ビットコインやイーサリアムなど、仮想通貨取引が盛んになってきました。
大きな利益を得られる時もあれば、価格が急落するリスクもあるのが仮想通貨取引です。
今後も仮想通貨取引は広がっていくことが予想されます。取引を始めたいと考えている人も多いのではないでしょうか?
取引所は国内に20か所ほどありますので、どこで開設するべきか悩ましいですよね。
今回はFX事業で実績のある取引所、マネーパートナーズについて説明をします。
マネーパートナーズはどんな取引所?
マネーパートナーズの概要は以下の通りです。
社名 | 株式会社マネーパートナーズ |
---|---|
設立 | 2008年5月 |
代表者名 | 奥山泰全 |
所在地 | 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー33階 |
資本金 | 31億円 |
登録番号 | 関東財務局長 第00001号(仮想通貨交換業) |

まずはマネーパートナーズがどのような取引所なのかを3つのポイントから紹介します。
運営会社はFXを展開している
マネーパートナーズは2008年5月9日に設立され、今年で設立10年目を迎えました。
運営会社のマネーパートナーズグループは東証一部に上場しています。



マネーパートナーズグループは、FX事業を中心に事業展開しています。
東証一部に上場したのは2012年。FX業者としては初めての東証一部上場だったため話題になりました。
2017年9月に金融庁の認可を受ける
マネーパートナーズは2017年9月に、仮想通貨交換業者として金融庁に認可されました。



2017年に始まった仮想通貨交換業者の制度。マネーパートナーズは、その第一号として金融庁に登録をされています。
BITPointやbitflyerなど、知名度の高い取引所も同時期に認可されました。
-
【BITPOINT】話題の仮想通貨取引所を詳しく解説
BITPointは2016年6月にサービスを開始した仮想通貨取引所です。
手数料が無料の取引所として初心者に人気です。続きを見る
-
bitFlyer(ビットフライヤー)の口コミ・評判!初心者が簡単に取引を始められたコツ
ビットフライヤーはユーザー数・資本金が国内でNo.1の仮想通貨取引所です。
初心者の方でも利用しやすく、確かな信頼性と安心感がメリットとなっており、多くのユーザーから支持されています。続きを見る
社長は仮想通貨協会の会長
出典:マネーパートナーズ
マネーパートナーズ社長は奥山泰全氏。一般社団法人日本仮想通貨事業者協会・日本仮想通貨交換業協会のそれぞれ会長職に就いています。
仮想通貨業界の発展を目的にしている協会です。
奥山氏が会長職に就いた理由は、仮想通貨への関心でした。
仮想通貨は実態がないため、適切な運用やセキュリティ対策などを制定しようと取り組んでいたのです。



これらの協会は自主的に日々変化する仮想通貨の取引ルールの確認や勉強会など、精力的な活動も合わせて行っています。
マネーパートナーズはサービス提供をしていない
マネーパートナーズは現在のところ、仮想通貨のサービスは始めていません。
ただ先ほど説明の通り仮想通貨への取り低みには前向きです。



サービス開始時期は未定なので、今後の発表に注目ですね。
独自の特徴!マネパカードとは?
出典:マネパカード
マネーパートナーズには、マネパカードという独自の特徴があります。






世界中で使えるプリペイドカードとして人気です。どのようなものなのか詳しく見てみましょう。
国内外で使えるプリペイドカード
マネパカードには以下の特徴があります。
- チャージした分をクレジットカードのように使える。
- 6つの通貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円)が使える。



マネパカードの最大のポイントは世界中どこでも使えるプリペイドカードである点です。
年会費はかからずに、ATMで現地の通貨を引き出せますし、海外のマスターカードブランドではショッピングにも使えます。
また手数料が安いので、余計な出費を気にしすぎずにショッピングできる点もマネパカードの特徴です。
Zaifと提携していた
マネパカードはZaifとの連携をしていました。
Zaifに入金しているビットコインとマネパカードを使えば、現金を持たなくても買い物や両替ができたのです。



チャージの手間や通貨が増えることを考えると、とても便利な機能でした。
補足
マネーパートナーズでの取引ができるようになれば、この機能は再び使えることになりそうですね。
マネーパートナーズは今後どうなる?
ここまではマネーパートナーズの現在の状況やこれまでについて紹介をしてきました。
まだ仮想通貨取引が始まっていないマネーパートナーズ。今後はどのようになっていくのでしょうか?
ビットコインFXの取引ができるようになる
現在マネーパートナーズでは、仮想通貨の取引を行っていません。



マネーパートナーズはFX事業で実績のある取引所です。
現物での取引はもちろんですが、FXを用いたサービスの展開が予想されます。
また、FXでの経験をもとにしたシステムやセキュリティ対策にも注目が集まっています。



ただ、仮想通貨取引所では同様のサービスを展開している事業者も多いです。
これだけでは唯一の特徴とは言いづらいでしょう。
マネパカードを活用して特徴のある取引所へ?
多くの取引所は、手数料無料や取引できる仮想通貨の数で差別化を図っています。



ただ、先ほど紹介したマネパカードは独自の特徴と言っても良いでしょう。
Zaifと連携をしていた時のように、マネパカードを使って仮想通貨の決済ができるようになると差別化ポイントになるはずです。
扱う仮想通貨の数
扱う仮想通貨の数がどうなるかも注目ポイントです。



マネーパートナーズの取り扱っている仮想通貨は、金融庁で認可されている限りではビットコインのみです。
他の取引所ではビットコインやリップルなど、4〜5種類程度のところがほとんどです。



今後どのくらいの仮想通貨を扱うかが注目ポイントでしょう。
セキュリティ対策
マネーパートナーズはセキュリティ対策に力を入れています。



2018年には日本でも2つの取引所で盗難事件が発生しました。
-
コインチェック(Coincheck)の取引所とは|<登録方法・使い方・手数料>~<事件のその後の歴史>までマルっと解説しました
コインチェックの特徴から歴史、その後などを整理しました。2019年1月11日にコインチェックは金融庁に認可され、再開が可能となりました。
現在は証券会社のマネックスグループに買収されましたが、いったいどのような会社なのでしょうか。続きを見る
マネーパートナーズはFXでの実績があるので、安全なセキュリティ対策が取られることに期待されています。
サービスが開始された際には注目が集まることでしょう。
マネーパートナーズのまとめ
- FX会社ではじめて東証一部に上場した会社が運営している。
- マネーパートナーズの社長が仮想通貨協会の会長を務めている。
- マネパカードという独自の特徴のある取引所。
- 仮想通貨取引のサービス提供はしていない。
- FXでの実績があるので、今後どのようなセキュリティ対策が取られるのか注目されている。
- マネパカードが仮想通貨と連携できると、決済にも使いやすくなる。
マネーパートナーズは第一号の仮想通貨交換業者です。運営会社も東証一部に上場している企業なので安心感もあるでしょう。
サービス提供については未定ですが、実績や特徴を考えると、今後注目される取引所になるはずです。
今後の展開が楽しみですね。最後までお付き合いいただきありがとうございました。