現在、世界には2,000を超える仮想通貨があります。
億り人を目指して投資をしたくても、何を選んだら良いか難しいですよね。

まだ価格が安く、将来性のある仮想通貨があるのであれば、買ってみたいですよね。
今回は今後、広がっていくかもしれない仮想通貨を紹介します。
トロンというクリエイターのために誕生した仮想通貨です。
不透明な部分も多い仮想通貨ですが、今後価格が上昇する可能性はあります。
将来性を含めてどのような仮想通貨なのかを見ていきましょう。
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目次
トロンはどんな仮想通貨?
まずはトロンがどのような背景で生まれた仮想通貨なのかをチェックしてみましょう。
2017年に公開された仮想通貨
トロンは2017年に誕生しました。
ビットコインが2009年に公開されているので、仮想通貨の歴史から考えると比較的新しい仮想通貨でしょう。
しかし、トロンの時価総額は10位(2018年12月現在)。イーサリアムから分裂したイーサリアムクラシックよりも上位につけています。
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開発者は中国のエリート
トロンの開発者はジャスティン・サン氏。
2011年に北京大学を卒業後、2013年にペンシルバニア大学で修士号を取得しています。
その後、中国の音楽ストリーミングサービスPeiwoの創業し、リップルの開発にも携わっていました。



トロンは、クリエイターがユーザーへ直接コンテンツを届けられる仕組みを作ることが目的です。
詳しく後ほど、説明をしますが、クリエイターにもユーザーにも嬉しい仮想通貨になることを目指しています。
トロンの現在の価格は?
それでは、次にトロンはいくらで買うことができるのかをチェックしてみましょう。
現在の価格は約6円程度
トロンは1TRXあたり、約6円程度で取引されています。(2018年12月現在)
2018年1月には26円で売買されていました。この時の上昇原因はマカフィー砲でした。






2017年12月末にトロンは紹介され、その後価格は大幅に上昇したのでした。



時価総額は10位の仮想通貨
また、トロンの時価総額は現在10位。(2018年12月現在)






ビットコインなどの有名な仮想通貨と比較すると順位は低いですが、まだ誕生から間もない仮想通貨です。
アップデートを予定していたり、大企業と提携をしていたりしているので、今後の発展が期待されています。
具体的にどのような特徴を持っているのかを、これから先で詳しく見ていきましょう。
トロンの特徴は?
ここまで、トロンの概要について簡単に説明をしてきました。
では、具体的にどのような特徴がある仮想通貨なのかを見てみましょう。
クリエイターを応援するための仮想通貨
トロンはクリエイターのために作られた仮想通貨です。
現在、クリエイターがユーザーに対してコンテンツを配信するには、何かしらを間に通す必要があります。



トロンではこれらがなくても、ユーザーにコンテンツが届くようにできる仕組みを作ろうとしているのです。






コンテンツ配信でICOができる
トロンはコンテンツを作ったクリエイター自身がICOをできます。



コンテンツを作ることでファンが増えれば、作成に必要な資金を集めやすくなります。
クリエイターにとってはありがたい特徴でしょう。



また、クリエイターが有名になれば、投資をしたユーザーにもメリットがあります。
クリエイターがICOしたトークンを欲しいと思う人が増えるので価格が上昇します。
どちらにも嬉しい機能を持っているのがトロンなのです。
注目度が高くわずか10秒で完売
2017年8月にバイナンスで最初のICOが行われた際は、わずか30秒で完売しました。
売り出されたトロンは5億TRX。約10~30億円相当です。
2回目のICOでは3億TRXがたったの10秒で完売しています。



大手マイニンググループがトロンに投資していたことで注目を集めていたのでした。
また、当時は仮想通貨自体の人気が高まっていた時期でした。億り人を狙って買った人が多かったのでしょう。
トロンのメリット
ここまではトロンの特徴やこれまでの経緯について説明をしてきました。



トロンはクリエイター向けの仮想通貨として発展が注目されています。
では他にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
詳しくチェックをしてみましょう。
6つのアップデートを予定している
トロンは2027年までに6つのアップデートを予定しています。
- Exudos(エクソダス)2017年8月~2018年12月
- Odyssey(オデッセイ)2019年1月~2020年6月
- Great Voyage(グレートボヤージュ)2020年7月~2021年7月
- Apollo(アポロ)2021年8月~2023年3月
- Star Trek(スタートレック)2023年4月~2025年9月
- Eternity(エタニティ)2025年9月~2027年9月
約10年間を使って、トロンを完璧な仮想通貨にしようとしています。
最終的にはトロンを使えば、自由にコンテンツやゲームを設計して作れるようになります。
ICOも自由にできるので、コンテンツやゲームに対して投資ができるのです。
この技術が完成すれば、トロンの実用性は広がっていくと見られており、期待が集まっています。
2018年1月末にエクソダスの完成が発表されており、同年10月にはオデッセイの状況が発表されています。
ちなみに、第4段階のアポロまでいけば、トロンでのICOが可能になるとのこと。
2023年にはひと山あるかもしれません。



パートナーが強い
出典:@GoSeedit
トロンは提携している企業が大手というメリットがあります。
開発者のジャスティン・ソン氏は、中国で有名なサービス、Peiwoの創業者です。
Peiwoは中国版のSHOWROOMと呼ばれており、クリエイターに対して投げ銭をするなどができます。
トロンの機能にぴったりのサービスを展開していることもあり、提携先としては相性が良いのです。



また、Seeditという決済システムとも提携をしました。
Seeditと提携したことで、Twitterを通じて送金ができるようになりました。
今後は通貨としても機能面が充実してくることが期待されているのです。
トロンのデメリット



もちろんトロンにはデメリットも存在しています。
次は問題点についてをチェックしておきましょう。
開発がなかなか進んでいない
2017年12月に開発に関する情報が公開されました。
その際、多くの人から開発がほとんど進んでいないのではないか?という指摘を受けてしまいました。
誕生直後ということもあるので、通常であれば大きな問題にはならないでしょう。
しかし、トロンは2027年までにアップデートしていく予定を立てています。
先が長い分、ペースに対して問題視する声があったのでした。



エクソダスは前倒しで完成しているので、問題はなさそうですが、いまだに不安に思っている人はいるようです。
ホワイトペーパーに盗作疑惑?
また、トロンは2018年1月に盗作が疑われました。
英語版のホワイトペーパー(仮想通貨の情報を記載している資料)が、ファイルコインという別の仮想通貨とほぼ同じだったのです。
ジャスティン・ソン氏は、中国語からの翻訳する際に起こったミスだと言っていましたが、これによってトロンは価格を一時下げることになりました。
現在は大手企業と提携していることや、時価総額が伸びていることから、疑惑はなくなっています。
しかし、今後もこのような懸念がないとも言えないでしょう。



また、同時期にジャスティン・ソン氏がトロンを売ったという疑惑も浮上していました。
不安点が全くない仮想通貨ではないのでしょう。
トロンは今後値上がりする?
ここまでトロンがどのような仮想通貨なのかを、メリットとデメリットとともに紹介してきました。
では。今後トロンの価格は上昇するのでしょうか?



トロンは発行枚数が1000億枚なので、ビットコインの2100万枚と比較すると多いです。
価格は上がりにくい仮想通貨と言えるでしょう。
その中でも、今後の価格に影響しそうなことをいくつか説明してみます。
LINEが運営する取引所に上場
出典:COINPOST
トロンはLINEが運営をしている取引所、BITBOXで取引をできます。






日本人は使えない取引所ですが、トロンは大手企業が運営をしている取引所で扱われています。
信頼という点では大きい要素でしょう。
提携先が広がっている
先ほどは大手の取引所が扱っている点について紹介しました。
その他にも、トロンは提携先が多いという特徴があります。
先ほど紹介した、PeiwoやSeeditもそうですが、代表的なものとしては以下が挙げられます。
- oBike(オーバイク)
- Game.com
- Baofeng
- GSC
オーバイクはシンガポールの自転車シェアリングサービスを提供している会社です。
サービスの支払い手段として、トロンを活用しようとしています。
Game.comは中国でオンラインゲームのプラットフォームを提供しています。
ゲームコンテンツを作る際にトロンの要素が活用される見込みです。



ほかにも、中国の動画配信サービスをおこなっているBaofengや、SNSを提供しているGSCなど、企業がトロンを活用している例が増えています。
今後、トロンを用いた事業拡大がされれば、注目はより集まるでしょう。
日本企業が取り入れ始めようとすれば、国内の取引所で売買できる日がやってくるかもしれませんね。






トロンを扱っている取引所は?
現在、日本の取引所ではトロンを扱っていません。
そのため、取引をするためには海外の仮想通貨取引所を活用しなければいけません。



購入するなら中国大手の取引所がオススメ
バイナンスは2017年に中国で設立された取引所です。半年で登録者は600万人を記録し、扱っている仮想通貨数は100種類以上。
利便性の高い取引所として、中国以外の国からも注目を集めています。
バイナンスのメリットは、取り扱い通貨の多さに加え、手数料の安さが挙げられます。
取引手数料は一律0.1%で安いです。また、バイナンスのトークンであるバイナンスコイン(BNB)で支払うと、手数料は0.05%になります。
余計にかかる費用が少なく済みますので、取引をする頻度が多い人には嬉しいですね。
また、資産保全のための施策として、ハッキング対策に非常に力を入れているところもメリットの1つでしょう。
徹底したセキュリティ対策で顧客資産を守っているのです。
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日本を思いやる【CZ】が創ったバイナンス(BINANCE)とは?
バイナンス(BINANCE)は、2017年7月に設立された世界に600万人のユーザーを抱える取引所です。設立からわずか半年で取引高が世界一になりました。
バイナンスの特徴や取り組み、口座開設方法について紹介していきます。続きを見る
トロンのまとめ
- トロンは2017年に誕生した仮想通貨。
- 開発者はジャスティン・ソン氏。リップルの開発にも関わっていた中国のエリート。
- トロンの価格は約6円(2018年12月現在)。2018年1月には約26円を記録していた。
- クリエイターを応援するために開発された。
- 今後6つのアップデートをして完成する。2027年を予定している。
- 中国はもちろん、国外の有力企業と提携をしている。
- 開発の進み具合を不安視されていた。また、盗作の疑いも浮上したことがある。
- LINEが運営する、韓国の取引所で取引できるようになった。
- 日本ではまだ取り扱っている取引所はない。
- トロンを買うならバイナンスがオススメ。
トロンは現在のところ、期待の価格で取引がされている仮想通貨です。
完成した時には、価格が大幅に上昇することでしょう。しかし、まだ不透明な点が多いのも事実です。
安全な取引をしたいという人は有名な仮想通貨を選んで取引した方が良いでしょう。
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日本で取引できるようになった際には、期待や注目度は今以上になることでしょう。
もしトロンで取引をしたいのであれば、日本の取引所での扱いが始まる前がオススメです。
今回の記事を参考にして、どの仮想通貨で取引をするかを判断してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。