目次
まず知りたい!Zaif(ザイフ)は安全な取引所?
人気女優のCMで話題となった、仮想通貨取引所のZaif。
バックアップデータ管理の強化など手厚いセキュリティ体制、16種類と豊富な取り扱い通貨で人気を集めています。
「Zaifって実際どうなの?」という疑問を持っている人のために以下の項目をまとめました。
- 安心して取引できるのか?
- 運営会社について
- 利用するメリット?
- 口コミや評判
- 見逃してはいけない落とし穴
- 口座登録の流れ
- 簡単売買と取引所の違い
Zaifは金融庁に認可された「仮想通貨交換業者」
引用:Zaif公式サイト
Zaifは金融庁に認められた「仮想通貨交換業者」なので、安心して利用できます。
運営会社のテックビューロ株式会社は、2017年9月に近畿財務局(金融庁の管轄)に「仮想通貨交換業者」として登録されています。
顧客資産の保護体制など、金融庁の審査をクリアし「安心して取引できる取引所」として認められました。
仮想通貨の市場はまだ新しいので、いざ取引しようにも
「なんか怪しいなぁ・・・」「なんとなく不安かも・・・」
そんなイメージがあるかもしれません。
でも国が認めたのなら、安心して利用できますよね。
ちなみに「仮想通貨交換業者」として認められた取引所はテックビューロ社のほか、株式会社bitFlyerや株式会社DMM Bitcoinなど全21社です。(2019年12月現在)
クリプト・フィンテック・ラボ = Zaifの運営会社
テックビューロ社は、暗号通貨技術とブロックチェーン技術に基づいたソフトウェアとサービスを開発しており、クリプト・フィンテック・ラボ(Crypto-Fintech Lab.)と自称しています。
「クリプト・フィンテック・ラボ・・?」
横文字でよくわかりませんよね。
でも、「フィンテック」は聞き覚えがありませんか?
フィンテックとは
cryptoは「暗号通貨(仮想通貨)」の意味です。
「仮想通貨を活用した金融技術」といえば、イメージしやすいでしょうか。
時代の最先端をゆく企業なんですね。
社名 | テックビューロ株式会社 |
設立日 | 2014年6月16日 |
本社所在地 | 大阪市西区 |
代表取締役 | 朝山貴生 |
主な事業 | 仮想通貨交換業、ICO国内ソリューション事業 |
Zaif 取り扱い通貨 | 販売所(簡単売買)と取引所:BTC(ビットコイン),MONA(モナコイン),ETH(イーサリアム),XEM(ネム) 取引所のみ:BCH(ビットコインキャッシュ), 各種トークン,COMSA |
Zaif 手数料(ビットコイン) | 現物取引:0円、信用取引:0円、AirFX:0円 |
Zaifの創業者は仮想通貨業界のインフルエンサー
創業者の朝山貴生さんは、2017年に唯一の日本人としてNEM.io財団の評議会員に就任したことで話題になりました。
また、BCCC(ブロックチェーン推進協会)の副代表理事を務めるなど日本の仮想通貨業界で影響力を持つ人物です。
109億円を調達したICOプラットフォーム「COMSA(コムサ)」
テックビューロではZaifのほかにも、企業のICOの支援や企業の持つ アセット の トークン 化を支援する プラットフォーム 「COMSA(コムサ)」を展開しています。
トークン
ICO
ICOは新規でトークンや仮想通貨を発行する際に、すでにある仮想通貨で資金を集めるもので「トークンセール」などと呼ばれています。
ICOを行うと、発行されたトークンを仮想通貨で購入できます。
証券取引所に企業が新規株式上場するIPOをイメージすると分かりやすいです。
トークンは株式のようなものです。
COMSA自身がCMS(コムサ)というトークン(イーサリアムベースのCMS/ETH, ネムベースのCMS/XEMの2種)を発行し、2017年10月2日~11月6日にトークンセールを行いました。
その結果、約109億円の資金調達をしています。
2017年11月7日にICO協議会が行った第1回メディア向けの報告会で、朝山貴生さんはこのように報告しました。
一般的に取り上げられるリストで比較すると、COMSAのICOは歴代7位の金額の売上を実現することができました。また、購入希望者によるアクセス数は、通常のWebサイトではありえない秒間1万アクセスを記録。これは仮想通貨取引所が受けたDDoS攻撃にすら匹敵する数字です
引用:マイナビニュース
ICO歴代7位の調達額がCOMSAへの期待の高さを物語っています。
Zaifの評判は?利用者の口コミまとめ
Zaifを実際に使った人の口コミでは「手数料が安い」「取り扱い通貨が豊富」などの声があがる一方、サーバーやシステムのトラブルに関する不満の声がありました。
ポジティブな評価
ネガティブな評価
口コミは全て「みんなの評判ランキング」より抜粋しました。
これは知っておきたい!Zaifを利用する4つのメリット
Zaifはこんな方にオススメです。
- いろんな種類の仮想通貨を購入したい
- 取引手数料を安くしたい
- 仮想通貨で積立投資をしてみたい
Zaifを利用する4つのメリットを具体的に見ていきましょう。
ユーザーの通貨をしっかり守る、安心のセキュリティ体制
Zaifの大きな強みともいえるのがセキュリティです。
仮想通貨取引でいくら稼いでも、取引所で保管される仮想通貨が盗まれたり、紛失するようなことがあれば元も子もありません。
Zaifはこのようなリスクに備えて、シリコンバレーで金融サービス開発に携わっていた人材を採用するなどセキュリティ強化に強い信念を持って対応しています。
Zaifがうたっているセキュリティ体制を抜粋しました。
① 預かり暗号通貨管理の強化
お客様からお預かりした暗号通貨残高のうち、流動しないものについてはシステム内からは完全に隔離された状態で複数箇所に分けてオフライン保管(Cold Storage)され、その再移動には権限を持った複数管理者の電子署名(Multi-Signature)が複数段階に渡り必要となる内部統制制度を導入しております。
② ユーザー情報やバックアップデータ管理の強化
ユーザー情報やバックアップデータについても、その移行や読み出し、復元にも権限を持った複数管理者の電子署名(Multi-Signature)が複数段階に渡り必要となっております。
③システムインフラの堅牢(けんろう)性強化
取引所システムを複数層に渡って外部から遮断し、内部への侵入が実質的に不可能なシステムセキュリティ環境を構築しております。よって、データベースなどには、外部から一切アクセスが不可能となっております。
④お客様預かり金の分離
経営資金と、お客様からの預かり金を完全に分離して管理しております。その預かり金が会社の運営やその他の利殖などの資金運用に流用されることは一切ありません。
⑤リスク管理やセキュリティ対策の強化
開発チームには、シリコンバレーで金融サービス開発に携わっていた人材が採用され、欧米型の数理モデルによる不正検知が導入されているほか、日本の金融事情に特化した不正対策も施し、国際的なAML(AntiMoney Lanundering=マネーロンダリング対策)や、KYC(顧客確認)基準にも積極的に対応しております。
引用元:Zaif公式サイト
セキュリティ体制がしっかりした取引所を選ぶことが、稼ぐための絶対条件といって間違いないでしょう。
【2018年9月22日追記】70億円分の仮想通貨を流出させたことが発覚
安全な取引をうたっていたZaifですが、残念なことに2018年9月14日にハッキング被害にあってしまいました。
被害額は約70億円です。
入出金用ホットウォレットの一部が外部からの不正アクセスによりハッキング被害を受け、弊社が管理する仮想通貨のうちの一部が外部に不正流出させられたことが判明しました。
引用:PRTIMES
流出した通貨は、ビットコイン、モナコイン、ビットコインキャッシュの3種。
それぞれの被害額は下記の通りです。
- ビットコイン:約42億5千万円
- モナコイン:約6億7千万円
- ビットコインキャッシュ:約2.1億円
流動しない通貨はオフライン管理(コールドウォレットでの保存)をうたっていたZaif。
今回ホットウォレットからハッキングを受けた形です。
流動する資産としてこれほどの額を入れておく必要があったのでしょうか。
【全16種】国内取引所No.1通貨数!Zaifだけのトークンも
引用:Zaif公式サイト
取引所 | 取り扱い通貨数 | 取り扱い通貨 |
---|---|---|
Zaif | 16種類 | BTC,ETH,BCH,XEM, MONA,ZAIF,XCP,BCY, SJCX,FSCC,PEPE,CASH, CICC,NCXC, JPYZ,CMS/ETH,CMS/XEM |
bitFlyer | 7種類 | BTC,ETH,ETC,LTC, BCH,MONA,LSK |
Coincheck | 9種類 | BTC,ETH,ETC,LSK, FCT,XRP,XEM,LTC,BCH |
GMOコイン | 5種類 | BTC,ETH,BCH,LTC,XRP |
DMM Bitcoin | 7種類 | BTC,ETH,XEM,XRP,LTC,ETC,BCH |
QUOINEX | 5種類 | BTC,ETH,BCH,QASH,XRP |
BITPOINT | 5種類 | BTC,BCH,ETH,LTC,XRP |
bitbank | 6種類 | BTC,XRP,LTC,ETH,MONA,BCH |
BTCBOX | 4種類 | BTC,BCH,ETH,LTC |
表の通り、Zaifは国内取引所の中でも取り扱う仮想通貨の数が圧倒的に多いことで有名です。
取り扱い通貨は全16種類で、Zaifでしか取り扱っていない通貨もあります。
仮想通貨はBTC(ビットコイン)やETH(イーサリアム)など全5種を扱っていて、仮想通貨以外に トークン を多数取り扱っています。
Zaifが取り扱う通貨一覧は以下の通りです。
仮想通貨(全5種) | BTC, ETH, BCH(ビットコインキャッシュ), XEM(ネム), MONA(モナコイン) |
トークン(全9種) | ZAIF(ザイフトークン), XCP(カウンターパーティー), BCY(ビットクリスタル), SJCX(ストレージコインX), FSCC(フィスココイン), PEPECASH(ペペキャッシュ), CICC(カイカコイン), NCXC(ネクスコイン), JPYZ(ゼン) |
COMSA(全2種) | CMS/ETH, CMS/XEM(CMSトークン) |
いろんな種類の仮想通貨で取引したい人にはオススメの取引所です。
ビットコインの取引手数料が0円!低コストでお得
Zaifは2017年、ビットコイン決済時の取引手数料を取引額の-0.01%(マイナス)にしたことで話題になりました。
2018年6月には手数料の変更を行い、マイナス手数料はなくなり「0%(無料)」をうたっています。
ただ、手数料にはいくつかのパターンがあります。
Zaifでは簡単売買(販売所)の取引手数料は0円ですが、取引所では通貨の取引形態によって手数料がかかる場合があります。
取引所では、注文板に出ていない価格を指値で注文(売買いずれも)する人をmaker、注文板に出ている価格を指値で注文(売買いずれも)する人(成行注文も含む)をtakerと呼び、このそれぞれにmaker手数料とtaker手数料が設定されています。
Zaifではビットコインのみ、maker手数料/taker手数料ともに0円(0%)ですが、それ以外の通貨はtaker手数料に0.01%~0.3%がかかります。
引用:Zaif公式サイト
Zaifはビットコイン以外にも取引所で取引できる通貨( アルトコイン )が多いです。
アルトコイン取引をする際、他社の取引所と比較するとmaker手数料/taker手数料がかかったとしても割安だと言えるでしょう。
ZaifとbitFlyerの手数料を比較してみました。
取引所 (取引所機能) | Zaif (maker手数料) | Zaif (taker手数料) | ビットフライヤー (maker,takerなし) |
---|---|---|---|
ビットコイン/円 | 0% | 0% | 0.01% ~ 0.15% ※100万円未満は0.12% ~ 0.15% |
ネム/円 | 0% | 0.1% | 扱いなし |
モナ/円 | 0% | 0.1% | 扱いなし |
ビットコインキャッシュ/円 | 0% | 0.1% | 扱いなし |
イーサリアム/円 | 0% | 0.1% | 扱いなし |
取引所でのビットコインの売買は、手数料が一切かからないZaifがオススメです。
bitFlyerのビットコイン取引所での手数料は0.01%~0.15%ですが、100万円未満の取引売買の場合、0.12%以上かかるので注意が必要です。
仮に取引所で、1BTC(75万円相当)の買いが成立した場合、50万円~100万円未満の取引=0.12%かかるので9円の手数料です。
手数料を侮ってはいけません。1回の取引ではわずかな手数料でも、何度も取引をすればその分手数料が増えてしまいます。
短期間に頻繁に売買するような、取引手数料を安くしたい人には嬉しいですね。
【日本で唯一】仮想通貨の長期投資「Zaifコイン積立」
「仮想通貨で積立?」と驚いた方もいるかもしれません。
相場の動きが大きい仮想通貨だからこそ、将来的な価値向上が期待できる仮想通貨だからこそ、より長いスパン・低リスクで取引できるの積立投資は魅力的と言えます。
「ビットコインに興味はあるし、買ってみたいけど、取引所でのやりとりはめんどう、売買のタイミングもわからない」「暗号通貨に将来性を感じるので、金やプラチナのように積立したい」などの希望を叶えるのがZaifコイン積立です。
引用:Zaif公式サイト
Zaifコイン積立は、毎月決まった金額が銀行口座から引き落とされ、毎月一定額を買い続けます。
一定金額を買い続ける「ドル・コスト平均法」による投資を採用しているので、相場の上げ下げに関わらず、一定額を買い続けるので方法なので低リスクで投資が可能です。
引用:Zaif公式サイト
短期的に大きく稼ぐことは難しいですが、長期的に積立保有してしっかり利益を確定するタイミングを待てるのがメリットです。
仮想通貨で積立投資をしてみたい人にオススメです。
2018年に受けた2度の業務改善命令
さまざまなメリットをお伝えしたZaifですが、常に順風満帆というわけではありません。
2018年3月8日、金融庁はテックビューロ(Zaif)を含む全7社に業務改善命令を出しました。
テックビューロが受けた具体的な改善指示内容は以下の2点でした。
- 実効性あるシステムリスク管理態勢の構築
- 適切に顧客対応するための態勢の構築
これには以下のようなシステム面での問題があったためと考えられます。
- Zaifのチャート上でのみビットコインの値段が瞬間的に大幅下落したこと
- ビットコインの価格が一時的に0円と表示されていたこと
これを受けてテックビューロは2018年3月22日に、近畿財務局(金融庁管轄)に業務改善計画書を提出しています。
二つの大きな課題について、それぞれ進行上のステップを設け、約三ヶ月ごとにシステム面、お客様対応面を改善・向上させ強化していくための具体的な施策を打ち立てて、2018年3月22日に業務改善計画書を近畿財務局へ提出いたしました。
さらには2018年6月22日、大手のビットフライヤーやテックビューロなど6社が金融庁から業務改善命令を受けます。
テックビューロは2度目の処分となりました。
このとき受けた具体的な改善指示内容は以下の6点です。
- 経営管理態勢の構築
- 法令遵守態勢の構築
- マネー・ローンダリング及びテロ資金供与に係るリスク管理態勢の構築
- 利用者財産の分別管理態勢の構築
- 利用者保護措置に係る管理態勢の構築
- 仮想通貨の新規取扱等に係るリスク管理態勢の構築
テックビューロはこれに対して2018年7月23日、近畿財務局に再度業務改善計画書を提出しました。
6月22日(金)に近畿財務局から業務改善命令を受けた件につきまして、本日7月23日(月)に近畿財務局へ業務改善計画書を提出いたしましたことをご報告いたします。
改めまして、全社一丸となって改善を実施し、お客さまの信頼回復に努めてまいります。
引用:Zaif公式サイト/Zaif Exchange / お知らせ
仮想通貨取引所として外部から仮想通貨を守ることは不可欠なことですが、ユーザーが安定した取引ができることも同じように大事だと言えます。
【2,000兆円男を生み出した】ビットコインが0円で買えるシステム不具合
2017年2月16日、Zaifは、簡単売買(販売所)でビットコインが0円で購入できるシステム不具合を起こしました。
これは業務改善命令を受ける発端となった事件でもあります。
2017年2月20日に、公式サイトでその報告とお詫びをしています。
2018年2月16日夕方頃、当社サービスである「簡単売買」上の価格計算システムに不具合が生じ、ゼロ円で仮想通貨の売買が出来る状態が発生しましたこと、また、それに伴い板情報が異常値を示したことに関して、お客様に多大なご心配とご迷惑をお掛けしたことを、深くお詫び申し上げます。
引用:Zaifr公式サイト
この不具合のときに7名のユーザーが0円でビットコインを購入しています。
中でも21億ビットコイン(円換算で2,200兆円以上)を購入し話題となった麺屋銀次さんという男性は、YouTubeでトラブル時の模様とZaifの管理画面上の残高(当時)を公開しています。
システムにも携わっている方で、この現象を発見しすぐに「バグだ」と思いZaifに問い合わせたにも関わらず「何の説明もない」と憤っています。
動画では「Zaifは他社と比較してセキュリティや認証関係が強いから使っている」と話していますが、システムの弱さを露呈する形となりました。
Zaifはこの不具合に対して以下のような対応をしました。
■対策
1.当該システム不具合に対しては、不具合発生中から即時対応を開始し、修正を実施。以降、正常に稼働しております。
2.ゼロ円で購入された売買については、システムの異常によるものですので訂正扱いといたしまして、お客様の残高データについても修正を行いました。
結果的に不具合が起こる前の状態となりました。
一方でZaifの利用規約では以下のように、システム不具合の際は 約定 を取り消すことができると明記しています。
第9条 取引
⑦当社は、システムの異常による本サービスにおける本サービスで取り扱う仮想通貨に係る約定を取り消すことができます。その際、当社は、当該取消その他本サービスに関連して本会員が被った損害につき、賠償する責任を一切負わないものとします。
これを見ると規約内の対応となりますが、ユーザーがより快適に使えるように、このような不具合を起こさぬよう期待したいところです。
Zaif口座の登録方法
Zaifの口座登録(アカウント登録)は無料でカンタンにできます。
大きく2つのSTEPに分かれます。
STEP1<アカウント登録>
・メール登録
・基本情報の入力
・本人確認申請
STEP2<本人確認・二段階認証>
・PINコードの入力
・二段階承認
STEP1では免許証など身分証明書が必要です。
STEP1完了後、数日でZaifから認証コードを記載したハガキが届きます。
本人確認書類登録後、1営業日で審査が完了します。
以前は登録までに時間がかかることが問題となっていましたが、現在は解消されています。
詳しくはYouTube動画をご覧になって実践してみてください。
【2018年10月に終了】Zaifのアプリ取引
Zaifはアプリ展開をしていましたが、以下の通り配信終了の告知がされています。
誠に勝手ながら、2018年10月15日(月)をもって、iOS/Android上で配信中のスマートフォンアプリ「Zaif」を配信終了いたします。
引用:Zaif お知らせ「スマートフォンアプリの配信及びサポート終了のご案内」
現在スマホで取引する場合は、ブラウザから直接Zaifサイトでログインするか、アプリ内からブラウザ表示し、ログインして取引をする必要があります。
【実際に取引してみよう】簡単売買と取引所
仮想通貨取引所は、機能として販売所と取引所がありますが、Zaifはどちらの機能も持っています。
Zaifでは、販売所=簡単売買と呼んでいます。
取引所はユーザー間で行う取引で、簡単売買はZaifが保有している仮想通貨と売買します。
取引所では、出した注文の価格で取引相手が現れるまで成立しませんが、簡単売買では決まった金額(価格変動はします)で即時売却、即時購入が行えます。
但し、Zaifの保有している通貨でのやり取りになりますので、1回の売買上限が50万円分相当、1日の上限が5000万円までです。
引用:Zaif公式サイト
簡単売買では決まった金額で買えるメリットがありますが、購入価格と売却価格の差( スプレッド )が大きいのがネックです。
一方で取引所は、指値で取引相手が現れるまで取引ができないですが、簡単売買と比較すると割安で手に入れることができます。
以下は簡単売買(販売所)でのビットコインの購入価格と売却価格(ほぼ同タイミング)です。
1ビットコインを買える値段が726,743円に対して売れる値段が680,114円と、その差=スプレッドは46,629円。
仮に1ビットコインを誤って買ってすぐに売ってしまえば、46,629円の損失です。
一方、取引所は常に買いたい人と売りたい人が取引をしています。
以下は簡単売買の画像とほぼ同タイミングの取引所の状況です。
以下は簡単売買の画像とほぼ同タイミングの取引所の状況です。
このタイミングでは、1ビットコインあたり703,400円台で 約定 しています。
簡単売買(販売所)で買うと726,743円、取引所で買うと703,465円、その差額は23,278円。
これなら取引所で買った方がお得です。
仮想通貨を「指定する値段」で「確実に手に入れたい」場合は簡単売買が確実ですが、それ以外は基本的には取引所を使用するとよいでしょう。
ちなみにZaifの取引所で取引できる主要通貨は、ビットコインのほかモナコイン、ネム、イーサリアム、ビットコインキャッシュと全5種あります。
主要通貨 | 簡単売買 (販売所) | 取引所 |
---|---|---|
ビットコイン/円 | 〇 | 〇 |
ネム/円 | 〇 | 〇 |
モナコイン/円 | 〇 | 〇 |
イーサリアム/円 | 〇 | 〇 |
ビットコインキャッシュ/円 | 〇 |
それ以外のトークンやCOMSAはすべて取引所のみで扱っています。
bitFlyer(ビットフライヤー)と比べると?
同じようにビットフライヤーも取引所と販売所の両機能がありますが、取引所ではビットコインしか取引ができません。
主要通貨 | 販売所 | 取引所 |
---|---|---|
ビットコイン/円 | 〇 | 〇 |
イーサリアム/円 | 〇 | |
イーサリアムクラシック/円 | 〇 | |
ライトコイン/円 | 〇 | |
ビットコインキャッシュ/円 | 〇 | |
モナコイン/円 | 〇 | |
リスク/円 | 〇 |
ビットコインの取引は取引量が多いビットフライヤーをオススメしますが、それ以外のアルトコイン(イーサリアムやモナコインなど)はZaifでの取引をオススメします。
以下はビットフライヤーのビットコイン販売所(Zaifとほぼ同タイミング)の買値と売値です。
1ビットコインを買える価格が719,086円に対して売れる価格が701,816円と、その差=スプレッドは17,270円。
Zaifよりもその差はかなり小さくなっています。
ビットフライヤーの(上記とほぼ同じタイミング)ビットコイン取引所の状況です。
約定価格は販売所よりは安くなっていることがわかります。
取引所での取引価格は、Zaifとビットフライヤーのどちらが安いとは一概に言えないため気になる方は比較しながら取引するとよいでしょう。
Zaifのまとめ
いかがだったでしょうか。
仮想通貨は発展途上で色々問題はありますが、大きな利益を出せる可能性がある投資です。
Zaifを運営するテックビューロとは?
- 金融庁が認可した日本有数の「仮想通貨交換業者」
- 暗号通貨(仮想通貨)を軸にしたクリプト・フィンテック・ラボ
- ICOプラットフォーム「COMSA(コムサ)」が上場後に109億を資金調達
Zaifを利用するメリットとは?
- ユーザーの通貨をしっかり守る、安心のセキュリティ体制
- 取り扱い通貨は全16種類、Zaifだけのトークンもある
- 取引手数料が無料!取引回数が多い人には嬉しい
- Zaifコインの積立投資ができるので低リスクでビットコイン投資をしたい人にはオススメ
忘れてはいけない問題点は?
2018年に金融庁から2度の業務改善命令を受け、いずれも改善計画を提出している。
国内の取引所では特にセキュリティに力を入れているZaifですが、システム上ではまだ不安定な部分もあるようです。
とはいえ、他社を圧倒する通貨数や低リスクで積立ができるのも魅力的。
まずは無料で口座を作って少額から初めてみてはいかがでしょうか。