
ライトコインってどんな仮想通貨?
ビットコインとの違いは?
ライトコインはなんで値上がりしてる?
ライトコインはどこで買える?
この記事はこんな疑問を解決する内容になっています。
仮想通貨と聞いて、何を思い浮かべますか?
- 仮想通貨の代名詞、ビットコイン(BTC)
- 日本人に人気のリップル(XRP)
- スマートコントラクトが有名なイーサリアム(ETH)
このあたりが出てくるのではないでしょうか。
そんな中、ライトコインに注目した人は、もしかすると他のコインよりも高い値上がり率が気になっているのかもしれません。
以下は、2019年6月11日時点でのライトコインの日足チャートです。
出典:みんなの仮想通貨
年初来高値となる13,000円台に上がり、年初来騰落率は+320%となっています。
この値動きは、2019年8月に控える半減期が影響していると考えられます。
追記(2019年8月9日):ライトコイン(LTC)の半減期を終えた価格のレポートを以下の記事でまとめています。
-
【8/9 価格レポート】ライトコイン(LTC)8/5に半減期完了、その後の値動きは?
8月9日(金)現在、ライトコイン(LTC)の価格は約9,400円です。 ライトコイン(LTC)は、ライトコインは2019年8月5日、4年ぶり2度目の半減期を迎えたばかりです。 【速報】仮想通貨ライトコ ...
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この記事ではライトコインの基礎から、最近の値動きまで詳しく見ていきます。
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目次
仮想通貨の今後の動き・相場予想 2020年はどうなる?
- ビットコイン(BTC)は今後も暴落する?過去の暴落要因と2019年の見通しをチェック
- 【2019-2020年】リップル(XRP)の価格は今後どうなる?噂の仮想通貨の将来性を大予想!
- 【2019年はどうなる?】イーサリアム(ETH)の将来性を分析してみた
- 【コミケが鍵?】モナコイン・MONAの今後を予想!2019-2020年価格が上がる時期を解説
- 将来性はビットコイン以上?ビットコインキャッシュ(BCH)の2019年の今後を予想!
- 【5分でわかる】最大33倍の価値に!イーサリアムクラシックとは?
- ネム(XEM・NEM)は2019年に覚醒?愛され通貨の魅力と今後に迫る
- 【2019】LISK(LSK/リスク)とは?今後の価格や将来性をチャートから分析しました
- 【2019】ファクトム(Factom/FCT)の特徴|今後の価格や将来性をチャートから分析
ライトコイン(LTC/Litecoin)はどんな通貨?
ライトコインはGoogleでエンジニアをしていたチャーリー・リー(Charlie Lee)氏が開発した仮想通貨です。
ビットコインを基に作られ、ビットコインよりも日常で使える仮想通貨として2011年に生まれました。
最初にできたアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)で、ビットコインに次いで2番目に歴史があります。
チャーリー・リーはGoogleにいたときにビットコインに出会い、取引所大手のコインベースにいたときにライトコインを発案しました。
その後、コインベースを辞めてライトコインの開発に専念。
2017年6月、コインベース最後の日に決意のツイートをしています。
https://twitter.com/SatoshiLite/status/873343321296429056
通貨単位 | LTC |
公開日 | 2011年10月7日 |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Work |
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ライトコイン(LTC/Litecoin)の現在のチャート
ライトコイン(LTC/Litecoin)の買い時・売り時が分かるテクニカル分析
ライトコイン(LTC/Litecoin)の特長、ビットコイン(BTC)との違いは?
ビットコイン(BTC)から派生して生まれたため、ビットコイン(BTC)と比較されやすいライトコイン(LTC)。
ライトコイン(LTC)を端的に説明すると以下のとおりです。
2011年に登場した仮想通貨で、ビットコインが「金」ならライトコインは「銀」とされている。
ビットコインの欠点を補うことを目指して開発された送金重視の通貨であり、ビットコインのブロック承認時間約10分に対し、約2.5分まで短縮している。(出典:Coinpost)
この点について詳しく掘り下げていきましょう。
ビットコインは金、ライトコインは銀
「ビットコインが金なら、ライトコインは銀」と定義されています。
その理由は希少性にあります。
金:流通量が少なく、希少性が高い
銀:流通量が多く、(金と比較して)希少性が低い
また、国内の銀は金の価格の66分の1と安価で手に入ります。
この点がビットコインとライトコインが金と銀に比較されるポイントです。
流通量は発行上限枚数で比較でき、価格はそれぞれの単価や時価総額で比較できます。
ライトコイン(LTC/Litecoin)の発行上限枚数はビットコインの4倍、8400万枚
ライトコインの発行上限枚数はビットコイン(2,100万枚)の4倍、8,400万枚です。
いずれも上限まで発行されると、ライトコインの方が希少性が低いことが分かります。
また、価格も比較してみます。
出典:Yahoo!ファイナンス
Yahoo!ファイナンス(2019年3月11日現在)のデータだと、1単位当たりの価格は1BTC=約43万円、1LTC=約6,000円です。
時価総額でみると、以下の通り。
ビットコインの時価総額:7兆5,719億円
ライトコインの時価総額: 3,738億円
時価総額でみるとライトコインはビットコインの20分の1です。
66分の1ほどの差はありませんが、ライトコインの方が割安です。
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Segwit技術により取引認証スピードはビットコインの1/4
ライトコインの取引認証にかかる時間は、ビットコインの1/4です。
ビットコインの認証時間:10分
ライトコインの認証時間:2.5分
ビットコインの4倍の速度を実現している理由は、2017年5月に実装されたSegwitです。
セグウィット(Segwit)とは、トランザクション(取引履歴)を圧縮してデータ量を小さくする技術です。これは「スケーラビリティ問題」、「トランザクション展性」を解決できる技術として期待されています。(出典:Coinpost)
データ量を圧縮して、一つのブロックに格納できるトランザクションが増えたことで、承認速度が速くなります。
一方でSegwitはマイナー(取引の承認作業をして報酬をもらう人)にとってはデメリットが多いため、賛同を得ることが難しくほとんどの通貨で導入できていません。
そんな中、ライトコインでは2017年4月にマイナーの75%の以上の賛同を得てSegwitが導入されました。
https://twitter.com/SatoshiLite/status/900451482884952064
そのほかにSegwitが導入された仮想通貨はモナコイン(MONA)が有名です。
-
【コミケが鍵?】モナコイン・MONAの今後を予想!2020年価格が上がる時期を解説
モナコインははじめて日本で生まれた仮想通貨で、国内外から注目を集めています。2017年に価格が高騰し、国産通貨のなかでも人気・実力ともにナンバーワンとも言われたモナコインの将来性についてチャートから予測しました。
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ライトコインはSegwitが導入された数少ない仮想通貨です。
■ Segwitが導入されている仮想通貨(導決定入日)
- デジバイト(DigiByte):2017年4月21日
- モナコイン(MONAcoin):2017年4月23日
- ライトコイン(Litecoin):2017年4月27日
- ビットコイン(Bitcoin):2017年7月21日
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ライトコイン(LTC/Litecoin)のマイニング
マイニングは取引データを承認する作業で、承認成功すると報酬として仮想通貨が支払われる仕組みです。
ビットコインとライトコインのコンセンサスアルゴリズム(認証方式)はいずれもPoW(Proof of Work)。
難しい計算式を早く解けた人に報酬が支払われます。
ビットコインのマイニングは難しい計算を伴うため、処理能力が高い高性能のパソコンが必要で、電力消費も大きく莫大な電気代がかかります。
一方のライトコインは、Script方式という技術を使うことで効率的な計算ができるため、家庭用のパソコンでもマイニングができます。
ビットコインはマイニング設備を持つ人が報酬を独占しがちですが、ライトコインはそのような偏りが少なくなったと言えるでしょう。
画期的で期待されたLitepayサービスの終了
LitePayはLitePay社が開発するライトコイン(LTC)専用の決済サービスで、同社により2018年2月に発表されました。
PayPayやLINEpayのようにQRコードをスキャンするだけで決済でき、またクレジット会社Visaと提携することでドルへの変換が可能になるなど、画期的なサービスとして注目を集めました。
しかしその後ライトコイン財団は、3月にリリース予定だったLitePayプロジェクトが終了したことを発表しました。
全容は以下の通りです。
同財団はHP上で、LitePay社の不透明な体制を事前に見抜くことができず、事前調査を怠ったことに対し謝罪を表明しました。また、ライトコイン創設者のCharlie Lee氏は自身のツイッターで、2月のリリース発表の際、誇大宣伝に加担したことを謝罪しています。(出典:Coinpost)
LitePay発表後、期待感からライトコインの価格は大幅に上昇しましたが、終了発表後は価格を下げています。
出典:みんなの仮想通貨
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ライトコイン(LTC/Litecoin)のチャート・価格
気になるライトコインの価格を見てみましょう。
ライトコインの価格は2019年3月現在約6,000円で、仮想通貨の時価総額は第5位です。
ライトコイン(LTC/Litecoin)の2017年~2018年のチャート
過去のチャートを振り返ります。
こちらはライトコイン週足(2017年~2018年)のチャートです。
出典:みんなの仮想通貨
ビットコインや他の仮想通貨と同じように、2017年の12月に終値ベースの最高値で35,000円を付けています。(一時60,000円近くに)
それが約1年後の2018年末には、3,500円と1/10にまで下がりました。
ライトコイン(LTC/Litecoin)の2019年のチャート
2019年1月から6月初旬までの週足チャートです。
出典:みんなの仮想通貨
1月からきれいに上がり続けています。
後述するライトニングネットワーク技術が影響していると考えられます。
また2019年8月には半減期も控え、今後の価格変動も見逃せません。
次はライトコインの今後や将来性について見ていきます。
ライトコイン(LTC/Litecoin)の今後・将来性
企業や決済業者との提携(実用化に向けて)
ライトコインは企業との提携に積極的です。
目的はもちろんライトコインでの決済範囲を拡げ、決済手段を増やすため。
以下はこれまでに実施した提携の一例です。
2017年12月
ゲーム配信プラットフォームSteamと提携を発表、Steamのバウチャー(利用券)をライトコインで購入できるようになりました。(出典:Coinpost)
You can now buy Steam vouchers with LTC! Thanks @bitrefill for supporting Litecoin! https://t.co/U2C1Nd5wck
— Charlie Lee [LTC⚡] (@SatoshiLite) December 8, 2017
2018年4月
仮想通貨デビットカードのサービスを展開するTenX(テンエックス)との提携を発表しました。(出典:Coinchoice)
2018年4月
アメリカのクレジットカード決済処理を提供する「Aliant Payment Systems」が、ライトコイン財団(Litecoin Foundation)の公式パートナーとなったことを発表しました。(出典:Coinpost)
2018年7月10日
ライトコイン財団が、スイスに拠点を置く仮想通貨スタートアップのトークンペイ社(TokenPay Suiss AG)との戦略的なパートナーシップ締結を発表しました。(出典:Coinpost)
積極的な提携によってライトコインが普及すれば、ライトコインの価値も上がっていくと考えられます。
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2019年は4年に1度の半減期
ライトコインには、4年に1回実施される半減期があります。
半減期とはマイニング報酬が半減する期間です。
半減期はコインの流通量(需給のバランス)を調整することで、インフレの防止や価格の上昇を見込まれます。
前回の半減期は2015年8月26日、次回は2019年8月の予定で、マイニング報酬が1ブロック当たり12.5LTCとなります。
前回の半減期の際の値動きをチェックします。
出典:みんなの仮想通貨
半減期(8月)の数か月前(6月ごろ)から価格が上がり、その後は横ばいの傾向にあります。
次回も8月(2019年)で、実際2か月前の6月からより値上がりが顕著にみられています。
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仮想通貨の半減期とは?2020年~2022年、価格上昇が予想されている通貨を紹介!
仮想通貨の半減期とは?この記事では半減期の意味や仕組み、理由から、2019年、2020年、2021年に半減期が起きる仮想通貨を紹介します。
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ライトニングネットワークの普及
ライトニングネットワークは少額からでも送金できる技術で、送金スピードが上がり、手数料が抑えられます。
日常的な細々とした支払い/決済(マイクロペイメント)を、ビットコイン(ライトコインも可能)を使ってより手軽に行えることを目的とした、ビットコインのセカンドレイヤーで機能するオープンソースプロトコル。(出典:Coinpost)
チャーリー・リーは2017年にライトニングネットワークでの送金テストに成功したことをツイートしています。
https://twitter.com/SatoshiLite/status/903676576356737025
また2019年2月には、CoinGate社がライトニングネットワークを利用した決済システムの導入体制が整ったことを伝えています。
ブロックチェーン技術を利用した決済システム導入のサービスに取り組むCoinGate社は、仮想通貨ライトコインのライトニングネットワーク(LN)を利用した決済システムを、加盟企業4,500社を対象に、導入可能体制が整ったことを8日ツイッター上で伝えた。(出典:Coinpost)
これによってライトコインの価格が上がり、時価総額も5位から4位に浮上しています。
今後利用が普及されれば更なる価値向上が見込めそうです。
アトミックスワップの実装に向けて
アトミックスワップとは第三者(取引所)を介さず、取引相手と直接通貨の交換できる仕組みです。
これまで取引所を介さない取引は持ち逃げの危険性がありました。
アトミックスワップは、取引するペアがそれぞれ資金を用意するまで取引は成立しないため、安全性が高く持ち逃げ問題の解消に期待が持てます。
ライトコインは2017年9月、アトミックスワップのテスト(ビットコインとライトコインを交換)を成功させています。
まだテストのみですが、今後ライトコインに搭載されれば高速送金が可能になり実用性が高まるでしょう。
ライトコイン(LTC/Litecoin)の取引所選び
ライトコインの可能性を感じて買ってみたいと思った人や、これからじっくり見定めたいと思った人もいるかもしれません。
ライトコインの取引するには、まずは取引所の口座開設をする必要があります。
ライトコイン(LTC)の取引はGMOコインがオススメ
ライトコインの売買はGMOコインがオススメです。
その理由に取引コストと信頼性が挙げられ、最もバランスの取れた取引所と言えます。
取引コスト:入出金手数料が無料、取引手数料が多くて0.01%のため取引コストがほぼかからない、取引所形式で取り扱いがあり安く買える
信頼性:金融事業も行う東証1部上場企業のGMOインターネットグループが運営するため、取引所運営のノウハウが充実している
すぐに口座開設をしたい人はこちらから申し込みができます。
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ライトコイン(LTC/Litecoin)のまとめ
- 元Googleエンジニアのチャーリー・リー(Charlie Lee)氏が開発した仮想通貨
- 歴史はビットコインに次いで2番目、最初にできたアルトコイン
- ビットコインが「金」、ライトコインは「銀」と言われる
- 発行上限枚数は8,400万枚 ※ビットコイン(2,100万枚)の4倍
- 時価総額は3,738億円(ビットコインの20分の1)
- 取引認証にかかる時間は2.5分(ビットコインの4分の1)
- ライトコインの最高価格は35,000円(2017年12月)
- 積極的な企業提携、半減期、ライトニングネットワークなどプラス材料が多い
いかがでしょうか。
アルトコインでは最も歴史のあるライトコイン(LTC)。
リップル(XRP)やイーサリアム(ETH)が注目されがちですが、ライトコインは今後価格に影響しそうなイベントが控えています。
この記事がお役に立てればうれしい限りです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。