
・ネム(XEM)の取引所はどこがオススメ?
・取引所別のメリット、デメリットは?
・ネム(XEM)はいくらから買える?
こんな疑問を解決する記事になっています。
ネム(XEM)は日本人が開発に関わっていたこともあり、日本人にも馴染みのある仮想通貨です。
2019年4月まで3円前後を推移していたネム(XEM)の価格は、2019年4月に8円程度まで上がるも5月にかけて5円まで下落。
その後一時14円まで値を上げましたが、2019年7月現在は10円前後で推移しています。
出典:みんなの仮想通貨
今後、ネム(XEM)の価格は上がっていくのでしょうか。
ネム(XEM)とは
ネム(NEM)はNew Economy Movement(新しい経済運動)の略称で、新しい経済圏を作り出すことを目標とした仮想通貨のプロジェクトです。
プロジェクト開始当初、開発チームに日本人がいたため、国内でも知名度がありました。
ネムのプラットフォームで使用される通貨をXEM(ゼム)といい、取引所などで売買する際はネム(XEM)などと表記されます。
ネムについて詳しく知りたい人はこちらの記事をチェックしてください。
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ネム(XEM・NEM)は2020年に覚醒?愛され通貨の魅力と今後に迫る
ネム(NEM)は新しい経済圏の創出を目標とした仮想通貨のプロジェクトです。コインチェック事件で一躍有名になりましたが、ネム自体のセキュリティは優秀です。ネムにまつわるコミュニティは多く愛されている通貨です。
続きを見る
2019年7月現在、ネム(XEM)が買える国内の取引所は以下の3社です。
- コインチェック
- DMM Bitcoin
- Zaif
上記のうち、Zaifは新規登録の受付を停止しています。
またDMM Bitcoinはレバレッジ取引限定のため、現物取引ができるのはコインチェックのみです。
この記事ではネム(XEM)の売買ができるコインチェックとDMM Bitcoinについてくわしく紹介します。
目次
ネム(XEM・NEM)はいくらから買える?






ネム(XEM)の最低購入額は取引所によります。
コインチェックでの最低取引金額は500円相当額以上です。入金手数料が756円かかるので、合計で1,256円が必要です。
一方、DMM Bitcoinでは100XEMから買えます。2019年7月時点で1XEM=9.5円なので、950円から買えることになります。入金手数料はかかりません。
2,000円を用意すればネム(XEM/NEM)の取引ができます。
ただ少額の売買では得られる利益も少なく、大きく投じるほど価格が上がった場合のリターンも大きくなります。
【ネム(NEM・XEM)の取引所】初心者はコインチェック、中級者はDMM Bitcoinの登録必須
冒頭でも紹介しましたが、ネム(XEM)を取り扱う仮想通貨取引所はコインチェックとDMM Bitcoinの2つ。
いずれも口座開設は無料のため、両方の口座を開設しておくことをオススメします。
その理由は以下の2点です。
- 使いやすさを自分で確かめるため
- メンテナンスで1社が使えなくなった時のため
仮想通貨の価格が上がってきて取引を始める人も増えているので、口座登録完了に時間がかかる場合があります。
今すぐに取引をする予定がなくても、早めに口座開設しておいて損はないでしょう。
<コインチェック(Coincheck)>スマホ操作が格段によく、初心者向け
コインチェック(Coincheck)のメリット
- 東証1部上場のマネックスグループによる運営
- 初心者にも使いやすいスマホアプリ
- ネム(XEM)以外にも9種類(合計10種類)の通貨を扱う
東証1部上場のマネックスグループ傘下となったコインチェック。
老舗ネット証券のノウハウを活かし、セキュリティなどのサービス強化を図っています。
ネム(XEM)は販売所形式での現物の取り扱いになります。



取引所形式/販売所形式
・取引所形式
個人間で売買をする取引形態です。事業者(取引所)は取引の場を提供する形になります。
あくまで場の提供のため、手数料が無料もしくは安く設定されている場合が多く、取引コストを抑えることができます。
一方で個人間での取引となるため、取引量が少ないと売りと買いのマッチングが成立せず、希望する価格やタイミングで買えない可能性もあります。
・販売所形式
事業者(取引所)が仕入れた通貨を直接購入する取引形態です。
提示されている金額であれば買いたいときに買える反面、取引所形式よりも手数料がかかり割高となるケースが多いです。
取引所形式よりも簡単に購入できるため初心者向けと言えます。
なお、ネム(XEM)を取引所形式で取り扱っている仮想通貨取引所は国内にはなく、国内で買う場合は販売所形式での売買となります。
コインチェックは圧倒的に使いやすいアプリにも定評があります。
これまで株やFXなどでのトレード経験がない初心者でも通貨の購入や売却が簡単にできるので、とくに初心者にオススメです。
コインチェックアプリの詳しい使い方はこちらの記事でまとめています。
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《コインチェックのアプリの使い方》見方や販売所の使い方を徹底解説
この記事では、「コインチェックのアプリってどうやって使うの?」「使いやすいの?」といった疑問にお答えします。
続きを見る
コインチェック(Coincheck)のデメリット
- コインチェック事件
- 販売所のみでの取り扱いのためスプレッドがかかる
コインチェックといえば、巨額のネム(XEM)を流出させたコインチェック事件(2018年1月)が浮かぶでしょう。
そのため、ネガティブなイメージが強いかもしれません。
一方でマネックスグループ傘下となり運営強化を図っています。
事件時は「みなし業者」として運営してましたが、2019年1月11日には仮想通貨交換業者として金融庁にも認可されました。(出典:金融庁)
事件からすでに1年半。このように足固めを進め、信頼される取引所を目指しています。
もうひとつ、使いやすさの裏側にコストのデメリットがあります。
販売所での取り扱いはスプレッドがかかります。
スプレッドは買値と売値の差です。
実際にネム(XEM)のコインチェック・販売所での買値と売値の差を出しました。(2019年7月3日時点)






国内のもう1社、DMM Bitcoinのスプレッドは0.44円です。
レバレッジ料は買ったネム(XEM)持っている期間、保有金額(建玉)の0.04%が毎日かかります。
たとえば、5,000円分のネム(XEM)に買いを入れて売らないままだと、毎日2円のレバレッジ料がかかります。
3ヶ月持ち越せばレバレッジ料は180円で積み重なるため、ネム(XEM)を長期保有する場合はコインチェックでの現物取引が望ましいでしょう。
【DMM Bitcoin(DMMビットコイン)】レバレッジ取引が魅力、豊富な取引ツールは中上級者向け
DMM Bitcoinのメリット
- 株取引やFX取引の運営もするDMM.comのグループ会社
- レバレッジ取引ができる
- 現物:3種類、レバレッジ:11種類の暗号資産を取り扱う
株式会社DMM Bitcoinは、合同会社DMM.comのグループ会社です。
合同会社DMM.comとは
もともと東京ビットコイン取引所として設立しましたが、2017年12月12日にDMM Bitcoinに商号変更しました。
株取引やFX取引所の運営ノウハウがあるため管理画面の使いやすさや、セキュリティの高さに強みがあります。
また、DMM Bitcoinはレバレッジ取引でネム(XEM)の取引ができます。
レバレッジ取引
レバレッジはてこの意味で、レバレッジ取引は証拠金と呼ばれる自己資金を担保に資金以上の売買ができる取引方法です。
持っている仮想通貨(建玉)の総額が大きい方が、同じ値動きでも利益が大きくなるため(もちろん逆の場合も)、手持ち資金が少ない人はレバレッジ取引をすることで効率的な取引ができます。
具体的に資金以上でどれだけ売買できるかは、あらかじめ設定されているレバレッジ倍率によって決まります。
DMM Bitcoinでは最大レバレッジ4倍で、3万円の資金で12万円分の売買ができます。
また、レバレッジ取引は実際の仮想通貨の売買がありません。
「買い→売り」または「売り→買い」のセットが執行されて始めて、利益または損失分の金額が授受される仕組みです。
買った状態、または売った状態で反対売買されず残っている未決済分の総数を「建玉(たてぎょく)」といいます。
ちなみに、実際に仮想通貨の受け渡しがあるのが現物取引です。
仮想通貨はインターネット上の通貨のため、物体としての通貨がない点は紛らわしいですが、仮想通貨取引所で1BTCの現物を購入すれば、取引所のウォレット上に1BTCが入ります。
現物取引は持っている資金分だけ売買ができます。
取引形態はレバレッジですが、入金資金分だけを買う場合は実質レバレッジなし(1倍)と同じです。
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《コインチェックのアプリの使い方》見方や販売所の使い方を徹底解説
この記事では、「コインチェックのアプリってどうやって使うの?」「使いやすいの?」といった疑問にお答えします。
続きを見る
DMM Bitcoinのデメリット
- ネム(XEM)現物での取り扱いがない
- 取引画面が初心者には少し難しい
DMM Bitcoinではネム(XEM)の現物取引ができません。
そのため、現物を買ってウォレットで保管したい人には適しません。
また、DMM Bitcoinは取引ツールが豊富な点がメリットですが初心者には少し難しいと感じるかもしれません。
ただ、売買するだけなら慣れるまで時間はかからないはずです。
<番外編>世界最大級取引所 バイナンス(Binance)
番外編として、海外の取引所でユーザーが多いバイナンス(BINANCE)を紹介します。
バイナンス(BINANCE)は、2017年7月に設立された世界に600万人のユーザーを抱える(2018年1月時点)取引所です。
取り扱う通貨数は100以上でネム(XEM)も取り扱っています。
ただ、取引が仮想通貨建てのため、日本の取引所でビットコインを買い、ビットコインをバイナンス(BINANCE)に送金する必要があります。
本人確認書類を提出することなく口座登録ができることからその手軽さが人気ですが、金融庁の認可を受けておらず日本向けのサービスではないことから、あまりオススメできません。
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日本を思いやる【CZ】が創ったバイナンス(BINANCE)とは?
バイナンス(BINANCE)は、2017年7月に設立された世界に600万人のユーザーを抱える取引所です。設立からわずか半年で取引高が世界一になりました。
バイナンスの特徴や取り組み、口座開設方法について紹介していきます。続きを見る
【ネム(NEM・XEM)の取引所】まとめ
- ネム(XEM)は2,000円程度あれば取引所で買える
- ネム(XEM)が買える取引所はコインチェックとDMM Bitcoin
- コインチェックはアプリが使いやすく初心者にオススメ
- DMM Bitcoinは取引ツールが豊富で中級者以上にオススメ
- 2社両方口座登録するのがオススメ
国内でネム(XEM)を扱う取引所は少ないので、全部登録してもよいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。