
- 一時期話題になったノアコインってどんな通貨?
- ノアコインは詐欺だったのかな?
- ノアコインは現在はどうなっているのかな?
記事の前半ではノアコインとは何かを解説し、後半でノアコインから学ぶ詐欺の対策方法を紹介します。



今すぐに仮想通貨の取引を始めたいという人は「 詐欺コインを避けた仮想通貨の購入におすすめな取引所3選」を見てくださいね。
この記事でわかること
目次
ノアコインはフィリピンのICOコイン
ノアコインは2017年にフィリピンで誕生したICOコインです。
ICOコインって?
企業が資金調達のために発行する独自の仮想通貨
ノアコインは「フィリピンの社会問題を解決して、経済成長を支援するため」という理念のもとに誕生しました。
しかし、現在ではノアコインは詐欺コインだったと考えられています。
なぜなら、フィリピンで誕生したノアコインの参加者は日本人ばかりで通貨の宣伝には誇大広告が使われたからです。
以下でなぜノアコインが詐欺コインと呼ばれたのかをより詳しく見ていきましょう。
ノアコインが怪しい詐欺コインと呼ばれた4つの経緯
ノアコインが怪しい詐欺コインだと呼ばれた経緯は以下の4つです。
- 配当金が40年間受け取れるという謳い文句
- ノアコイン購入者に日本人投資家が多い
- ノアリゾートとノアシティを開発
- フィリピン大使館は「無関係」を宣言
1.配当金が40年間受け取れるという謳い文句
ノアコインは通貨保有者を対象に保有量に応じた利息を40年間付与すると発表しました。
通常、通貨の価格は日々変動するので40年間の配当が付与され続ける保証はありません。
実際、1年目の配当を受け取った人はいますが、ノアコインの価値が急落しているため、40年間の配当に意味がないことが分かるでしょう。
配当を受け取る条件が「ICOの参加者限定」だったことからもICO参加者を増やすための謳い文句だと非難されました。
2.ノアコイン購入者に日本人投資家が多い
ノアコインの購入者には日本人の投資家が多く存在していました。
なぜなら、理由は以下の2つです。
- ノアコインの関連資料の大半が日本語表記だった
- ノアコインの広告塔が日本人の泉忠司氏だった
通常、仮想通貨に関するプロジェクトやホワイトペーパーの表記は英語表記が一般的です。
しかし、ノアコインの関連資料は大半が日本語表記でした。
さらにノアコインの広告塔がネットビジネスで詐欺被害を起こしたことでも有名な泉忠司氏でした。
以上の事実から、ノアコインは海外からの注目度が低く、日本人向けの投資話であったと推測できるでしょう。
3. ノアリゾートとノアシティを開発
ノアコインのプロジェクトはフィリピン南部のミンダナオ島にノアリゾート、マニラ湾沿岸にノアシティを開発予定でした。
2つのエリアではノアコインが使用可能で、新しい2つの経済圏を作ることを構想していました。
しかし、ノアコインの価値が下がった現在は計画は停滞しているといえるでしょう。
4.フィリピン大使館は「無関係」を宣言
ノアコインプロジェクトはフィリピン大使館とは無関係です。
なぜなら、フィリピン大使館がフィリピンの中央銀行と証券取引委員会に確認を行い、無関係を証明したからです。






ノアコインの誇大広告の影響で、ノアコインは多くの日本人投資家の注目と信頼を集めました。
しかし、ICOの終了後に参加者からは反発の声が上がり、「ノアコインは詐欺だ」と言われ始めました。
ノアコインは返金騒動に発展
ノアコインはフィリピン政府からの警告を受けて第3回と第4回目のプレセールは延期しました。
ノアコインは事前購入権の販売があったために返金騒動に発展しました。
何らかの誤解に基づいてノアコインを購入し、いま現在思っていたものと違うために返金して欲しいという方は、ノアグローバルイノベーションサービスから全額返金していただけますので、下記にご連絡ください。
連絡先 info@noah-coin.com
返金受付期間は2017年7月10日から2017年9月7日までの60日間となっております。
また、返金をご希望なさった場合、
誠に申し訳有りませんが、ノアコインのプレセール期間での再購入は不可となりますのでご注意ください。(出典:ノアコイン 返金について【全文】)
フィリピン政府からの後ろ盾がないことが発覚したノアコインプロジェクトは投資家からの反発で返金騒動に発展しました。
結果として、希望者にICOで支払った資金を返金することが決定しました。
返金希望者は返金後のノアコインのプレセールには参加不可として返金が行われました。



ノアコインから学ぶ!仮想通貨取引のコツは2つ
ノアコインの騒動から分かる仮想通貨の取引のコツは以下の2つです。
- 仮想通貨の儲け話は注意!誇大広告は詐欺の可能性がある
- ICOコインは仮想通貨の取引に慣れるまでは手を出さない
1. 仮想通貨の儲け話は注意!誇大広告は詐欺の可能性がある
仮想通貨の取引に関する誇大広告に注意しましょう。
「必ず儲かる」「簡単に儲かる」などの甘い言葉は詐欺の可能性が高いです。
仮想通貨の取引には損失があるものだと思い、宣伝広告を簡単に信じてはいけません。
仮想通貨のICOプロジェクトは自分自身で公式サイトやホワイトペーパーで十分に情報収集を行なってから取引しましょう。
2. ICOコインは仮想通貨の取引に慣れるまでは手を出さない
ICOコインの取引は仮想通貨の取引に慣れるまでは始めないようにしましょう。
なぜならICOコインは認可なしで資金調達が可能で、安全なものばかりではないからです。
実際に、「全ICOコインの8割以上は詐欺である※」というデータもあります。
ICOコインは将来的に価格が大きく上がる見込みがあり、魅力を感じるでしょう。
しかし、仮想通貨の取引に慣れない初心者のうちは通貨の価値が不安定なICOコインへの投資はおすすめしません。
詐欺コインを避けた仮想通貨の購入におすすめな取引所3選
詐欺コインを避けた仮想通貨の購入におすすめ取引所は以下の3つです。
取引所名 | 取引手数料 無料 | 入金・送金手数料 無料 | 口座開設が早い | 通貨数が多い |
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![]() ![]() | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
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まとめ
- ノアコインは詐欺コインと呼ばれ、ICOの後に返金騒動へ発展した
- ICOコインは仮想通貨の取引に慣れるまでは手を出さない
- 仮想通貨の取引は国内の仮想通貨交換業者に認定された取引所で行うのが安心
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。