
仮想通貨で「億り人」という言葉を聞いたのだけど、どういう意味?
「億り人」と言われる人たちには、どんな人がいるの?
この記事を読めば、このような疑問を解決できます。
以下は記事のまとめです。
この記事でわかること
- 億り人とは?
- 2017年末~2018年始のメディアでの注目のされ方
- 億り人の有名人のその後と今
目次
仮想通貨の億り人(おくりびと)とは?
億り人(おくりびと)とは、仮想通貨の取引で「1億円以上の資産を得た人たち」のことです。
納棺師を描いた「おくりびと」(2008年)という映画からもじった言葉で、一時はネット上などで注目を集めていました。
億り人は2017年末よりメディアなどで注目され始めた
億り人は、2017年の仮想通貨バブルのころから使われるようになりました。
もともと「億り人」という言葉は、株やFXで億を儲けた人たちを指していたのですが、この時期より仮想通貨で稼いだ人たちを指すようになります。
以下の画像はGoogleトレンドで「億り人」と検索した際の結果です。
2017年末ごろより盛り上がりを見せています。
このころはちょうどビットコインなどの仮想通貨がメディアで注目され始めたころで、17年末から2018年の年始にかけて多く検索されています。
億り人や仮想通貨(ビットコイン)は当時どのように注目されていた?
当時はサラリーマンや主婦などが、少ない資金でスマホ一つで儲けている様子が話題となりました。
もちろん懐疑的な目を向けるメディアもありましたが、日本で仮想通貨が盛り上がっている現状を好意的に報道されている印象がありました。
とくに日本を仮想通貨先進国として印象づけるシーンも多くみられました。
なぜなら、実は日本は世界に先んじて仮想通貨を法律で定義しており、世界中の投資家から熱い視線が向けられていたのです。
また、2018年1月時点で仮想通貨取引全体の53%が日本円で占められることも後押しとなり、このことも日本=仮想通貨大国として日本人自身が認識するきっかけの一つになったといえるでしょう。
「寝ているだけでお金が増える」夢の通貨として注目されたビットコイン
ビットコインは2017年1月時点で10万円台でしたが、同年8月には50万円、12月25日時点では200万円を超えています。
たった数万円で購入したビットコインが、気が付いたら数百万円になっていることも珍しくなかったので、「寝ているだけでお金が増える通貨」として一般人の声を紹介することも少なくありませんでした。
一方でこのような状況に対して、「バブルなのではないか?」といった指摘も当然相次ぎました。
億り人になった人は「331人」
国税庁によると、「雑所得の収入が1億円超あったとした納税者のうち、仮想通貨の売買で収入を得ていた人が少なくとも331人に上る」と発表されています。
つまり億り人の数は331人ということです。
一方で「日本デジタルマネー協会」の理事を務める大石哲之(おおいし・てつゆき)さんのアンケート調査によると、2017年6月時点で仮想通貨で360人以上が1億円越えをしていることが明らかになっています。
2017年6月当時で300人以上なので、年末にはもっと増えているでしょう。
この項目では、そんな億り人たちの今を紹介します。
かつての億り人や仮想通貨投資家の有名人のその後・現在
イケダハヤトさん
有名ブロガーのイケハヤ(イケダハヤト)さんも億り人の一人です。
「まだ東京で消耗してるの?」というブログを運営していますが、一時は「まだ仮想通貨持ってないの?」というブログ名に変更するほど仮想通貨取引をオススメしていました。
しかし現在は仮想通貨への関心が薄れたようで、「まだ仮想通貨引退してないの?」というエントリーで記事を投稿しています。
この記事では実際のところまだ仮想通貨はやめていないと明言していますが、最近は仮想通貨に関するツイートも減っています。
このまま100億JPYくらいまで増やす予定です。 / 苦節1年、ついに億り人になれました! : まだ仮想通貨持ってないの? https://t.co/4w9KIgnnmw pic.twitter.com/uVRNEansQb
— イケハヤ@FIRE(セミリタイア)生活中 (@IHayato) January 4, 2018
ハイパーニートポインさん
つぎに億り人で有名なのが、ハイパーニートポインさんです。
ポインさんは会社員経験を経て、「ハイパーニート」として生活している仮想通貨界の有名人です。
いわゆるバブル後の2018年6月には『億り人ハイパーニートポインの仮想通貨1年生の教科書』(扶桑社)という本を出版し、現在も自身の経験を活かした投資アドバイスを精力的に行っています。
仮想通貨の億り人は、17年末より前に仮想通貨を購入していた人たち
残念ながら年末に仮想通貨を購入した人たちは億り人にはなれませんでした。
なぜなら2017年末に200万円台まで上昇したビットコイン価格は、現在40万円台に落ちているからです。
2017年1月の10万円台から比べるとまだまだ40倍と言えますが、高値より価格は大幅に下がっているので多くの人たちは損をしているでしょう。
仮想通貨で億り人を目指すためのオススメの取引所を紹介
ただ、投資の基本は「悲鳴で買って、歓喜で売る」です。価格が下がっている今はチャンスと言えます。
数万円程度から1億円儲けるのは難しいですが、100万円ほどであれば今でも十分に稼ぐことは可能と言えるでしょう。
なぜなら、仮想通貨の価格は再び上昇することが予測されているからです。
カナダの投資会社は「2021年にビットコインは2021年に2000ドルに到達する」と予測していたり、大手銀行のJPモルガンが独自の仮想通貨を発行していたりと、フィンテック企業だけでなく旧来型の金融機関も仮想通貨に大きな期待を寄せています。
初心者にオススメはGMOコイン!
初めての人でもトレード画面が使いやすいのと、ビットコインが手数料無料で購入できるのがオススメできるポイントです。
まずはGMOコインでトレードに慣れて、少しでも多く稼げるようになりましょう。
もし大儲けしてしまったら……税金に注意!
仮想通貨で儲けた場合、当然税金を支払う必要があります。
仮に1億円利益が出たとしても、最大税率の55%が税金で持っていかれます。手元に残る金額は4500万円です。
これを分かっているだけでも、お金の使い方が変わってくるので、ぜひ以下の記事をしっかり読んで儲けてしまったときに備えましょう。
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仮想通貨の億り人のまとめ
それでは記事のまとめです。
- 億り人は、仮想通貨で1億円以上儲けた人たちのこと
- 2017年末の仮想通貨の暴騰時に注目された
- 億り人の有名人には、イケダハヤトなどがいる
ここまで読んでくださりありがとうございました。
これらの情報があなたのお役に立てれば幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。
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