販売所現物、レバレッジ) | 無料 | 無料 | 0.0008BTC | × | 〇 | 0.13% | 4倍 | 0.04% |
TAOTAO | 無料(販売所現物、レバレッジ) | 無料 | 無料 | 無料 | × | 〇 | 1% | 4倍 | 無料(キャンペーン中) |
初心者の場合、送金やレバレッジを使うことは少ないです。
初めて口座開設するのであれば、取引手数料と入出金手数料が無料の取引所を選びましょう。



こうしたコストを抑えるだけで、お得に取引を始められます。
高い手数料には気をつけろ!手数料で損しないために注意したい3つのこと
次に手数料で損しないための注意点を3つ紹介します。
無駄にお金を使わないために、これらには注意して取引をスタートしてくださいね。
【ポイント1】取引と入出金の手数料が無料を選ぶ
先ほども言いましたが、初めての取引では、取引手数料と入出金手数料が無料の取引所を選んでください。
これらに手数料がかかるということは、仮想通貨を用意するという、準備の段階でお金を取られることになります。
儲けるために始めるのであれば、絶対に避けるべきでしょう。
【ポイント2】販売所よりも取引所で売買する
2つ目のポイントが取引所での売買をするということです。
なぜなら販売所の方が取引が成立しやすいですが、スプレッドが広くなってしまうからです。
手数料を抑えるという点では、スプレッドが狭い取引所での売買をしてください。






【ポイント3】現物取引をする
初めての取引では、レバレッジではなく現物取引をしてください。
レバレッジ取引では、取引をしている間でずっと手数料が発生しています。
手数料を気にするという点では絶対にやめた方が良いです。
また、レバレッジは大きく儲けるために行う取引方法です。逆に大損をするリスクもあります。
慣れてないうちにやるのはオススメできません。



また、注文方法を間違えると、気づかないうちにレバレッジ取引になっていることもあります。
現物での取引ができているかはちゃんと確認するようにしてください。
手数料を抑えられる仮想通貨取引所3選
最後に手数料を抑えて取引できる取引所を3つご紹介します。



※このランキングは各社の手数料項目をもとにCoinPlus編集部が独断で作成しています。
安く取引できる取引所1位:TAOTAO(タオタオ)
キャンペーン | 初心者向け | 取り扱い銘柄数 | 手数料が無料 |
---|---|---|---|
◎ | ○ | ○ 5種類 | ◎ |
TAOTAOをおすすめする理由
- Yahoo!のZホールディングスのグループ会社が運営
- 初心者にも使いやすく安定したアプリ
- 建玉手数料(レバレッジ料)が無料になるキャンペーン中
※3-5分程度で登録できます。
TAOTAO(タオタオ)の手数料 | |
---|---|
入金 | 無料 |
出金 | 無料 |
送金 | 無料 |
取引 | 無料 |
レバレッジ | 無料キャンペーン中(2019年8月28日(水)~当分の間) |
安く取引できる取引所2位:DMM Bitcoin
キャンペーン | 初心者向け | 取り扱い銘柄数 | 手数料が無料 |
---|---|---|---|
◎ | ○ | ○ 7種類 | ◎ |
DMM Bitcoinをおすすめする理由
- 大手DMMグループが運営する圧倒的安心感!
- 日本では珍しいアルトコインのレバレッジ取引が可能!
- キャッシュバックキャンペーンでオトクに取引!
(キャンペーン期間:2021年8月1日(日)7時00分~2021年9月1日(水)6時59分)
※3-5分程度で登録できます。
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)の手数料 | |
---|---|
入金 | 無料 |
出金 | 無料 |
取引 | 無料 |
レバレッジ | 0.04% / 日 |
安く取引できる取引所3位:GMOコイン
キャンペーン | 初心者向け | 取り扱い銘柄数 | 手数料が無料 |
---|---|---|---|
◎ | ○ | ○ 5種類 | ◎ |
GMOコインをおすすめする理由
- 安心の大手GMOグループが運営!
- 手数料がほぼすべて無料!
- アプリが使いやすいので、初心者でも楽々操作可能!
※3-5分程度で登録できます。
GMOコインの取引所の手数料 | ||
---|---|---|
入金 | 日本円 | 無料(振込手数料は負担) |
仮想通貨 | マイナーに支払う手数料は負担 | |
出金 | 日本円 | 無料 |
仮想通貨 | 無料 | |
販売所取引 | 無料 | |
取引所での現物取引 | Maker:-0.01% Taker:0.05% | |
取引所でのレバレッジ取引 | 無料 | |
仮想通貨FXでの取引 | 無料 | |
レバレッジ手数料(取引所) | 建玉ごとに0.05%/日 | |
レバレッジ手数料(仮想通貨FX) | 建玉ごとに0.04% / 日 |
仮想通貨の手数料は経費として申告可能
仮想通貨の売買でかかった手数料は経費として申告可能です。
なぜなら手数料は必要経費として認められているからです。
- 総収入金額-必要経費=雑所得
ほかにも以下の項目などが経費として認められます。
仮想通貨取引で経費として認められるもの
- 仮想通貨取引でかかった手数料
- 仮想通貨の勉強代(書籍やセミナー代など)
- 仮想通貨の意見交換会などでかかった費用(交際費)
儲かった分だけ申告するのではなく、利益を出すためにいくら経費がかかったかは把握しておきましょう。
仮想通貨の手数料の比較 まとめ
- 手数料には、取引手数料/入出金手数料/送金手数料/スプレッド/レバレッジの5つがある
- 初心者が特に気をつけるべきなのが、取引手数料と入出金手数料とスプレッド
- 最初に口座開設するときは取引手数料と入出金手数料が無料の場所を選ぶべき
- 儲けたいなら取引所での売買をした方が良い
- レバレッジ取引は慣れてからや
仮想通貨の取引所といっても、場所によって手数料は様々です。
抑えておくべき手数料は理解して、取引を始めるようにしてください。



何に手数料がかかっているのかを理解しておけば、余計な費用は減らせます。
今回紹介したポイントを抑えて、取引を始めてみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。